- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041091333
作品紹介・あらすじ
中学三年の浦沢圭香は真面目な優等生。「正しい」生活に息が詰まり、気分転換に植物園へ赴いた彼女は、新種の花の前で祭火小夜と出くわす。無口で笑わない謎の同級生。そんな小夜が突然刃物を取り出し、花に振り上げて――。人を利用する花の恐怖とは? それ以来、圭香は小夜と共に怪異に遭遇するように。変わり始めた日々を喜ぶ圭香だが、驚きの真実と切ない別れが待っていた。新感覚の怖さが光る連作ホラーミステリ第2弾。
感想・レビュー・書評
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シリーズ二作目ですが、これ単体でも充分に楽しめるかな。ここから前作を読むのもありかもしれません。
さまざまな怪異に通じた祭火小夜が出会い、怪異から助けることになるかつての同級生浦沢圭香。そこから思い起こされる、小夜と彼女との中学生時代。不可思議な怪異に満ちながらもどこかしら楽しい思い出にさえ感じられる日々は、ほんの少し恐ろしくて、そして切ないです。特に第2話から第4話まで読み終えた後は、もう一度第1話を読み返したくなること間違いなし。最初に読んだ時に少し引っかかる、と思ったところが全部解明されて繋がるのに衝撃。そうかそういうことだったのか! もちろん、切なさも倍増でした。 -
ううーん。前巻が面白かったから読んでみたけど微妙だった…理由は恐らく、浦沢さんの存在…終始違和感を感じるのは作者の意図だろうけど、それ以上に彼女のキャラクターがよろしくない。理屈っぽくて淡々としててこの物語に合わない…
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ホラー好きでない人にも是非読んで欲しい!(そんなに怖くはないので…)間違いなく良作です。
あぁ、でももし読まれるなら、まずは一作目からがお勧め。
前作を読んで、知らない作家さんだったのだけれど、とても面白かったので今回再度手に取ってみたら、何もかもが更に進化していました。
とっても巧い!
昔、『ゲゲゲの鬼太郎』の第2シーズンに時々、子供心にとても切なくなる回があったんだけど、久しぶりにそれに近い感情を思い出しました。
頑張って欲しい作家さんです。 -
前回よりも良く話が寝られて伏線全て回収.読後が爽やか.
著者プロフィール
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