藍の夜明け (角川文庫)

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本棚登録 : 108
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041091883

作品紹介・あらすじ

16歳になった翌朝、爾はひどい悪夢から目を覚ます。その手の平には寝る前にはなかった浅い傷と、指には長い髪の毛が絡みついていた。前夜、近所で起きた女性の通り魔殺人の報道を知り不安に駆られる爾。異変は次々起き、三度目の朝。爾は自分が脱いだTシャツから血の匂いをかぎ取る。そして少女の他殺体発見のニュースが! その少女は、看護師を務める爾の母の患者だった。犯人が自分かもしれない。爾は親友の達樹にも話せず悩んでいた。ある日、学校で見知らぬ少年と遭遇する。達樹からは自分たちの幼なじみの白兎だと言われるが、爾には全く見覚えがなく……。大人のサスペンス・ミステリ、第3弾!

感想・レビュー・書評

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  • 白兎シリーズの第3弾。
    序章は「羅生門」のような中世の時代。
    「死者が死者であることを悟るまで、己が力で己が未練を断ち切るま傍らで待つ。それが、俺の役目だ」と、この時代にも白兎が登場。
    そして本章は現代へ。
    目覚めた時の異変に、近所で起きた殺人事件に関係あるのかと慄く16歳の爾の前に現れる白兎。
    過去と現代、どのような関連があるのかと、謎は深まるばかり。
    サスペンスフルな著者の手腕が、読者を惹きつける。

  • 白兎が出てくるこのシリーズは、何度読んでも今ひとつよくわからない。だからか版ごとに読んでしまうのだが。
    高校生・爾の悪夢は事件と関係があるのか、狗丸と葉黄女の話はどう関連してくるのか、ファンタジー寄りのミステリ。真相はファンタジーだが。

  • 【16歳の誕生日に俺は女の人を殺した!?】

    この帯に惹かれどんな猟奇殺人だ?ってワクワクしながら読んだら全然違ったー。


    何だ?
    これはホラーか?
    よく分からないけど面白かった。
    あさのあつこ先生の本は初読みだったんですが独特の雰囲気が私は好きですね。
    他の本も読んでみたいと思います。

  • シリーズ3作目。プロローグは現代だったが、平安京の頃から物語が始まったので、白兎の過去かとも思ったが、現代にもどって来た。やはり、ミステリというよりは、ファンタジー色が強い。今回は、少年たちが出てくるので、よりあさのあつこさんの作品だと強く感じた。生と死と彷徨いと贖罪この物語はどう終わるのだろう。

  • 自分が信じられず理解できない怖さが、日常に潜んでいたらと、想像できそうでできません。

    どんな切っ掛けで、この先の道を選ぶかなんて分からないけれど、後悔のない道を選びたくても、その選択さえもなかったとしたら、どう生きて行けばいいのかわからなくなりそうです。それでも、間違ってしまったとしたら、償いながら、生きて行くのが残された唯一の道なのでしょうか。

    四分の一が時代小説なので、あさのさんの時代物を読んでない人はきっとびっくりですね。

  • 時代を超えて、さまよう魂。その魂の昇華させたい白兎。時空を超える白兎は、何者か?まだ明らかにならない。
    連続殺人事件の犯人の動機は、ミステリーとしては、物足りない。

  • あさのあつこさんというと、「バッテリー」などの青春小説は読んだことがあり、さわやかな印象だった。時代小説も書かれているみたいだが、そちらは読んだことがなかった。この「藍の夜明け」は一部江戸時代かと思われる古い時代の話が盛り込まれており、そのあたりに時代小説の匂いが感じられる。
    サスペンス・ミステリとあるが、少し人物と事件の関係がわかりにくい部分があった。みつると母親のやりとりの中に、高校生のみつるが母親に感謝しながらも素直に表せないところが「そういうことあるよなあ」と思わせられた。

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著者プロフィール

1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。同人誌「季節風」に連載した『ほたる館物語』が出版され作家デビュー。97 年『バッテリー』で第35 回野間児童文芸賞を受賞。99 年『バッテリーⅡ』で第39 回日本児童文学者協会賞を受賞。2005年『バッテリー』全6巻で第54 回小学館児童出版文化賞を受賞。11 年『たまゆら』で第18 回島清恋愛文学賞を受賞。シリーズに「NO.6」「おいち不思議物語」「燦」「グリーン・グリーン」、主な著書に『末ながく、お幸せに』『ハリネズミは月を見上げる』『アスリーツ』など。

「2022年 『時代小説アンソロジー てしごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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