暴虎の牙

著者 :
  • KADOKAWA
4.75
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 122
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041088975

作品紹介・あらすじ

広島のマル暴刑事・大上章吾の前に現れた、最凶の敵。愚連隊「呉寅会」を率いる沖虎彦の暴走を、大上とその愛弟子である日岡は止められるのか? 著者の人気を決定づけた警察小説『孤狼の血』シリーズ、ついに完結!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いやぁ。もうね、広島ヤクザと警察の戦いは柚月劇場で決まりだね。
    どうやって取材するんだろ、と心配になるくらい生々しいというかリアルというか、広島怖いというか。
    実際にあった暴力団の抗争や警察とのあれこれ。私たちがニュースで知るよりももっと深く、もっと危険なその世界。今回は暴力団を目の敵にする愚連隊の頭、沖とマル暴大上&日岡との戦い。我らが大上と日岡はどんな手で沖を叩きのめすのか。
    大上の血はちゃんと日岡に受け継がれていくのだ、大丈夫、と無理やり自分を納得させる。あぁああ。ロス…
    それにしても「孤狼」「凶犬」そして「暴虎」って。獣使いですか、柚月さん。

  • 「虎狼の血」「狂犬の眼」ときてシリーズ完結の本作(著者は柚月裕子さん)。昭和後期〜平成にかけての広島の警察と極道を描いた作品で、今作は広島で愚連隊を率いる沖虎彦が主人公、前半の昭和過去パートでは1作目の主人公・大上が、後半の平成パートでは2作目の主人公・日岡(ますます大上に似てきた)が登場する。主役の沖は極道の抵抗勢力として登場するのだが、まさに「暴虎」という言葉がぴったりで、シリーズ通して随一の凶暴性を誇る。とにかく最後まで展開多いので退屈させない(エピローグは騙された)。本作も映画化されそう。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

柚月 裕子(ゆづき ゆうこ)
1968年生まれ。岩手県出身、山形県在住の小説家。2008年『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。2013年同作で第15回大藪春彦賞、2016年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、同年『慈雨』で「本の雑誌が選ぶ2016年度ベスト10」第1位をそれぞれ受賞。2017年、『盤上の向日葵』で第7回山田風太郎賞候補、2018年本屋大賞ノミネート。
代表作として、テレビドラマ化された『最後の証人』『検事の本懐』を含む「佐方貞人シリーズ」。また、2018年に映画化される『孤狼の血』。

柚月裕子の作品

暴虎の牙を本棚に登録しているひと

ツイートする