人財島 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041091388

作品紹介・あらすじ

大手人材派遣会社に入社した新入社員の北原は、「人財島」なる施設に出向を命じられる。島へ到着した北原を待っていたのは、「追い出し島」と呼ばれる過酷な強制労働施設だった――。

感想・レビュー・書評

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  • 研修施設への出向となった男のお話
    研修施設というのはとある島
    そこは稼ぎによりランク分けされた世界
    作業によりJPという通貨を稼ぐのだが・・・
    研修施設といいながら・・・徐々に明らかになる現実
    ありがちなストーリー展開はいまいちかなと感じて
    しまいました

  • 前半はカイジを彷彿とさせる勝負。後半は脱出劇。映像映えしそうな世界観としっかりの転結。面白かった。悪者企業名が実在する会社をもじってて連想させてしまうのはちょっと気になったけど。

  • 表向きは最新設備整った夢のような研修施設。しかし実態は生産性至上主義に基づく監獄のような施設だった。脱出までのストーリーが面白い!

  • 『宇宙船の落ちた町』が面白かったので購入。これも表紙がいい。
    コロナの影響で人が切られまくるようになった未来(近未来? はっきりと年は書かれていない)にできたヤバい研修施設『人財島』が舞台。
    前半はほぼカイジなんだけど、後半からどんどんリアリティが出てくる。ある意味SFだし、ある意味現代の話。最後の場面にジーンときた。

  • カイジの地下労働?みたいな劣悪環境下で働かされる内容
    いかにもブラック企業というのをステレオタイプに描いた感じ

  • もはやオマージュとか影響を受けたとか言うレベルでなく、前半は完全にカイジのパクリ。読み手をバカにしてるのかと思うほどのレベル。果たして作者は、これを本当にオリジナルとして考えられたのでしょうか。
    現実にある会社名をもじったり、少しシニカルなテイストで斜め上からのアプローチを仕掛けてくるものの、上記のパクリイメージが強過ぎて、そういった仕掛けも全て滑稽に見える。全編通じて本気で読めない。流しつつも一気読みで終了。

  • 前半の設定やストーリー展開が、割と細部の演出まで『カイジ』で笑うしかない。ただ、地下カジノ(これも『カイジ』と似ているが……笑)でのバカラ勝負は良かったし、文章は読みやすく面白かった。ラストも痛快で、「甘い社会を作りたい」という主人公の言葉も響いた。

  • 何者みたいなジャンルだと思い読んでみたらカイジだった。

  • カイジみたいなお話でしたw
    ジンザイポイントを稼ぐ
    それをもとに上のランクに行く
    そしてその島を脱出する
    そんなお話でした

  • 表紙に惹かれて買いました。個性が潰され、均一化されていく恐怖を感じた。1人ひとりの働き方や生き方に一石を投じる一冊。

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著者プロフィール

福島県いわき市出身。1990年生まれ。東北大学文学部卒業。東日本大震災をきっかけに、学生時代からのNPO活動と並行して小説を書き始める。2016年、Kindleダイレクト・パブリッシングで個人出版した『プロパガンダゲーム』が大きな話題を呼び、2017年双葉社より書籍化。その他の著書に『ウィザードグラス』『宇宙船の落ちた町』など。

「2020年 『人財島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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