- KADOKAWA (2020年9月24日発売)
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感想 : 18件
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784041091388
作品紹介・あらすじ
大手人材派遣会社に入社した新入社員の北原は、「人財島」なる施設に出向を命じられる。島へ到着した北原を待っていたのは、「追い出し島」と呼ばれる過酷な強制労働施設だった――。
感想・レビュー・書評
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研修施設への出向となった男のお話
研修施設というのはとある島
そこは稼ぎによりランク分けされた世界
作業によりJPという通貨を稼ぐのだが・・・
研修施設といいながら・・・徐々に明らかになる現実
ありがちなストーリー展開はいまいちかなと感じて
しまいました詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白い。
エンタメとして楽しめた。
見返りを考えず思いやりを持って生きていきたい。 -
前半はカイジを彷彿とさせる勝負。後半は脱出劇。映像映えしそうな世界観としっかりの転結。面白かった。悪者企業名が実在する会社をもじってて連想させてしまうのはちょっと気になったけど。
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表向きは最新設備整った夢のような研修施設。しかし実態は生産性至上主義に基づく監獄のような施設だった。脱出までのストーリーが面白い!
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『宇宙船の落ちた町』が面白かったので購入。これも表紙がいい。
コロナの影響で人が切られまくるようになった未来(近未来? はっきりと年は書かれていない)にできたヤバい研修施設『人財島』が舞台。
前半はほぼカイジなんだけど、後半からどんどんリアリティが出てくる。ある意味SFだし、ある意味現代の話。最後の場面にジーンときた。 -
イカゲームのようなカイジのような。
先が気になってあっという間に読めた。
ただ、こんな島作ったら絶対内部崩壊することは目に見えてるよな。そういう意味で上層部はバカだと思っな。 -
大枠のストーリーはカイジと似ているなぁと感じた。借金でどうしようもなくなった人達を集めて地下で強制労働させる、から、社会から必要とされなくなった人達を島に閉じ込めて強制労働させる。に変えただけに感じたが読みやすくスラスラ読み進めることができた。
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カイジの地下労働?みたいな劣悪環境下で働かされる内容
いかにもブラック企業というのをステレオタイプに描いた感じ -
前半の設定やストーリー展開が、割と細部の演出まで『カイジ』で笑うしかない。ただ、地下カジノ(これも『カイジ』と似ているが……笑)でのバカラ勝負は良かったし、文章は読みやすく面白かった。ラストも痛快で、「甘い社会を作りたい」という主人公の言葉も響いた。
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何者みたいなジャンルだと思い読んでみたらカイジだった。
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カイジみたいなお話でしたw
ジンザイポイントを稼ぐ
それをもとに上のランクに行く
そしてその島を脱出する
そんなお話でした -
表紙に惹かれて買いました。個性が潰され、均一化されていく恐怖を感じた。1人ひとりの働き方や生き方に一石を投じる一冊。
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カイジをイメージしちゃいました。
しかし、AIが世の中の47%を代替してしまう事を考えると、笑える内容ではなかったですね。
常に危機感を持つためにも、読まれると良いと思いますよー -
後半ストーリーが少し雑になった感じ。一番底辺の人の仕事が掃除やデリバリーというのも、違和感ある。管理システムのAIが、単なるセキュリティシステムという点も物足りないので、島から脱出する方法もあっけない。前半が面白かっただけに、ちょっと残念と思った。
著者プロフィール
根本聡一郎の作品
