- Amazon.co.jp ・マンガ (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041089330
作品紹介・あらすじ
陽介から「好きだ」と告白されたものの、花は素直に受けとめきれず…。この恋、ほんとに成就できるの? そして、降って湧いたダブルデートの行方は!?
感想・レビュー・書評
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「ここに私が収まって本当にいいのか問題」(P.37)に苦しむ田端さんが見られる7巻である。
進めば↑の問題が発生し、引けば「それはそれで「あのブス何様?」案件」が発生する謎の難関に彼女はどうするのか。
告白された側なのに悩み過ぎじゃない感満載の彼女の苦悩が楽しめる巻である。いや、それはちょっと考え過ぎやで。(笑)
ただ、一方で終盤における彼女の叫びは、物語のテーマがテーマだけに突き刺さるものがある。
やはり彼女の中で、この件は大きな棘になっていたのだなと、今更になって思い知らされた感覚がある。
冗談めかして描かれてはいるが、やはり彼女にとって「ブス」という条件は恐ろしくハードルを上げているのだろう。
そのハードルを乗り越えた彼には心からの拍手を送りたい。
そうした本編以外でも進展があって、新橋君と大塚さんにフラグを立てたのは大きなところ。
女声作者さんには時に見られる「カップリング整理をきちんとして誰も傷つけない」感じのニオイが(五反田君&鶯谷さんに続いて)匂ってくる展開である。
また、中学時代に美化委員を共にしたイケメン赤羽君の登場も大きなところ。
彼については、またも主人公が勘違いしてるニュアンスが前面に出ていて、果たして現状の恋模様に絡んでくるのか次巻が注目されるところである。
今回も星五つで評価したい。相変わらず正統派に面白い恋愛漫画だ。
なお、今巻の帯には40万部突破とあって、順調に売れているようで喜ばしい限りである。
作楽ロクの作品





