新訳 ナルニア国物語1 ライオンと魔女と洋服だんす (1) (角川文庫)
- KADOKAWA (2020年8月25日発売)
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感想 : 9件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784041092484
作品紹介・あらすじ
【全世界1億2千万部以上! カーネギー賞受賞シリーズ第1弾】
児童文学の金字塔! 新訳&挿絵付
装画・挿絵:ソノムラ
※本書は、既刊の角川つばさ文庫版の表記や表現を大人向けに【【大幅に】】加筆修正し、全ての漢字にふられていたルビをへらしたものです。
●あらすじ
両親と離れ、田舎の風変わりな教授の家に預けられた4人の兄妹。ある日末っ子のルーシーが空き部屋で大きな洋服だんすをみつけるが、扉を開くとそこは残酷な魔女が支配する国ナルニアだった! 「4人の人間がナルニアを救う王になる」という予言のせいで、子どもたちは魔女に命を狙われることに。4人は聖なるライオン“アスラン”と共に魔女に戦いを挑むが…。カーネギー賞受賞シリーズ第1弾。不朽の名作が新訳でよみがえる!
●新訳のここがポイント
●新訳のここがポイント
翻訳にあたって、原作の英語の格調高さをくずさぬよう、配慮されて訳されています。「英米の子どもたちが原文を読んで味わうとおりの「楽しさ」――知らない世界に出会うときのわくわく感や(略)好奇心もふくめて――を大切にしました」「とくに原文の解釈には最新の注意をはらいました」と、本書の底本となった角川つばさ文庫版の訳者あとがきに記されています。
たとえば、第十三章で、魔女に「深遠なる魔法のことを忘れたのか?」と問われ、先行訳ではアスランが「忘れてしまったようだな」や「どうかな、忘れてしまったかもしれない」と答えていましたが、アスランがそんな大事なことを忘れるはずがないので、原文の「Let us say(と仮定しよう)」を活かし、本書では「忘れていたということにしよう」となっています。
こういった、注意しないと正しく訳せないくだりが今の日本語で美しく訳されています。
感想・レビュー・書評
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村山早紀先生の街角ファンタジアを読んだら読みたくなって、本棚から引っ張り出してしまった!笑
中学の時に2巻ぐらいまで読んではいたけれど、あんまり覚えてないのも含めてその時よりも凄く面白く感じられた!
凄く読みやい訳で、およそ200頁ということもありあっという間に読み終えてしまった
王道ファンタジーってなんでこんなに胸がときめくのだろう
この頁数でこんなに重厚で楽しめるって本当に素敵
タンスの奥に広がるナルニアの国
そこで出会う人間とは違う者たち
雪の降りしきる国を冒険する4人のきょうだい達
内容は知っているけれど、読んでいるだけでワクワク楽しい世界に入ってしまう
正直、なんでもっと早く読まなかったんだろうって後悔も笑
とりあえず、めちゃくちゃ楽しい王道ファンタジー!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<閲覧スタッフより>
ピーターたち兄弟が洋服だんすの扉をくぐると、そこは残酷な白い魔女が支配する、雪に閉ざされた『ナルニア国』でした。子どもたちは偉大なライオン・アスランと共にナルニア国を救うべく立ち上がります。
物語の中で魔女が少年エドマンドに与えた『ターキッシュ・ディライト』。一口食べればあなたもエドマンドのようにたちまちお菓子の虜になるかも…
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所在記号:933.7||ルイ||
資料番号:10255929 -
引き込まれるような感覚あった。
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6歳息子、そろそろファンタジーもイケるのでは……と思い、とりあえずナルニア。総ルビありがたい。
黙読してもらおう、と目論んでいたのだけど、「読み聞かせてほしい」と言われた。6日ほどかけて読み終える(7日目は休まれた)。
子供時代、父親から「ナルニアは面白いから読んで!お父さんは100回は読んだ!!」と言われて手に取ったものの、何が面白いのか真剣によく分からず(ゾロリのほうが面白かった)、1回読んでポイッとしていたナルニア。
今回読んでも、親的には「ストーリーの作りが雑」という思いが去来した(アスランの「古の魔法よりさらに古い魔法」の箇所でズコーしてしまった)。
が、息子は大興奮。読み終わって「ナルニアってシリーズなの知ってた?」と聞いたら「2巻早く買って!!!!」と言われてしまう。
でも考えてみると、ナルニアにはファンタジーの「ファンタジーらしさ」が全部詰め込まれているのかも。スターウォーズ観て「スターオペラあるあるしかないじゃん、つまんね〜」って思っちゃうのと同じかな。
そういえば絵本にはあんまり、ファンタジーらしいファンタジーってないのかも。そもそも絵本はジャガイモでもクマでも基本的にめちゃくちゃ喋ることが前提になっている世界観を共有しているからな。
白の魔女めちゃくちゃこえ〜! アスランつえ〜! 俺の部屋のクローゼットもナルニアにつながってたらいいのに〜! とニコニコする息子を見ながら、この人はめちゃくちゃピュアなんだなあと思った。このピュアさ、絶やしてはいけない……
著者プロフィール
河合祥一郎の作品
