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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784041091234
作品紹介・あらすじ
大神官選定が近づく麗虎国。
筆頭候補となった瑛鶏冠(えいけいかん)だが、
王子の推挙にもかかわらず固辞し続け、
天青(てんせい)たちを困惑させる。
鶏冠には、大神官になれるはずもない、
重大な秘密があったのだ。
その秘密を知る苑遊(えんゆう)は、
死んだはずの鶏冠の弟・葉寧(ようねい)を探し出し、手中に収める。
弟を守るためには、苑遊の出す条件を呑むしかない。
けれどそれは、天青や藍晶(らんしょう)王子を裏切ることになる。
果たして鶏冠の決断は!?
クライマックス直前、第10弾!
感想・レビュー・書評
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大神官選定を前に、藍晶王子の推挙を固辞し続ける、鶏冠。
彼の秘密を知る苑遊は、ある条件をつきつける。
予想していた展開とはいえ、鶏冠の苦悩が痛々しい。
せっかく側書生になったのに、距離を感じる天青も切ない。
鶏冠の最後の行動は、思い切ったもの。
悩み続けてしまうのでは、と思っていたので、意外。
毎回、天青の成長著しいけれど、今回は特に、心身共に成長したことを、強く感じる回。
この逆境でも、救いの光が残されている気がした。
本筋から離れたところでは、曹鉄と櫻嵐のロマンスが、ほほえましい。
このシリーズではレアな恋バナで、今後の進展に期待。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
苦しい状況になるほど、鶏冠の心の清らかさが際立っているように思います。
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記録
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死んだとばかり思っていた鶏冠の弟が生きていて、その弟のために鶏冠はまたまた痛い目に遭う。
どれだけ痛めつけられても、人のきれいな部分を信じ続けられる心を持ったままでいられるなんて、どれほど強いんだろうと思う。
苑遊の目的はどこにあるのだろう。
関係ないけど、櫻嵐と曹鉄がくっつけー!くっつけー!と念を送りながら読んでいる。しかし、その想いはまだ通じない。 -
2020/7/24
著者プロフィール
榎田ユウリの作品





