骨董商アリステア・ゴドウィンの秘密 (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA (2020年4月24日発売)
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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041090251

作品紹介・あらすじ

英国の大学に留学中の天野尊は、ロンドンの老舗骨董店「ブルーブルズ」でアルバイトをしている。
ある大雨の日、尊は社長のアリステアから呼び出され、浸水した店の地下から貯蔵品を運び出すよう命じられるが、
何かの封印が破られたような箱を見つけた後、牛の顔に虎のような身体を持つ化け物に襲われてしまう。
この店は、何かおかしい――? 
天然系大学生と尊大だが超美貌の骨董商が織りなす、東洋美術×オカルトミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 天野尊は中国の骨董を学ぶためにイギリスの大学に留学している
    姉の夫の従兄弟が侯爵ドミニクでその屋敷に居候中
    老舗骨董店「ブルーブルズ」でバイトをしている

    弱い方でもないのに、時々酒を飲むと急激な眠気に襲われるようになる
    そんなときに見る夢はとびっきり変わっていて…

    ・秘密を抱えているバイト先の社長アリステアとオーナーのドミニクの祖父
    ・イギリスを襲うようになった厄災
    ・中国の失われた神話

    ○背景の中国の神話が面白そう
    ○器を酒で満たしたあとの出来事が消化不良…
    結局ヘビはどうなったのか…すべて解決したのかな?
    ○ぎゅうちゃんとおじいちゃんも、まだはっきりせず、ちょいとモヤモヤ
    シリーズぽいけど、も少し教えてくれても
    ○雰囲気は好き

  • 舞台はイギリスだが、関わってくるのは中国に関係する話。
    しかも鍵となるのは日本人の留学生の男性という変わり種。
    西洋と東洋がいいバランスでミックスされて楽しめた。
    敵役は色々とお粗末だったが。
    ミコトを犯人にしようとしたけど結局うまく行ってなかったし、そもそも小物だったし。
    アリステアはアリステアで有能そうで、案外ミコトのことを見抜けてなかったのが、完璧超人になりきれてなくて、そこがまた可愛くてよかった。
    全部を理解して行動している人が案外いないから、最終的に互いの情報を寄せ集めて真相が見えてくるという感じ。
    一応アリステアの稼業が抱えていた使命は終わったのだろうが、まだ続きそうな雰囲気もあり。
    続くのなら、ミコトを巡ってアリステアと悪友(?)でミコトの保護者が壮絶な争いをしそうな気がする。
    保護者の彼のことが、登場回数が少ないこともあって、まだイマイチ把握しきれていないから、どうなるか想像がつかない。
    続くのだろうか?

  • 2020/12/07 読了。

    図書館から。

    ヴァチカン~の方を読んでいて、
    こちらも読んでみようかと。

    中国・東方文化版って感じですね。

  • 可もなく不可もなく。
    ただ、内容以前に口調などから感じられる雰囲気と、表紙の主人公が違いすぎやしないか? 

  • 面白かったー。もっと読みたい。シリーズ化するのかな?してほしいな。

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著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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