変身 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041092361

作品紹介・あらすじ

平凡なサラリーマンがある朝、巨大な虫けらに変身した状態で目覚める──。不条理文学の旗手か、不器用なサラリーマン作家か。新たなカフカ像にもとづく新訳と訳者解説によって、不朽の名作がよみがえる。

感想・レビュー・書評

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  • 新訳だ!

    名著12 カフカ『変身』:100分 de 名著
    https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/12_kafka/

    「変身」 フランツ・カフカ[角川文庫(海外)] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/321912000027/

    • naonaonao16gさん
      新訳!
      新訳!
      2022/02/04
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      naonaonao16gさん
      そう
      多和田葉子が訳した『変身(かわりみ)』(集英社 ポケットマスターピース01カフカ)以来の新訳かも。。...
      naonaonao16gさん
      そう
      多和田葉子が訳した『変身(かわりみ)』(集英社 ポケットマスターピース01カフカ)以来の新訳かも。。。
      2022/02/04
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      実は積んだまま
      ↓終了した催事
      シンポジウム 「作家が語るカフカ」 | DAY2 | ヨーロッパ文芸フェスティバル 2023
      https:/...
      実は積んだまま
      ↓終了した催事
      シンポジウム 「作家が語るカフカ」 | DAY2 | ヨーロッパ文芸フェスティバル 2023
      https://eulitfest.jp/year2023/day2/entry-230.html
      2023/11/22
  • グレゴール虫になった事にはそこまでパニックにならずにいつも通り仕事に行くために慌てている様がなんだろう、メンタルが強いのか弱いのか。

    普通虫になってたら会社とか生活とかより、虫化の方に思考の全部持っていかれるのではないかなぁ。

    虫になったことないから知らんけど。

    結局何も分からんまま何も伝わらんまま息絶え、家族は明るい未来へ旅に出る。

    ハッピーエンドなのか知ら?

  • なんていう物語だ…。
    カフカさんの不朽の名作だけど恥ずかしながら初読みでした。
    (Audibleにて。)

    何を思えばいいのか。
    朝起きたらいきなり毒虫?害虫?になってたって。いやいや!怖すぎるでしょ笑 そもそも虫が苦手な私には巨大な毒虫を想像しただけで鳥肌立ったし。(あの茶色いアイツのデカいバージョンを一度想像した自分の記憶を消したい。)

    「不条理の文学」か、なるほど。不条理すぎる。

    物語をそのまま受け取れば、ありえんだろ!!で終わるけれど、色々な取り方ができるなと思った。(Audibleには解説がないので作者の意図はわからないけど)

    順風満帆で生きてきたのに、いきなり何か大きな事故や事件に巻き込まれ、今まで通り中身は変わらず知性はあるのに外見の(かなり)大きな変化により、何も誰にも理解してもらえなくなる。それどころかすでにこちらには知性などなく何も理解できていないのだろうと見られている。急にみんなのお荷物となり疎まれる。…苦しい。

    虫側としても苦しいが、家族側ももちろん苦しい。救いがない。
    どちら側に立っても希望が見えない。しかも虫となった主人公は元々家族を支えていた大黒柱で、家族皆から頼られていたのに…

    頼られる存在から、何の説明も理由もなく変身し突然厄介者へと転落した主人公、やがてこの問題が家族みんなを蝕んで壊していく。そして最後…。

    夢オチか?なんてアホな事を少し期待してしまったがもちろんそんなわけあるまい笑 でも期待したかった。

    あの淡々と爽やかなエンディング。解放されて清々しさを感じる家族3人。それまではあくまでも「主人公の家族」として存在していたのに、最後にはちゃんと個としてしっかり存在していく感じ。ちゃんと一人の人間として地に足がついたとでもいうか。途中まで主人公側だったのに、なぜか最後は私まで少し清々しい気持ちになってしまったという恐怖。最後は家族側に感情移入していたのだろうか。

    なんせ恐ろしい話でした。

    • Mayさん
      シンタロウさん、「未必のマクベス」オススメですか?
      どなたかのレビューを読んで面白そうだったので登録してみました♪
      シンタロウさん、「未必のマクベス」オススメですか?
      どなたかのレビューを読んで面白そうだったので登録してみました♪
      2024/03/19
    • shintak5555さん
      早瀬さんの作品を幾つか読んで割と気に入りまして。で、早瀬さんの代表作が「未必のマクベス」。
      私も“読むぞ絶対に!リスト”に登録されてるんです...
      早瀬さんの作品を幾つか読んで割と気に入りまして。で、早瀬さんの代表作が「未必のマクベス」。
      私も“読むぞ絶対に!リスト”に登録されてるんです。笑
      なのでMayさんの感想が読みたいなぁと思った訳です!
      2024/03/19
    • Mayさん
      あ、なるほど!笑
      私はきっとだいぶ先になりそうなので、シンタロウさんのレビューを私が楽しみにしておきます♪
      ブクログ登録して数ヶ月。読みたい...
      あ、なるほど!笑
      私はきっとだいぶ先になりそうなので、シンタロウさんのレビューを私が楽しみにしておきます♪
      ブクログ登録して数ヶ月。読みたい本がどんどん増えていって全く追いつきません(-。-;
      追いつかないどころか増える一方!笑
      2024/03/19
  • 自分の姿が毒虫に変わった瞬間から続く、地獄の日々。虫になっても人間の言葉は理解でき、思考も残っているのだが、家族には言葉も思いも伝えることが出来ない。本人にとっては、家族に甘えたい気持ちが残っているので、家族の前に姿を表し接触しようとするが、害虫扱いされ、攻撃を受ける。
    予想通り、本人にとって悲しい結末となるが、家族にとっては明るい結末である。それくらい、毒虫に変わり果てた姿を、家族であると信じ続けることは苦痛だったのだろう。
    毒虫は極端であっても、家族が突然難病になって長期間介護が必要な時に、傍でサポートし続けることができるのか、カフカに試されている気がした。

    後半の『ある戦いの記録』は、自意識過剰で心の不安定な主人公(青年)が人々を観察して捕まえ、禅問答のようなやり取りを繰り広げるもの。寒い冬のプラハ旧市街の路地を思い浮かべながら読んだ。

    両作品併せて、悲壮感、閉塞感、孤独を強く感じた。

  • 何気にこれまでカフカの作品を読んでこなかったため、有名かつ短めの「変身」をひとまず手にとってみた。

    グレゴールは人間としての思考や感情を残したまま、姿形だけがある日突然巨大な虫に変わる。相手の言葉は理解できるのに、自分の思いは伝えられない。よりによって虫という生き物になったため、見た目の気味悪さも相まって家族から阻害され、最も愛している妹さえも最後には「あれにいなくなってもらわないと」と言う始末。
    最後まで虫になった理由も明かされず、グレゴールは衰弱死するという救いのない終わりで、それがまさしく不条理文学と言われる所以なのだろう。

    最初のうち、まだ虫としての体の使い方に慣れていないグレゴールがベッドから起き上がろうと四苦八苦しながらも遅れた仕事の心配をしている場面では、それどころではないだろうとやはりツッコミを入れたくなった。
    それにしても本当になんで虫なのか・・・ 突如理由の分からない事態に見舞われ、周りの人間にも影響が及ぶ。不条理とはそういうものなのだろうと思うけど、やっぱり虫は嫌だなぁ。

    新訳とのことで他とは比べていないけど、読みやすかったし、改めてカフカ自身の人生にも触れた解説も興味深かった。表紙絵がこの作品の息詰まる空気感と不穏さを表していてよい。

  • 『100分de名著』で取り上げられた川島隆氏の新訳。

    ある朝目覚めたら、巨大な虫に変身していたグレゴール。虫になった理由も、回復の方法もわからない。無論仕事にも行けない。一体彼はどうするのか…?

    ものすごく大変な出来事に遭遇しているのに、グレゴールが淡々と落ち着いているのがシャープで怖い。彼が気にするのは、もっぱら遅刻した出張や、実家の借金や、妹の進路であって、自分の変身の回復法ではないのだ。まずそこで、私たちは驚き、この作品に釘付けになる。

    まるで身体障害のある人を急に抱えた家族のような様相を呈する家族たち。困惑するなという方が無理な、想像し難い現実に、一家はかつての和やかな家庭から、貧しい家庭に変貌し始める。

    嫌々世話をしながら、だんだんグレゴールは疎外される。ついに彼は、父親が反射的に投げたりんごで大怪我をし、誰にも見捨てられて衰弱死する。

    りんごが、グレゴールに対する社会的追放の鉄槌であり、家具の剥奪が、彼が『人間であった』ところから、ものの役に立たない生き物へ、その立場が転落させられるのが、無情であり、無常でもある。まだ彼には、美しい絵に心惹かれ、妹のヴァイオリンに思いを寄せる知性があるというのに、それは誰にも気づかれず、顧みられることがない。淡々と滑稽味さえにじませて描かれているが、なんと絶望的な悲劇だろうか。もっと怖いのは、読んでいるこちらまで、淡々と事態を観察していることだ。ふと気づいた自分の眼差しが恐ろしいのだ。だが、衝撃はそこで終わらない。

    虫に変わってしまった家族の一員を持て余すのは想像できるとしても、後半に妹がグレゴールを放逐することを提案するところ、鈍器で殴られたような驚きが走る。

    グレゴールが家族を『いじめて』いるというのだ。虫に変身した責任は、グレゴールにはない。不慮の事態だし、基本彼は身を隠している。それでも、ヴァイオリン、いや、愛妹に心惹かれて、団らんの場に思わず出てきてしまっただけなのに。『いじめるばかり』と非難されるとは。たった数行の妹のセリフの、破壊力といったら。解釈や鑑賞を、一瞬吹き飛ばす衝撃がある。

    グレゴールの死後の家族の外出が、輝かしく楽しげでヨーロッパ的近代市民層の典型的憩いの姿で描かれているのも、冒頭からずっとモノクロームの世界だったところに、急に色がついて彩りが差したようなのが、また変に美しくて、なんとも言えない気持ちになる。美しいと感じる私が、やはり怖い。

    ラスト、絶筆のように幕切れとなる。妹のぐっと伸ばした背。その靴の下で、今しもグレゴールと私が、一緒に踏まれて消えた。彼女の靴底には、もちろん汚れなどついていない。かがやくような豊かな若さがあるだけだ。

    実存主義って諸刃の剣。なんて怖いんだろう。この小説に対して『答え』なんて出るのか?あの、読書から来ると思えない殴打感のある衝撃。それが答えではないだろうか。次は『城』読んでみようかな。ヤバい。中毒になりそう。

    巻末に川島氏による、懇切な作品解説とカフカについての評伝が付されていて、非常に充実した内容だった。これを読むと、カフカの書簡集も読みたくなるだろう。非常に読みやすく、明晰な訳で、強くお勧めしたい。

    • ふふふさん
      知人に勧められて先日、この本を読み終えました。
      普段あまり読書をしないので、一回読み終えただけでは自分の中に落とし込むことができず、もどかし...
      知人に勧められて先日、この本を読み終えました。
      普段あまり読書をしないので、一回読み終えただけでは自分の中に落とし込むことができず、もどかしい思いをしていました。しかし、瑠璃花@紫苑さんの感想にハッとさせられました。自分が感じていた感情をズバリ言葉にしてもらった、いや、それ以上のものを表現してもらった気分です。
      自分の感情が言葉になると、色々と整理がついてとても気持ちがいいですね。これを機に、僕も文学作品の世界に入っていこうと思います。ありがとうございました。
      2023/05/14
    • 瑠璃花@紫苑さん
      ふふふ様

      はじめまして。コメントとフォローをありがとうございました。
      私の感想をそんなふうにお読みいただいたなんて、とても光栄ですし...
      ふふふ様

      はじめまして。コメントとフォローをありがとうございました。
      私の感想をそんなふうにお読みいただいたなんて、とても光栄ですし嬉しいです。『変身』は、いつ読んでも強いメッセージを投げかけてくる名作だと思うのですが、読む人ごとに、いろんな見方が出来る、色褪せない問題作だと思います。お友達のおすすめなんて、素敵ですね。

      ブクログには、多くの素晴らしいレビュアー様がおいでです。扱っていらっしゃるご本も、とっても多いですから、ちょっとでも気になる本があったら、どんどんお手に取られて、これだと思うものにお出会いになってくださいね。難しくて、途中で読み止めても大丈夫。気になる時にまた読み返したっていいのですから。もちろん、ゆっくり時間をかけて読み切ってもいいですし、面白くて一気呵成もあるかもしれません。お心の向くままに、ご自分のペースでお読みになるといいのではないでしょうか。

      ブクログに感想を書くのも、私も毎回ドキドキします。最初は、ノートに書名や著者、出版社を記録していただけで、感想までは書いていなかったのですよ。でも、始めてみるとこれが楽しくて。自分の本棚見ると、それぞれの本を読んでいた時の思い出や記憶が、あざやかに思い出されるのです。読んでくださる方がいてくださることも、とても嬉しいのです。ふふふさんのブクログライフが、楽しいものになりますように。

      こちらこそ、本当にありがとうございました。お気が向かれたら、いつでも遊びにいらしてくださいね。
      2023/05/14


  • (あまり真面目には読んでないです。
    それを踏まえて……)

    この虫の大きさ・種類が気になった。
    あと、まあ取り立てられるのは、「なぜ虫になったか」の部分かな。

    そこらへんが気になってしまって、肝心の中身になかなか入り込めなかった……苦笑

  • 珍しく外国人の方が書いた本を読んでみた。淡々とストーリーが進む。
    私はいつもわかりやすい文章の本を読んできていたので、これだけ淡々としていると感想が持ちにくかった。(持ちにくかった?笑)

    でも世では大作と言われているので、私が合わなかった、ついていけなかっただけだと思うのですが。。

  • 一言で感想を言うと、むごい。
    裏表紙のあらすじによるならば、「不条理」だ。それも青天の霹靂。

    「ある朝、グレゴール・ザムザが落ち着かない夢にうなされて目覚めると、自分がベッドの中で化け物じみた図体の虫けらに姿を変えていることに気がついた。」
    …なんて直球な第一文目だろう。
    超忙しい出張続きのサラリーマン、グレゴールは目の前に映る自分の手足が虫のわさわさとしたか細いそれであることをぼんやりと認識しながら、虫になり身幅の広くなった図体によりベッドから身を起こせない…そんな異常事態にも関わらず、早く仕事に行かなければと列車の時刻のことばかり考えている。
    いやいやいやそれどころじゃないでしょ!
    四苦八苦してやっとの思いで、ドアの鍵を開け家族や勤め先の業務代理人にその姿を見せた時……
    緩やかな悲劇がはじまる。

    とても読みやすい訳で、「変身」本編は101ページ、後の70ページほどは訳者あとがきとして、カフカの生涯や変身がどのように書かれ、出版に至ったか、また変身が世の中に広まってどのように解釈されていったか、歴代の日本語訳者たちはどのように解釈して訳してきたか、本書の翻訳に当たってどのような注意を施してきたか…などなど、とても興味深く面白い。

    表紙の装丁も大好きで、表紙図版はヴィルヘルム・ハマスホイによる<白い扉、あるいは開いた扉>という絵で、ベストチョイスすぎるでしょ…と感動した。
    絵に合わせたタイトル等のフォント選びやデザイン全体がもう好き。

    さて、詳しい変身への文学的解釈などについては、その訳者あとがきをぜひ読んで!と流すとして、教養も何もない感想を書くと、うん。つらいな………
    グレゴールは両親の借金を返すために、またヴァイオリンを弾くのが好きな妹を音楽学校にやるために遮二無二働いてきた。
    それが、突然の不条理に見舞われる。
    グレゴールにとっても、家族にとっても。
    あとがきにもあるように、この話はグレゴールにとっての不条理であり、家族にとっても不条理なものである…というのはわかるんだけど…わかるんだけど……
    いや家族が虫になるなんて受け入れ難いし自分だって受け入れられるか分からないけど、それでも突然虫になるまでは文句ひとつ言わず家族全員を養ってきた息子・兄に対する仕打ちがこれ……結構な期間があったのに(あったからかもしれないが)、最初は少しはグレゴールとして接していた母や妹も、姿を直視し続けることは難しく、誰もグレゴールらしき虫とはっきり対峙しようとしない……虫になったグレゴールが人間の言葉をちゃんと理解しているようだと気づいたのは他人の料理女だけ……(家族だからこそかもしれないが…)…こんな仕打ちをして虫けらのまま兄が死んで家族一同喜ぶなんて……そうさせてしまうこのありえない…けど、どこかありえそうな現実が恐ろしすぎてならない。もちろん弔いもない。
    えっ、おたくの息子さん、死にましたよ…?
    まあこんな醜い虫が我が息子だと思いたくない気持ちはわかるけど、それならおたくの息子さん、行方不明ってことになるんだけど…家族もそれだけ辛かった…というのは十分描写からわかる…だけに後味がつら…
    最後までなぜグレゴールが虫になってしまったのかは分からずじまいだけど、最後まで読み終わるとそんなことはどうでもよくなってしまうな。不条理って突然降りかかるものだから。

    …いやさ、我ながら嫌な連想だと思うけど、それまでは大いに役立ってきて人間として十分だったグレゴールが役に立たない虫になってしまった……という展開が、虫になるなんてファンタジーは起こらなくとも、働きすぎて重度の身体障害になったり精神疾患になったりして、人間の言葉は理解できるのに発語できない故に人間と見做されないで軽視される…現実にありがちな展開と重なって見えちゃって…その場合は人間の形を留めているから虫になるより待遇はマシなんじゃない?と思われるかもしれないけど、介護に疲れた家族の思いの行き着く先は変わらないと思う…
    と勝手に考えてつらくなるという…苦笑
    全然関係ないあかの他人の私だからこそ、彼の家族に代わってグレゴールの最期に祈りを捧げたい。
    フィクションですが。 

  • 『この早起きというのは、人間をまったく薄ばかにしてしまうのだ。人間は眠りをもたなければならない』
    『ただ我慢することだけが家族の義務の命じるところなのだ』
    『音楽にこんなに心を奪われていても、彼は動物なのだろうか』
    『これで神様に感謝できる』


    グレゴールはある朝、目が覚めると自分の姿が毒虫になっていた…
    その姿を見た家族の反応はどうなのか?
    見た目は毒虫だが、間違いなくそれはグレゴール本人。最初は妹も母親もらしく接してくれるが、徐々に毒虫としての扱いを受けるようになる。
    いずれ毒虫の死、つまりグレゴールの死が訪れる。家族の反応は…
    グレゴールには「死」の選択しか残されていなかった。


    この小説を通じて、カフカは何を言いたかったのか。
    時代背景。見た目と心の相違。
    そして人間である尊厳。
    単なる、朝起きたら姿が変わっていたSF小説ではない。

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著者プロフィール

1883年プラハ生まれのユダヤ人。カフカとはチェコ語でカラスの意味。生涯を一役人としてすごし、一部を除きその作品は死後発表された。1924年没。

「2022年 『変身』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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