小説 サイダーのように言葉が湧き上がる (角川文庫)

  • KADOKAWA (2020年4月24日発売)
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感想 : 8
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041091401

作品紹介・あらすじ

イシグロキョウヘイ監督自らが書き下ろしたノベライズが登場!
ノベライズでは映画にはないシーンも収録!


17回目の夏、地方都市。コミュニケーションが苦手で、人から話しかけられないよう、
いつもヘッドホンを着用している少年・チェリー。
彼は口に出せない気持ちを趣味の俳句に乗せていた。

矯正中の大きな前歯を隠すため、いつもマスクをしている少女・スマイル。
人気動画主の彼女は、“カワイイ”を見つけては動画を配信していた。


俳句以外では思ったことをなかなか口に出せないチェリーと、
見た目のコンプレックスをどうしても克服できないスマイルが、
ショッピングモールで出会い、やがてSNSを通じて少しずつ言葉を交わしていく。


――最もエモーショナルなラストシーンに、あなたの感情が湧き上がる!

感想・レビュー・書評

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  • 人とのコミュニケーションが苦手でヘッドフォンをすることで他人と距離をとっている少年と、自分のチャームポイントだった大きな前歯が急にコンプレックスになり矯正し、人前でマスクが外せなくなってしまった女の子が出逢ったひと夏の物語。

    人前でうまく話せない少年が紡ぎ出す短歌がとても素敵で、ショッピングモールの人たちも皆愛が溢れていて、思春期の皆が見るにはちょうどいい一冊じゃないだろうか。

    とりあえず、本よりアニメの方が良さそうなので(笑)、そっちを見てみようかなと思う。

  • 俳句は、若い人たちにこそおすすめだと思う。この映画(小説)に登場する俳句のほとんどは高校生作なんて。表題の「サイダーのように言葉が湧き上がる」や、「夕暮れのフライングめく夏灯」なんか、感性が爆発した句だと思う。到底思い付かない。

  • 映画がとても良かったので情報を拾うためにノベライズも読んだ。イシグロキョウヘイ監督自らの書き下ろしだけど、まぁいかに映画としての演出が優れていたかが分かる。これだけで小説単体として評価できる代物ではない。

    https://note.com/kksk/n/n71e61730da62
    映画の感想↑

  • 現実離れしてるのがうりなんだろうけど
    あまりにも情景が理解できなかった

  • 建物とか風景の描写がわかりづらくて読んでても頭に入ってこない・・途中で読むのをやめました。やっぱり映画見ることにします

  • sc

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著者プロフィール

1980年、神奈川県生まれ。アニメーション監督。サンライズに入社後、フリーランスに。2014年「四月は君の嘘」で監督デビュー。代表作に「Occultic;Nine オカルティック・ナイン」(監督)、「クジラの子らは砂上に歌う」(監督)などがある。

「2020年 『小説 サイダーのように言葉が湧き上がる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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