高校事変 (V) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2020年1月23日発売)
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本 ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784041090107

作品紹介・あらすじ

武蔵小杉高校事変で優莉結衣に命を救われた濱林澪は、多くの死に直面したショックから不登校になっていた。編入試験を受けるため下見に来た農業高校で澪が出会った梶沙津希は、結衣の父・匡太が起こしたサリン散布事件で両親を亡くした過去を持つ。農業高校の教師たちの振る舞いに異様な気配を感じた澪は、沙津希の身を案じて結衣を呼び出した。あの事変以来の再会だった。優莉匡太亡き後の秩序再編をもくろむ半グレ組織、そして匡太の子たちを追い込むためには非常手段を辞さない公安警察。国家規模の陰謀が新たな戦いを引き起こす。烈しい戦闘のさなか、結衣が対峙したのはあまりにも意外な人物だった。

【早くもコミカライズ決定】
「ヤングエース」2020年2月号より連載スタート!(漫画:オオイシヒロト)

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第5弾!
    次の相手は、公安か!
    手強さでいえば、変にお国を背負ったカタチになってるから、更に手強いか…
    まぁ、手足は、半グレやったりで、直接闘う相手は同じにしても…
    とりあえず、税金アホほど使おうとしてる公安には、退場して貰っても良いかな?命取られるかは別にして。
    自分らも、平然と命取る行為を指示してる割に、それが自分に降り掛かるという意識とか覚悟がないのは、半グレ以下かもしれん。
    父親の戦闘の知恵、カリスマ力、更に、育ての母親になるんかな?の騙しのテクニックの両方を手に入れた最強の女子高生!
    凄い〜(^-^)v

    しかし、事変って、警察では手に負えんって言う意味で、ある意味戦争。
    こんなのが、立て続けに、起こってたら、日本潰れる〜
    その為におる公安がこんなでは情け無い…

    ※※※スキッとは出来る!※※※

    「桜を見る会」とか旬な話も出て来るけど、こんな話は極端にしても、ほんま大丈夫なん?政治家さん!って不安になるわな。
    あと何十年後の日本が、こんな事になってないと誰も言えんもんな…

  • 高校事変シリーズ第Ⅴ弾

    またもやクズな政治家の登場。
    今回はクズな政治家と、そのクズに迎合する警察庁公安キャリアとの闘い。そして、妹の凛香とは・・・。
    1巻から4巻まで伏線が張られていたのが、見事5巻で完結という感じですかね。
    そして、澪と沙津希が転校するという都立高校が気になります。次回からの展開はどうなるのか?
    毎回過激な殺人が繰り広げられるんだけど、高校事変のとりことなってしまいました。
    続きが楽しみでしかたありません。
    次作からの結衣の心模様、内面にも注目したい。

    • 岳東さん
      ゆきみだいふくさん
      コメントありがとうございます。
      是非読んでみて下さい。

      過激なシーン(殺人、性被害、破壊など)が多くて現実社会ではあり...
      ゆきみだいふくさん
      コメントありがとうございます。
      是非読んでみて下さい。

      過激なシーン(殺人、性被害、破壊など)が多くて現実社会ではありえない話で、読み続けて行くのが辛くなる場面もありますが、最後はどうしようもない腹立つクズをやっつけてくれるのでスッキリします。
      殺人の衝動を抑えきれない主人公結衣。巻を進めていくとその内面が段々と分かってきますし、結衣の気持ちの変化も見逃せません。
      巻を進めるうちに結衣を助ける人達も続々出てきます。
      私は、毎回ハラハラドキドキしながら楽しんで読んでます^_^

      2023/05/19
    • ゆきみだいふくさん
      岳東さん
      お返事、しかもこんな長文で返して下さると思ってなかったので嬉しいです。
      以前、貴志祐介さんの『悪の教典』
      を読んでしばらくギトギト...
      岳東さん
      お返事、しかもこんな長文で返して下さると思ってなかったので嬉しいです。
      以前、貴志祐介さんの『悪の教典』
      を読んでしばらくギトギトの殺人は読めませんでした^^;
      さっそく、高校事変第1弾ですか
      購入したので読んでみます(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)
      2023/05/19
    • 岳東さん
      ゆきみだいふくさん
      ありがとうございます。
      頑張って下さい。
      健闘を祈ります^ ^
      ゆきみだいふくさん
      ありがとうございます。
      頑張って下さい。
      健闘を祈ります^ ^
      2023/05/19
  • 松岡作品、死者が多数でるが、何故か心地よいバイオレンス文学だと感じる、が、マンネリ化が気になるところ。すでに12巻まで出ているが今回は5巻。高校事変後に転居した澪、以前半グレ組織のサリン散布により両親を亡くした沙津希。この2人の転校先で起きる不穏な計画。そこで澪は主人公・優莉結衣に助けを求める。今回の黒幕は国家公安委員長。徐々に敵がでかくなる。しかし結衣が敵を手玉に取る行動は圧巻。敵に堕ちた妹と対峙する場面は不条理を感じ、姉妹とは?友人とは?親子とは?正義とは?この命題に切込む作品で読了感はとても良い。⑤

  • 相変わらずの疾走感!!
    伏線回収もあってか今までのシリーズの中で一番面白かった。
    最後に最大の大逆転劇。
    さすがと思わずガッツポーズ(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧
    澪や沙津希との出会い。本当に良かった。

    • ultraman719さん
      あり得ないとは、分かっているんですけど、爽快感ありますね〜
      まだまだ、まだまだ、このシリーズ終わりません!w
      あり得ないとは、分かっているんですけど、爽快感ありますね〜
      まだまだ、まだまだ、このシリーズ終わりません!w
      2024/04/09
    • 栞さん
      ultraman719さん。
      有り得ないのが面白くなってきました。
      ハマってしまったようです(*´艸`)フフフッ♡
      次回も楽しみ。
      ultraman719さん。
      有り得ないのが面白くなってきました。
      ハマってしまったようです(*´艸`)フフフッ♡
      次回も楽しみ。
      2024/04/09
    • ultraman719さん
      こんなん現実にあったら、困りまくります…
      まっ!だからこそ、面白いんでしょうね。
      こんなん現実にあったら、困りまくります…
      まっ!だからこそ、面白いんでしょうね。
      2024/04/09
  • ついに結衣にも友情が芽生え涙した場面が。
    今回も豪快にクズたちを成敗。
    妹の凜花が今後も出てくるね。
    ところでいまさらだけどいつも結衣と敵対するクズどもや政治家、公安の名前がみんなクセが強すぎて
    覚えるのが大変^^;

  • あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いいたします。
    年末から年始にかけて何を読もうかと思ったら、昨年の読初が「高校事変」だったので、高校事変にしました。
    現在22巻までって、どんだけ出てるんや、そして刊行のスピードよ。

    刊行のスピードもそうですが、中身の展開の速さも凄い。相変わらずあっという間に読み終えてしまいました。感想書く時間なくて、遅くなってしまいましたが。

    今回は、なんと1巻に登場した澪が登場します。待ってました。結衣との関係いいなと。
    そして舞台は、農業高校。その裏では…。と、その裏の活動を発見し、相変わらず殺されそうになる場面からの反撃。
    どこからどこまでが相手の策略なのか、そして、結衣が先を読んでいるのか。
    読んでて、え?なんでそんなことするの?とか、え?完璧な結衣がそんな。と思ったけれど、それも考えの内だったとか末恐ろしい。
    まだまだ続くので、これからも楽しみです。

  • 松岡圭祐『高校事変 V』角川文庫。

    シリーズ第5弾。

    シリーズ全体が複雑に絡み合い、謎が謎を呼び、昨日の友は今日の敵、昨日の敵は今日の友と二転三転四転する展開に大きな魅力を感じる。何度も苦楽を共にした妹の凛香でさえ、結衣の敵となり得るのだ。

    冒頭から優莉結衣の忌まわしい過去が描かれ、本編に入ると前作終盤で明らかになった驚愕の事実からの続きが始まる。

    今回の優莉結衣は何時にも増して、冷徹な殺戮マシーンと化すが、その計算の高さには目を見張る。

    韓国系極悪半グレ集団『パグェ』を陰で率いる田代槇人は警察組織や政府にも介入し、優莉結衣を始めとする優莉匡太の子供たちを抹殺するために悪徳公安刑事を刺客に仕立てる。卑劣な手口で命を狙われた結衣は二人の公安刑事を返り討ちにする。

    シリーズ第1弾に描かれた武蔵小杉高校事変で優莉結衣に命を救われた濱林澪はショックから不登校になっていた。編入試験を受けるために農業高校を訪れた澪はそこで結衣の父親である匡太が関与したサリン事件の被害者である梶沙津希と出会う。しかし、農業高校の教師たちの異常な振る舞いに異様な気配を感じた澪は、沙津希の身を案じて結衣に助けを求める。

    農業高校で行われていたのは……

    結衣と妹の凛香の死闘の行方は……

    本体価格820円(古本540円)
    ★★★★★

  • 高校事変もあっという間に五作目。時事問題もちょこちょこ織り交ぜながら物語はほぼ令和の時代にオンタイムでシンクロする形で進むのがすごい。主人公の結衣が完全に人間性を取り戻したため、殺戮マシーンだった頃にくらべると感情移入しやすい。一方、相変わらず悪党に対しては一片の慈悲もなく瞬殺するシーンは圧巻だ。

    ストーリーとしても優衣の前半の伏線的な行動を後半に畳んで回収していく感じが良かった。当然6冊目に続く展開。次作も楽しみだ。

  • 結衣の幼少期が徐々に明らかになり、そして友だち、まさに心の友と巡り合う。利用価値かどうかの択一しかなかった結衣。この先結衣にどう影響するのか、弱味となるのか、心の成長にも興味がある。人を殺すのに快楽を得ている結衣の今後はどうなるのか気になる。

  • いつも通りああ言えばこう言う展開でなんでもあり。響かない。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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