- 本 ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041091968
作品紹介・あらすじ
凄腕の隠密・喬四郎は、将軍・吉宗に仕える「御庭番」。
弟分の才蔵と共に隠密御用にあたっていた。
ある日、吉宗に呼ばれ馳せ参じたところ、抜け荷探索をしていた目付配下の侍が殺されたときく。
死体から見つかったのは、南蛮渡りの連発銃の弾。
武器の抜け荷の実態を探るなかで、喬四郎も銃で撃たれ傷を負ってしまう。
一方、才蔵は探索中に連発銃を手に入れるも、なぜかそのことを喬四郎には隠していて――。
怒濤の展開に息を呑む、忍者活劇シリーズ完結編!
感想・レビュー・書評
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え、えぇ~、これで終わりですか……
裏切り ー 江戸の御庭番シリーズの7作目《完結編》
2021.01発行。字の大きさは…中。
第8代将軍徳川吉宗の命により御庭番・倉沢喬四郎が探索します。
此度は、江戸湊に公儀目付配下の者が、南蛮渡りの六連発銃で討たれた死体が上がったことに端を発します。吉宗から喬四郎に探索の指示が来ます。
喬四郎と才蔵が、過去に抜け荷の疑いのある豊前小倉藩を探索していたら、旗本が六連発銃で船頭を殺そうとしているのを止めた才蔵は、六連発銃の怪しい輝きに魅せられて、次第に喬四郎に嘘を言うようになっていきます。
そして、喬四郎が小倉藩の目付頭村山兵衛に六連発銃で撃たれて深手を負って寝込んでからは、積極的に小倉藩に係わり、とうとう抜け荷品を捌く唐物屋和蘭陀堂の主人・儀十を毒殺して、和蘭陀堂の主人に納まり、村山兵衛と組んで抜け荷を行っていきます。
怪我が治り探索に復帰した喬四郎は、そんな才蔵を見て……。
喬四郎は、この抜け荷に関わった村山兵衛と肥前不知火忍びを倒し、小倉藩の抜け荷の証拠を押さえ吉宗に報告します。
最後に、六連発銃を構えた才蔵との勝負に臨みます……。
【読後】
いままで喬四郎と才蔵が、コンビを組んで探索してきましたが、最終回は、才蔵が裏切って終わりました。後味のいいものでは有りません。
2021.02.24読了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こういう終わり方かぁ、とびっくり。
いくらでも続けていけるシリーズだったのに。終わりを急ぐ理由があったのかしら。
登場人物それぞれが気に入っていたので、残念な気持ちです。
著者プロフィール
藤井邦夫の作品





