- 本 ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041091418
作品紹介・あらすじ
第4回カクヨムWeb小説コンテスト、キャラクター文芸部門特別賞受賞!
古代日本の美しい風景、豪族たちの渦巻く野望、そして『土雲の一族』というファンタジー要素が融合し、胸躍る壮大な物語が誕生したーー!!
▼作品あらすじ
薬毒に長け、どの地の支配も受けず霊山を移り住む古の民、土雲の一族。一族の少女・セイレンはある日、『山をおり、雄日子(おひこ)という若王の守り人となれ』と里を追い出される。双子の妹という出自ゆえ「災いの子」とされてきた彼女は、本来求められた姉媛(あねひめ)の身代わりにされたのだ。
怒りと孤独を抱え里を飛び出したセイレン。しかし、類い稀な技を持つ彼女と、大王への叛逆を目論む雄日子の予期せぬ邂逅は、倭国の歴史を大きく変える運命の出会いとなるのだった……!
感想・レビュー・書評
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久しぶりに手にした古代ファンタジー。特に序盤は会話も含めて説明口調でぎこちなさが目立ち、まずは主人公周辺の登場人物の人となりを固めるといった感じではあったが、なかなか面白かった。双子の片割れが不吉な存在という扱いなのははよく見るので、新鮮味はないのだが。しかも雄日子がやたらと「僕を守れ」とのたまうのが少々鬱陶し……(失礼)。今回は藍十のキャラに助けられた気もする。まだまだ本当に物語は始まったばかりなので、とりあえずもう1冊読んでみたいと思う。
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飛鳥とか倭と出てくるのでその時代が舞台。双子というのは時代が古ければ古いほど忌むものとされるよね。こちらも姉は姫として、妹(主人公)は忌み嫌われる者として育てられる。その後姉の不始末のために殺されようとする妹。そこで待ったがかかり、妹は山を降り、人を守ることになる。とまぁ、こんな感じなんだけど、姉や母、祖母の思惑がよくわかんないよね。特に祖母。厄介払いしたのかと思いきや、一族の秘密を持たせたり。他には姉と若王とはどんな会話を、はては何故姉はそれを若王に渡したのか?若王は得体はしれないけど藍十は凄くいい人!
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セイレンが不憫で色々ともどかしいけど、読む手が止まらない。
設定もしっかりしてて、これからの展開や人間関係がどうなっていくか気になる。 -
日本の古代が舞台なのは あまり気になりませんでした。
双子の片方は 死ななくてはいけない。だけど 殺されず いじめられたりしながら 育った土蜘蛛いちぞくの
後継ぎの家系の娘
双子の片割れのお姫様との 運命の違い
ひがみながら 不器用に一生懸命にいきていく主人公
一生懸命やってると 周りの人から認められて居場所ができる。
こういう話し 好きですね。一気に3巻まで読みました。 -
おもしろかった!セイレンの性格が好き。続きが気になる。
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和風ファンタジーの設定が良かったです。内容も読みやすく、主人公のセイレンが辛い境遇にありながら素直で見ていて気持ちが良い。ストーリーがあまり動いてなくて、大きな歴史の始まりくらいで終わってしまっているのが残念。一癖も二癖もある雄日子をこれからどうやって守って傍にいるのかを見てみたかったです。
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思ってたより引き込まれておもしろかったです。
読み切りだと思ってたらどうやら続きがあるっぽいようで、、
続編で一族とまた向き合うことになるんだろうな、とは思いますが終盤になって驚きな展開もあり。
セイレンの成長、雄日子との今後、一族とどうなっていくのか。結構楽しみです♪
著者プロフィール
円堂豆子の作品





