人生のことはすべて山に学んだ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 72
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041092064

作品紹介・あらすじ

「本の雑誌」のイラストでおなじみの著者が、50年近くの登山歴から厳選した50の山を紹介。遠足での道迷い、若き日の仲間とのテント山行、息子との岩登り……。多種多様な山でのエピソードの端々に、人生の要諦がぎゅっと凝縮されている。山での食事や服装、遭難体験の教訓など、実用コラムも満載。はたまた脱力の四コマ漫画も。200点以上のイラストを眺めていると、さながら紙上登山をしているよう。新たな山岳名著、誕生!

感想・レビュー・書評

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  • 息子さんとの話が良い。

  • 昭和の山登りの「古き良き」感じと、今の山歩きの楽しさをどちらも感じさせてくれる山のエッセイ。

    それぞれ特定の山の思い出などを語る体裁になっているので、登ったことのある山は自分のときの様子を思い出しながら、まだ登ってない山は想像しながらサラサラと読了。

    岩登り、沢登り、バックカントリースキーから縦走、里山歩きにいたるまでいろんな山をずっと歩いている方なんだなぁ。
    ほかの本も読んでみたいと思った。

  • もう、明日にでも山に行きたくなる本。
    バックカントリーや沢登、ロッククライミングも含んでるのでおいそれとはいかないけれども。。。
    登ったことある山は、地図があるはずだから今度は地図を見ながら読むとしよう!!

  • 独特のイラストと共に過去の登山歴、思い出の山を語る。

    百名山ばかりでなく、どちらかというと人の少ない山、またハイシーズンを避けた登山が筆者が通であることを示す。

    筆者は簡単そうに書いているがかなりの上級者。そして上級者の仲間と山での酒盛りも楽しむ。なんせ「疲れるから」という理由で温泉をスルーしてしまう仲間がいるほと。

    所々に出てくる格言的なフレーズが良い。
    近年の山ブームより前の体育会系の登山部の流れが今となっては面白い。

    時々出てくる息子さんとの思い出がまた良い。高校生の頃、普段口を聞いてくれぬが一緒に山行、頂上でふと見せた息子さんの表情。その後、夏のバイト先の山小屋を夫婦で訪れる場面。奥さんのはしゃぎようと、出迎える息子さんの笑顔。

    上級者から初級者まで楽しめる内容です。

  • 100名山を登るというようなことに重きを置かない著者の登山スタイルには共感を覚える。

    ともに山に登った仲間が、ある日山に行ったまま帰らぬ人となる。思えばこんなにも過酷な趣味はない。

    随所に散りばめられた山登りハックがとても勉強になった。

    そして、一番印象に残ったのは、山に入ると五感が鋭くなってくるとして、「3000m級の頂上に立つと大袈裟だが宇宙の匂いさえする」というフレーズだった。そうか、高山
    に登ることは宇宙に近付くということなのか!と。そんな高い山に登ることはない身としては想像するしかないが、感じてみたいとは思った。

  • 長年に渡るバリエーションに富んだ山登りの記憶を50の山々で振り返る。山について語りながら人生の記録でもある。共感することがたくさんあった。

  • 本当にこの題名の通りかもしれないね。誰にも心に一つの山は持っている。私は穂高山、特に北穂高から涸沢岳だと思う もっと山の本を読まないといかん

  • 2020/8/23 喜久屋書店北神戸店にて購入。

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著者プロフィール

1944年、愛知県生まれ。イラストレーター。児童出版社勤務を経て独立。『本の雑誌』創刊時から表紙・本文イラストを担当。第22回講談社出版文化賞さしえ賞受賞。2015年「本の雑誌」第63回菊池寛賞受賞。著書に『山の時間』(白山書房)『山の帰り道』『北京食堂の夕暮れ』(本の雑誌社)など。

「2021年 『山の帰り道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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