- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041091241
作品紹介・あらすじ
歴史と伝統の国、麗虎国。次期大神官の鶏冠は、相変わらず市井の民に学問を教えるべく、身分を隠して奔走している。そのそばには成長した天青の姿があった……。皆が待ち望んだ、その後の物語がここに!
感想・レビュー・書評
-
市井の民のため、文字処の運営に励む、鶏冠。
一方宮中では、鶏冠の大神官任命をかたくなに拒む男がいて……。
藍晶王の御世を描く、続編。
番外編的な短編集かと思っていたら、しっかりとした長編。
友情あり、困難ありの読み応えのあるストーリーで、それぞれの魅力がたっぷり味わえ、大満足。
蛙を振りまわしていた、愛くるしい翠嵐も、すっかり大きく。
その聡明さと人柄は、まわりの藍晶、櫻嵐、曹鉄、天青、鶏冠たちの良さを一身に集めたよう。
翠嵐を通して、彼らのふだんの表情や、心あたたまるエピソードが垣間見られてのも、よかった。
スイとして出会う子どもたちも、応援したくなる子どもたちばかり。
番外編で読みたいな、と思っていた櫻嵐・曹鉄夫妻のエピソードもあって、うれしい。
真の完結編ということは、これで本当に終わりということか。
彼らのその後を、まだまだ読んでみたかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本当に...これで終わってしまうというのがつらい...まだまだ続きが楽しみな物語です...でもこれで宮廷神官物語が終わってしまうとなると本当に悲しい。名作でございました
-
まさに、まさしく、奇跡の物語で、読み終わるのがもったいなくてもったいなくて、涙が止まらなくて…こんなに幸せなことがあって良いのかと思った。
-
10年以上経つと立場や身分が変わるが、仮想敵に対する備えが昔より甘くなったと思う
特殊な立場の登場人物に不可思議な部分を乗せすぎると感じたのは、物語終盤だから伏線が雑になったから❓ -
シリーズ完結後の、姫が主人公。いい影響受けてる。