- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041091975
感想・レビュー・書評
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3月20日読了。弁護士の鷹野を中心に師団坂法律事務所の弁護士のエピソード。被疑者の内面まで探り真実に辿りつくのが面白かった。同じ著者で婚活刑事と比べるとこの法廷ものの方がいいと思う。続編も読んでみたい。
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リアルというよりもトリッキーな推理もの。面白いけれど、スーパー探偵が主人公の時、キャラが立つかどうかが勝負ですが、この作品んでは元医師でアメリカ帰りの弁護士やら元警官の弁護士。小説に出てくるのは個人事務所が多いが、この作品は大きなローファーム。ネットフリックスのの類で見慣れたアメリカのテレビドラマで馴染みのある言葉がずらりと出てくる。要は好みの問題であるが、背景も事件の解決の仕方も少し「人工的」な気がする。
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「俺にとって、弁護は治療だ」
名門・師団坂法律事務所は、創設者を喪って以来、事務所の経営は下降の一途。そんな中、元医師の弁護士鷹野和也が刑事事件専門のルーム1に助っ人として海外からやってくる。
鷹野は弁護士たちの仕事ぶりを「診断」し、無能な弁護士を「切除」すると宣言!
診断の結果、25人中12人が不合格ゾーン。鷹野の「切除」が気に食わない有能な弁護士たちは次々と他の事務所へ。
「正義を求めたいものは残れ!」
残ったのは25人中4人。えっ⁉︎ 鷹野さんすっかり嫌われてますよ。
「まるでブレーメンの音楽隊だな」
桐生・番犬(司法官僚)、芽依・猫(お嬢様)、梅津・ロバ(刑事)、杉村・ニワトリ以下(ニート)、鷹野(殺人犯)。えっ⁉︎ 鷹野さん失礼すぎです。
「人を治療し、救えなければ正義じゃない。法律は刃物のようなものだ。使いようによっては善にも悪にもなる。俺は法律というメスを駆使し、人を治療する」
鷹野によって心が救われたのは依頼人だけではない。色んな思いを抱えたルーム1のメンバーたちも彼に救われた。鷹野との出会いで本当の弁護士になれた。
そして、ルーム1によって鷹野も心が救われたはず。ツンツン鷹野も最後には少しはデレるかと思ったけど、最後まで「ついて来られない奴は、切除する(はにかみ笑い)」だって(笑)素直じゃないんだから。
必死で冤罪を晴らすよう訴えてくる者、減刑を願う者、心を開かない者、自暴自棄になる者……色々な依頼人がいた。「正義の天秤」「アイギスの盾」どの話もよく考えられていてそこはそうくるか〜と膝を打つ!このシリーズ好きです。 -
NHKドラマの原作。
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師団坂法律事務所に新しくやってきた元医師の凄腕弁護士。
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大門さんの小説は初めて読んだけど、ストーリー、トリックもなかなか面白く、リーガルミステリーとして確立されている。
娯楽にもなり、頭の体操にもなる良書だと思って色々調べたら、NHKのドラマにもなっているとのことで、なるほど!と思った。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50255068 -
NHKのドラマを観て、原作が気になったので読んだ。