女の七つの大罪 (1) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2020年3月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041091135

作品紹介・あらすじ

嫉妬や欲望が渦巻く「女子」の世界の第一線を生き抜いてきた林真理子と小島慶子。今なお輝き続ける二人の共通点は、“七つの大罪”を嗜んできたこと!? 輝く今を手に入れるための七つのレッスン開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 「嫉妬」「強欲」「色欲」「憤怒」「傲慢」「暴食」「怠惰」についての林真理子さんと小島慶子さんの対談集です。

    七つのテーマ、全て興味を惹かれる内容で、共感したり思わず苦笑したりしつつ二人の会話を盗み聞きしている様な雰囲気で読めました。

    実名で登場する有名人のエピソードには特に興味がそそられました。

    (笑)を交えながらの楽しそうなトークですが、どこかお互いに遠慮しあい持ち上げている雰囲気があったのが少し残念 歯に衣着せぬお二人だからこそもう少し踏み込んだトークも欲しかった気がします。

  • 1〜2ヶ月ほど前に購入し、すこしずつ読み進めてようやく読了。
    標準的な厚さの文庫なので、ともすれば1日で読めるボリュームだけれど、いかんせん話があっちこっち行って読みづらかった…。

    内容は、林さんと小島さんが七つの大罪に沿って自由に語る(タイトルのまま)で、面白い箇所も多々あるけれど、"女性2人がお茶しながら話してるのをそのまま書き起こした"ような作品なので、ついていくのがなかなか大変。

    雑誌で読むような2,3ページの対談だと、(インタビュアーによるかもだけれど)わりとテーマに沿ってロジカルに進む印象だけれど、本作はそうではない。論理的に明快に話が進むわけではないので、女性の会話を見学している、という前提を以ってして読むことをおすすめする(たとえば、小説や評論を読むようなノリで読み始めると、結構つらくなってくる)。

    個人的には、
    "食べるのが大好きなんです"という女性に対しては、"デブになってから言え!"
    という林さんの発言がツボだった。わたしもそう思う(笑)

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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