うつろがみ 平安幻妖秘抄 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.21
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本棚登録 : 69
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041089064

作品紹介・あらすじ

源譲は幼き頃に帝である父と母を亡くし、以来無欲に生きてきた。だが突如、時の権勢者・藤原基経に呼び出され何物かに憑かれた姫を正気に戻すよう求められる。姫の魂を取り戻すため譲は魔道山へ向かうが……

感想・レビュー・書評

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  •  話も短くまとまっているし、言葉も比較的平易にしてあるので、するすると読みやすかったです。が、虚神をはじめとした異能力者たちの設定や話の展開など、ご都合主義感がちょくちょく否めなくて、いまいちのめり込めず少々残念。時代小説にしてもファンタジー小説にしても中途半端な印象を受けるというか、どちらとしてもライトというか……実写映画あたりに向いていそうな印象を受けました。譲や為斗の真っすぐな人柄は魅力的だったので、ハッピーエンドで読後はすっきり。

  • 2020.07.16

  • あまり期待していなかったけど、意外と良かった。幸せって何だっけ?な話。

  • 平安時代。陰陽師や神霊、呪いや憑き物が普通だった時。
    神霊といえども万能ではないと言うことか。
    好奇心の強い神霊と辛い経験をしながらも心優しい人の物語。諦めに近い儚さが少し力を持った柔らかさに変わった気がする。

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著者プロフィール

作家

「2020年 『鬼呼の庭 お紗代夢幻草紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三好昌子の作品

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