赤い部屋異聞

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 131
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041088302

作品紹介・あらすじ

日常に退屈した者が集い、世に秘められた珍奇な話や猟奇譚を披露する「赤い部屋」。新会員のT氏は、これまで九十九人の命を奪ったという〈殺人遊戯〉について語り始める。少しも法律に触れない、安全至極な殺人法とは――そして恐るべき身の上話ののち、仰天の結末がT氏を待ち受けていた!(「赤い部屋異聞」) 乱歩の名作をアレンジし、どんでん返しのつづら折りが見事な表題作ほか、都筑道夫のホラー短編を下敷きにした“決して最後まで読めない本”の怪異譚「だまし舟」(書き下ろし)など、マニアであれば二度おいしい、絶品揃いの全九篇。

感想・レビュー・書評

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  • 法月さんの本は結構難しい話多いけど、この短編集は読みやすかった。どれも不思議な感じのミステリ。「対位法」と「まよい猫」が好き。

  • 国内・国外名作ミステリーをオマージュした短編9編。

    各短編の後に「細断されたあとがき」として解説やどのような工夫があったか書かれていて、これも興味深い。
    最後に明かされる謎解きにどきりとするホラーっぽい要素もあり。
    「対位法」の構成が好き!

  • 法月先生、ありがとう。ミステリスキーとして、今作に出会えたことは望外の喜びです(感涙)。
    本作に収められた9作の短編全てが私のドツボを押さえに押さえてくれました。
    作品の感想がイコールネタバレになるのはミステリの宿命ですが、本作に関しては特にその傾向が強いので、多くは語りません。
    ただ一言言えるのは、新刊で買って読む価値のある推理小説ということです。
    強く強くオススメします!


    【簡単な内容まとめ】
    ◉赤い部屋異聞…プロバビリティの犯罪。面白おかしく犯罪に手を染めた男の告白と、その末路。
    ◉砂時計の伝言…殺害された被害者の視点。最期に砂時計をひっくり返した彼が示そうとした犯人。
    ◉続・夢判断…二人の人間の夢が交錯する謎。
    ◉対位法…作中作。ある本を読む二人の最後。
    ◉まよい猫…猫と人間の入れ替わり。猫(人間)は密室からどう抜け出したのか?
    ◉葬式がえり…怪談ミステリ。タブーを犯した男達が目撃した、物の怪よりも恐ろしい妻の姿とは。
    ◉最後の一撃…ひどい
    ◉ だまし舟…読みたくても読めない本の謎。
    ◉名探偵誕生…悪魔との契約で「絶対に真相に辿り着く能力」を手に入れた男が、探偵としての絶頂を迎えた後に望んだ意外すぎる結末。

  • 古今東西の名作に対するオマージュをテーマにした短編集。
    各短編の末尾に『あとがき』として、元ネタとなった短編と、収録作の解説がある親切設計だった(巻末にまとめて〝あとがき〟でも、個人的には気にならないが)。
    元になった短編を知らなくても、切れ味鋭いミステリで面白い。知っていれば、どういう風に変化したかを楽しめる。色々な読み方が出来る。

  • 【収録作品】赤い部屋異聞/砂時計の伝言/続・夢判断/対位法/まよい猫/葬式がえり/最後の一撃/だまし舟/迷探偵誕生

  • 表紙からもっとホラー色が強い短編集だと思っていたら違った。
    乱歩の「赤い部屋」以外はオマージュの元ネタがわからないまま読んだので、消化不良気味かもしれない。とはいえ、元ネタを知らなくても楽しめた。
    「だまし舟」と「迷探偵誕生」がいい。

  • 2020.7.8読了。

  • 国内外名作ミステリへのオマージュ短篇集。

    ミステリ廚は勿論、ライト層でも十分楽しめる力作揃い。私は全ての原作を知らなかったが無問題でした。

    各出典や舞台裏を語られる「細断されたあとがき」で2度美味しい。

    「まよい猫」「迷探偵誕生」が大好き。

  • 数々の名作を下敷きにして描かれたオマージュミステリ短編集。元ネタを知らなくても充分に楽しめ、もちろん知っていればさらに面白く読めるのでしょう。個々の物語に随時「細断されたあとがき」として解説のようなものがついているのも読みやすくて良いと感じます。
    お気に入りは「葬式がえり」と「だまし舟」。どちらも不気味なホラーめいた雰囲気があるのが好きなところ。読み終わった後も寒いものがじっとりと残る印象です。
    「最後の一撃」も実に印象的でした。なんといってもミステリファンとして、こんなことやられたら……そりゃあ地獄だ。

  • 面白い

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著者プロフィール

法月 綸太郎(のりづき・りんたろう)
1964年島根県生まれ。京都大学法学部卒業。’89年『密閉教室』でデビュー。’02年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞、’05年『生首に聞いてみろ』で第5回本格ミステリ大賞受賞。ミステリー評論でも高い評価を得ている。近著に『法月綸太郎の消息』、『赤い部屋異聞』など。


「2020年 『7人の名探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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