- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041088258
作品紹介・あらすじ
顔を新聞紙で包まれ口に印刷用活字を押し込まれた遺体が発見された。被害者の自宅からは謎の暗号文も見つかり、理沙たちは文書捜査を始める。一方の矢代は岩下管理官に殺人班への異動を持ち掛けられ……!?
感想・レビュー・書評
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麻見和史『愚者の檻 警視庁文書捜査官』角川文庫。
警視庁文書捜査官シリーズの書き下ろし。今回は暗号が事件の大きな鍵を握ることから文書解読班らしい活躍が描かれ、なかなか面白いストーリーだった。鳴海理沙のほか、矢代と夏目がいい味を出している。
古新聞に頭部を包まれ、13本の『仁』の文字の金属活字が口内に詰め込まれた他殺死体、さらには11本の『産』の文字の金属活字が口内に詰め込まれた他殺死体が発見される。鳴海理沙は僅かな手掛かりから事件の核心へと迫るが……
本体価格680円
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エピソード・ゼロを含め、シリーズ、第六弾。
古新聞に頭部を包まれ、口に『仁』の金属活字を押し込まれた遺体が発見された。
鳴海 理沙たち文書解読班が、捜査に乗り出し、新聞や金属活字を調べ出す。
新聞記事から、ある事件で刑務所に収容されたある関係者を発見し、面会に赴く。
そうこうするうち、第二の遺体が発見される。
その遺体は、ある地図で頭部を包まれ、口には『産』の金属活字が押し込まれていた...
今回は、岩下管理官から八代への班解体に絡むアプローチがあったり、今回も波乱万丈ですね。
最後は、いつもの文書解読班になり、良かったですね。 -
文書捜査官鳴海理沙が率いる文書解析班が新たな犯罪捜査に挑む‥。なんだかチームとしてのまとまりが出てきた今回の回、暗号解析はちょっと理解が難しかったけど、事件の全容は思いがけない内容でした。
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2月-12。3.0点。
文書捜査官シリーズ。顔を4年前の新聞紙でくるまれ、口に活版印刷の活字を突っ込まれた遺体が見つかる。
文書捜査官達も捜査に加わるが。
チームの一体感が出てきた。さらりと読める。
犯人は、途中から何となくわかったが、まあまあ面白い。
次作も期待。 -
岩下の誘いに対する矢代の判断にはホッとした。これで文書解読班の団結も強くなりそう。がんばれサブリーダー。
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かなり猟奇的な連続殺人事件かつ、無差別テロの可能性も煽りながら判明してみれば意外にも個人的な恨みが原因で、しかも序盤の伏線によってある程度予想ができる結末でした。
文書操作という切り口は良いのに、事件の真相といい、思わせぶりな岩下管理官といい、もう少し深みが欲しいところです。 -
2022.10.2-556
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シリーズ第6弾。文書解読を無理に入れ込んでいる感じ。シリーズものの難しさ。
著者プロフィール
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