ないものねだりの君に光の花束を

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 272
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041091340

作品紹介・あらすじ

すべてにおいて普通で個性がないこと(永遠の脇役)がコンプレックスの高校生・影子。
同じクラスには影子とは違い、すべてにおいて特別(永遠に主人公)な真昼という同級生がいた。
彼は大人気のアイドルで、学校でも人気者。そこにいるだけで目立つ彼は、香夜とは別世界すぎて同じクラスなのに話したことがない。
だが、ひょんなことがきっかけで一緒に図書委員をすることになり、真昼の陰の部分を知ることになって……。

君が誰かにとっての特別であることに気付いたとき、世界が眩しく思えて、きっと涙が止まらない――。

感想・レビュー・書評

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  • アイドルしてる真昼と同級生の影子。恵まれすぎるほど恵まれた真昼、と思ったら、壮絶な過去が…。それが明るみになるとマスコミや世間が叩きだし…。すごく少女漫画みたいだけど。きっとみんな、無いものねだりなんだよね、隣の芝生は青く見えるもの。それを分かって、人にどう見られても自分の生きる道を見誤ってはいけない、過去が人のせいで辛いものでも、そこからどう生きるか、なのだよ。…と思った。

  • 読み終えて思った事は、よく、影の人がいるから光の人がキラキラ目立つ存在でいられる!影は、引き立て役!
    っていうけど、本当は影の人なんて世界中のどこにもいなくて、周りからみたら影に見える人も、本人からしたら自分が人生の主役だから、みんな光なんじゃないかなと思いました

  • 人のことを羨ましく思いがちな私だけど完璧な人なんていないしその人にしかわからない何かを抱えているのかもしれないと感じました。
    私は私を受け入れて私のままで生きていきたいと思えるような、勇気をくれる作品です。

  •  何のとりえもない普通の女子高生影子は、学校中の注目の的であるアイドル芸能人の鈴木真昼と一緒に、図書委員をすることになった。
     自分と正反対で完璧人間の真昼を苦手にしていた影子だが、一冊の本をきっかけにお互いの素の性格を知り、二人はよく話すようになった。

     仕事に疲れてふと弱音をもらした真昼に、自分勝手な意見を言ってしまった影子。謝ろうとしたその日、真昼の過去のスキャンダルが週刊誌に報じられ、周囲が急に真昼への態度を変えた。

     沈みこむ真昼に、影子は何とか力になりたいと、これまでの自分では絶対にしなかった行動に出た。



     ただの胸キュンラブストーリーじゃなかった。

  • 男性アイドルと同じ学校で、同じクラス、隣の席、同じ委員会とくれば、この先は恋愛に展開⁉︎と勝手な想像をしながら、読んでいました。

    最初の序章では、恋人同士?なのかなと思っていました。
    しかし、ある事がきっかけで、また序章を読むと、別の解釈ができたので、一度で二度美味しいような感覚になりました。

    これは恋愛へと展開かと思いきや、中盤になると、状況は一転。アイドルの知らない一面が次々と明らかになっていきます。現実でも似たようなケースがあって、考えなければならない問題であり、考えさせられました。
    助長するマスコミや平気で叩く一般ユーザー。心を改めないといけないなと思いました。
    文字は時として、凶器にもなります。匿名だから、他人だから、簡単に書くのではなく、責任をもって発信してほしいと願うばかりです。
    暗い話ばかりでしたが、その後意外な事実が明らかになり、ちょっとした感動が生まれます。

    様々な困難を経て、暗い所から這い上がり、ひたむきに生きる姿には、希望が見えて気持ちを前向きにさせてくれました。温かい気持ちにもなり、感動もありました。爽やかな青春小説ながらも、「人と比較するとは」と考えさせてくれた作品でした。

    男と女の友情は成立するのか?個人的には、成立しても不思議じゃないとこの本を読んで思いました。

  • 普通と特別は紙一重。
    対義語であるようで、お互いにとっては
    同じ意味になる。

  • 絵がかわいい
    真昼くんの本当の姿がすごい、
    特別と普通について考えさせられた

  • 初読みの作家さん。
    ターゲットからはかけ離れた年齢(笑)だと思うけど、こういう物語に何か感じられる真っ直ぐな気持ちは持ち合わせていたいものです。

    メインストーリーとしては良いのだろうけど、描かれていない(そしてとても気になる)部分が少なくないと感じたので、そこが読めたら嬉しいな。先日読んだ『君の名は。アナザーストーリー』のように。

  • この作家の作品を読むのは、これで5作品目。
    今、注目している作家の一人である。
    やはり、表現力に長けている。
    こんな表現があった。
    「日本語で話されているはずなのに、なかなか意味が理解できない」
    登場人物の混乱した状態を表している。

    また、
    「笑っているのに、涙が出そうになった」 など。
    その人物の心の情景まで手に取るように分かる。

    この作家の作品は、単なる小説と言うより、何か「社会問題」を提起しているような気もする。

  • どこにでもいる“普通”の女子高生と
    生まれながらに“特別”な人気アイドルのお話

    携帯小説っぽくて読みやすいのに、とても深くて素敵でした。

    こんなに考えさせると思わなかった....

    沢山の言葉が心に響きました。

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著者プロフィール

鹿児島県出身、愛知県在住。高校国語教師としての経験をもとに、悩み疲れた心を解きほぐす作品を目指して、日々執筆活動をしている。代表作となった『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(スターツ出版)が、様々な年代の共感を呼び、現在最も注目される作家。

「2020年 『ないものねだりの君に光の花束を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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