その孤島の名は、虚 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 72
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041091296

作品紹介・あらすじ

オーロラが教室を覆ったとき、女子高生たちの姿が忽然と消えた――。10年ごとに発生する神隠し。吉祥寺南高校・吹奏楽部24名は突如としてこの現象に巻き込まれ、謎の孤島に飛ばされた。忍びよる生きた影。螢のように輝く住人。常に変貌する自然や廃墟。襲撃による仲間の死。“存在”と“法則”に支配されたこの島で、彼女達は生き残れるのか!? 謎また謎、逆転に次ぐ逆転、そしてまさかの真実。衝撃の青春サバイバルミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 音楽×数学をテーマにした小説を探し中でして。
    (レビュー読んでくださった方で、これ!っていう本があれば是非お教えください)

    ネットから行き着いた一冊。

    吹奏楽部員による、サバイバルミステリー。
    ここにどう数学が関わってくるかを説明すると、おそらく、誤解とネタバレを招くと思うのでスルー。

    最強の体育会系文化部である吹奏楽部だからこそ、なのかなんなのか、とりあえずパートリーダーって大変だということが分かったよ、私。

    しかしだなぁ。
    序盤で、突然10年に一度の怪奇現象により校舎が飛んでいくわ、着いた世界で牛に追いかけられるわ、大蛇に襲われるわで、ちょっとこの小説の着地点が見えなかったのだけど。
    そんな序盤なんて、まだ甘かったよ……。
    読む内に、どんどんこの小説のヤバさ、そこに解を持っていく猟奇的シナリオに戦慄する。

    というか、そもそも、そんなエゲツないことが過去何回も起きているのに、相変わらず校舎を建ててる学校が普通にヤバかったな。そうだな。

    まぁ、そういう色んなヤバさを、ミステリー小説だから!この物語はフィクションです!って、まるっと収めてしまえば、最後まで読めなくはないと思う。さらにはカラクリだけを読むと、面白いと思う人もいるかもしれない。

    ほんと、ある意味の、虚でした。

  • その孤島の名は、虚
    210310読了
    今年16冊目今月2冊目
    #読了
    #その孤島の名は虚
    #古野まほろ
    女子高生、吹奏楽部、10年毎の神隠し。
    サバイバル、分裂、戦争、殺人、謎解き、数学。

    人が多いけどすぐ減る。
    ミステリ的には、小さい伏線から犯人解けるのは良いけど小粒。

    特殊設定とその脱出までの物語を楽しむ作品か。

    動機は、うん、わからんではない。

  • 女子高吹奏楽部員が異次元の島に飛ばされ先住民(先に飛ばされた先輩たち)+仲間と殺しあうという奇想天外・荒唐無稽な設定と難解な謎解きストーリー。にも拘らず読まされてしまうという作者さんに脱帽!『新任〇〇』から入った読者としてはちとつらかったが。

  • 表紙で面白そうだったので購入。
    内容は独特な語り口調と展開で、苦手な人は読み辛いかもしれない...(自分も諦めかけた)
    後半は数学的要素をふんだんに盛り込み、文系の自分には知らない世界で物語が展開されていくので非常に面白かった
    フィクションと数学と音楽と謎解きを全てを味わいたい人にお勧めです。読むのはめっちゃ疲れます。

  •  目に映るものすべてがことばに変換され、
     心に感じるものすべてをことばで顕さなければ受け容れられない。




     あえてジャンルは青春小説。
     それはそれは数学パズルでありロジック・ミステリなのだけれど、
     同時に女子高生モノであり異世界モノでありサバイバルモノでもあってバトロワモノでもあるので、
     そんなもん青春以外のなんだって云うのさ。

     相変わらずの語り口だけれど衒学的ではないんだよな、と思っていたらあとがきで、
    「頭が重く、口数が多い本能を抑えて、作家としての生涯のテーマだけを追ってみる。
     偏執的・網羅的な足し算掛け算の癖を抑えて、お客様の想像力を信じた引き算をしてみる。」
     という試みの上で書かれたものだとか。

     …なぁるほどねぇどおりで読みやすいわけだよー(んな馬鹿な)。


     目に映るものすべてがことばに変換され、
     心に感じるものすべてをことばで顕さなければ受け容れられない。
     それはもう、障害や病と同じようなもので。
     そのことばを、自分に都合良く捏ねるのか、身を切りながら可能な限りのほんとう、を綴るのか。


     それってひと付き合いにも似てるわね。
     ☆2.8くらい。

  • ミステリだと思って購入したらホラーみたいな苦手分野だったので、完読を挫折。
    評価なし。

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著者プロフィール

古野 まほろ(ふるの・まほろ)
東京大学法学部卒業。リヨン第三大学法学部第三段階「Droit et Politique de la Securite」専攻修士課程修了。『天帝のはしたなき果実』で第35回メフィスト賞を受賞しデビュー。以降、長編推理小説を次々に発表。本格ミステリを中心に、警察小説、青春小説、新書等をはばひろく執筆している。近著に『警察官の出世と人事』(光文社新書)『新任警視』などがある。

「2021年 『叶うならば殺してほしい ハイイロノツバサ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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