- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041091227
作品紹介・あらすじ
久慈島(くじのしま)と呼ばれていた九州。神の力を秘めた少年・隼人は、 鬼のように強い剣の腕を持つ鷹士とともに、まだ見ぬ世界へ旅立つことを決めた。血沸き肉躍る冒険の旅が始まる!
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
前巻から大分たってからの今回執筆?なので、作者の筆力が上がったのか私が読むのに慣れたのか、前よりは理解しやすかった。でも、やはり駆け足感は否めないなあ。次の巻はあまり時を置かずに出てほしい。
-
消化不良。なんなんだ、この荒っぽいストーリーは?
-
前作「天涯の楽土」から7年も経ての続編。隼人と鷹士の旅の続きが読めて楽しかった。2人の人生にはまだまだ波乱がありそうだけど果たして更なる続編が書かれるのかどうか。それはまた7年後なのか。かすかに期待しながら待ってみたい
-
シリーズ第2作目ということですが、1作目の「天涯の楽土」は読まずにこちらを先に読みました。
これだけでも楽しめましたし、第1作や続編も読んでみたくなりました。
古代の日本を舞台にしたファンタジーでしたが、世界観がしっかりとしている印象がありました。色んな分野を取材されているなと思いましたし、純日本だけれども、どこかファンタジーのような雰囲気を醸し出していました。
古代ファンタジーというと、上橋菜穂子さんや荻原規子さんが浮かぶのですが、この作品では、より日本的な要素が描かれている印象がありました。
ただ、難しい用語や読みづらい単語などがあるため、なかなか世界観に溶け込めませんでした。ルビは、章ごとに改めて振ってくれるのですが、途中から再開すると「あれ?これなんて読むんだっけ?」と度々、読み返していたので、苦労しました。
二人の青年が、島で繰り返される争いをなくすため、金属の鉱脈を探しに冒険に出るということですが、前半部分はじっくりと行動の描写が描かれていました。でも、後半になると、駆け足のように行動の描写が速いかなと個人的に思いました。また、説明の描写が多かったせいか、戦いのシーンが思ったよりも少ない感じもありました。
ただ、戦いのシーンは、アクション映画を見るかのように鮮やかで清々しく描かれていました。泥臭さよりも綺麗さを前面に出している感じがしました。
金属の鉱脈を探すだけでなく、最終的な目標みたいなものも描かれており、続編を匂わす形で終わったので、続きが気になりました。そのためにも第1作目も読みたいと思いました。