内側に耳を澄ます つれづれノート36 (角川文庫)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041088227

作品紹介・あらすじ

生活においても仕事においても、どこまで素の自分に近づけるか、生涯それを追求するという旅を私は続けていける。1年後のことは分からない。誰も知ることはできない。つれづれノート第36弾。

感想・レビュー・書評

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  • お子さんたちとの話がすごく少なくなった感じがして寂しい。庭仕事の話が多い。「もうこっちから人に会いにはいかない」とか、なんとなくちょっと浮世離れしてきたような気も。
    でも、なんか、わからなくはないなあと。
    「この先もう楽しいことはないってわかったから、なにか楽しいことを自分で見つけないとと思って、それほどやりたいわけでもないけど庭仕事をしてる」とかって書いていたのには悲しく共感した。それほど、やりたい!ってわけでもなくても、続けていれば、楽しいと思っていれば、楽しくなってきたりするものだし。。。
    あと、「人生において、自分が願っていたすごいことを、何かや、誰かが、私にくれない」っていう文章にもしみじみ共感した。銀色さんとはもちろんレベルが違うし、そもそもわたしは人生に「すごいこと」とかは望んでなかったけど、それなりに楽しくやっていけるのでは、やっていきたいと思っていたけど、それは甘かったと思うから。

    そんなに、読んでて楽しい、っていう感じじゃなかったけどときどきはっと共感するものがあるっていう巻だった。庭仕事に興味あったら楽しいのかも。。。

  • ずーっと当たり前に訪れていた日常生活。
    行きたいところにお出かけして、好きなことをする。
    それができない未来があるなんて思ってもみなかった。

    「やはり人の力はすごい。
    そう。人の言葉。人の心。人。人。いつも人なんだ。」
    こんな時は特に、本の中の言葉だったり、友達の言葉だったり、人の言葉の力に励まされ、救われる。

  • いままではこうでした、という内容が多くて、つれづれノートファンからすると珍しい内容

  • 一時期離れていましたが、復活。
    ちょっと昔の感じが戻ってきたかも。ここ10年くらいは、どこにいくのか、ぶっ飛んでるというより、失礼ながら支離滅裂というか見てられない気持ちでした。それを包み隠さないのが醍醐味なんですけどね。
    外見だけじゃなく、色々としげちゃんに似てきて、なんかしみじみします。また次も読もうかな。

  • 惰性で意地になって読み続けてるシリーズ。もうやめていいやと思いつつも子供のことが気になり読んでしまう。ちなみにこの巻では姉が26、弟が20ってことは30年近く読んでたのかと驚き。

  • ちょっとした共通点が見つかると嬉しくなる。
    今回は、掃除機。
    私も現在ミーレの掃除機を使っていて、ダイソンに買い換えようかなあと思っていたところ。
    ダイソンに買い換えるよう背中を押された感じ。☺️

  • 銀色さん、宮崎での庭作りに余念がなくだんだんターシャ・テューダー化してきている。
    欲しい苗や植木を躊躇なく買える経済力がうらやましい。
    2年後には(サクが大学卒業の頃?)宮崎に引っ越しするらしい。
    プール仲間のQPさんや、ガンジーさんとはお別れだね。
    でも、この二人もしょっちゅう海外旅行しててみんなセレブっぽい。
    さすがにお年頃でNGが出たのか、カーカとさくの写真がなかったのが残念。
    しげちゃんも90歳過ぎても本好きで元気そう。
    ”外的要因に左右されない個人的幸福の試み”を改題して”力をぬいて”近く出版するそう。この本も楽しみ〜。

  • お子さんたちも手を離れ、だんだん年齢を重ねて、人付き合いも少なく、自然に癒されるようになってきて、穏やかになってきました。一時期危なっかしい感じだったので一安心です。
    老いを受け入れ、のんびりと。私もこうありたいものです。
    それにしても、あんなにたくさん苗を購入して植えて、羨ましい。

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著者プロフィール

詩人・エッセイスト。作詞家としてデビュー。その後、詩人として数々のロングセラー詩集を発表。エッセイ・シリーズ「つれづれノート」が好評を得る。

「2023年 『退屈ピカリ つれづれノート43』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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