異形のものたち (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 506
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041091142

作品紹介・あらすじ

母の遺品整理のため実家に戻った邦彦は農道で般若の面をつけた女とすれ違う――(「面」)。“この世のものではないもの”はいつも隣り合わせでそこにいる。甘美な恐怖が心奥をくすぐる6篇の幻想怪奇小説。

感想・レビュー・書評

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  • 小池真理子さんのホラー短編集。
    「面」
    「森の奥の家」
    「日影歯科医院」
    「ゾフィーの手袋」
    「山荘奇譚」
    「緋色の恋」
    それぞれ、ホラー部分だけでざわざわではなく、全作品に男女関係(多くは男性の不貞)のざわつく感情と共に読ませてくださいます。
    しかもこのうちの何作かは、見える方だったらしいお母様からの言い伝えがあるらしく、再びざわざわ。
    そして、何が怖いか書ききらないところが、よろし。
    解説の東雅夫さんの肩書きにアンソロジストとあり、アンソロジーを編纂する者という言葉があるらしい。
    確かに最近アンソロジーが増えた。増えすぎて重複している作品も見かけるけれど。
    東さんは、「時代の評価が定まった名作佳作」を編むタイプらしい。なるほど。

  • 「面」がよくわからなくてモヤモヤしてます。もう少し説明みたいのが欲しかったです。
    「日影歯科医院」や「ゾフィーの手袋」は私は好きですね。
    せっかくいい方向に向かってたのに、そういう落ちなんだとゾクッとしました。

  • ホラー短編集。ほんのりぞっとする幻想的な怪異ばかり
    かと読み進めたら「山荘奇譚」の終わり方が苦手なジャンルだった!いけない!!

  • 短編の名手ありき!
    ふわっとしてるなぁとは思ったけど
    鮮やかな緋色には著者が心に留める官能がありました。

  • 女性ならではの視点の怪異。
    どれも好み。

  • ひたひたと怪異が迫ってくる感じがじわじわ怖い短編集でした。どのお話も面白かった。
    怖かったのは「山荘奇譚」。この不条理な恐怖がここで終わってるのもいい。
    「日影歯科医院」「緋色の窓」の、情念のような想いが残っている怪異が特に好きでした。この人たちは現れるだけだし、歯科医院は治療までしてくれるから…全く痛くないのも凄腕。
    解説も面白かったです。お母さまが視える体質だったみたいだけれど、小池先生にもちょっと引き継がれたのかなぁ。

  • 日本的な、精神に来るタイプのホラー短編、サクサク読める。サクサク読めるが、しっくり来ずに終わりまくる。怪談めいた実話があっても、正体がわかることなんてないんだろうし、そう思うとリアリティがあるじんわり怖い系。

  • 「日影歯科医院」路地裏の古い建物、存在を消され隔離された三つ編みの女の子が印象に残る悲しい話/「山荘奇譚」心霊特集の取材拒否された女性ディレクターが、マンションのインターホンを押した時…。これが一番怖かった。

  • 6篇の幻想怪奇小説集。
    ゾゾッとくる感覚が楽しくて仕方ない。
    「ゾフィーの手袋」や「山荘奇譚」は、ここ数日の寝苦しい夏の夜を少し涼しくしてくれました笑

    好きなのは「森の奥の家」や「緋色の窓」かな。
    暫くは怪談系小説を手に取り続けそうです。

  • 図書館。小池真理子作品が好きなので。

    良かったどころの騒ぎではなかった。よくあるホラーなのに、なぜこんなに面白くて怖いのか。短編6品、後半になるにつれゾワゾワと甘美な哀愁がある。すごい。怖いけれど、もっと読みたい。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小池真理子の作品

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