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本 ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041089910
作品紹介・あらすじ
幸せに暮らしていた沼田家の姉妹を、突然の悲劇が襲った。姉が、手足が動かなくなる原因不明の病に倒れたのだ。献身的に看病する妹だったが、姉の奇怪な行動に不審を抱き、姉の正体は蛇で、自分を殺そうとしているのではと怯えはじめる――違和感がぬるりと忍び寄る「うろこの顔」ほか、映画化された「蛇娘と白髪魔」や「口が耳までさける時」の、蛇の恐怖譚3篇を収録。語り下ろし著者インタビューなど豪華巻末企画も必読!
感想・レビュー・書評
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初めて楳図かずお先生が出てくる。後ろ姿のみだが。
始まりが、楳図かずおさんの妹、魔子さんが、楳図さん宛に来た手紙の元を訪ねることから始まるストーリーだからか、
少し現実味が帯びて、めちゃくちゃ怖かった。
うろこの顔に蛇娘と白髪魔
2つも、昔からの蛇にまつわる話で、蛇の祟りと婆やが繋がっている。
切っても切っても切れない。蛇から逃れられなくて怖かった。
あとがきで、
楳図さんも、幼い頃お母様に蛇の話を聞いてて、蛇が怖いと。
昔は蛇2匹を戦わせる。頭から蛇を喰われても、喰われた蛇は、蛇の身体の中で暴れるらしい。だなら、呑まれたほうが勝ちだと。
わたしの蛇の思い出は、
まだ、父方と母方の祖父母が生きてたときに、
家の前の公園に大きな蛇が現れてびっくりしたこと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
“「こわい本」は、1960年代〜80年代に発表された著者の作品を、1981年〜2007年の間に版をかえて刊行されてきました。本書は、そのシリーズを再編集し、角川ホラー文庫に収録したものです。”
古くても新しい感じで面白い。
「うろこの顔」は終わり方がやや中途半端な印象。「蛇娘と白髪魔」も似たようなパターン。 -
ホラーは小説も映画も好き。だけど、怖い絵のホラー漫画は苦手、という私ですが。やはり気になるのでチャレンジです。
1巻のテーマは「蛇」。いやもう本当に怖いって! 絵だけで怖いってば! だけどストーリーは気になるので頑張って読みました。昼間ならかろうじて読めるけれど、これは夜には読めません。
単純に蛇の呪いというだけの話かと思っていたら、いろいろと仕組まれたストーリーがあって充分に楽しめました。個人的に蛇はさほど苦手じゃないのだけれど、それでもしばらくは蛇が怖くてたまらなくなりそうです。 -
楳図かずおのホラーアンソロジー。
以前あった「こわい本」の復刊ではなく、新規に編んだものを全10巻で出すとのこと。1巻目は「蛇」をテーマに60年代の作品を3作収録。巻頭に掲載されている「うろこの顔」は展開が二転三転するのが面白い。
著者プロフィール
楳図かずおの作品





