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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041092729
作品紹介・あらすじ
「迷う暇があるなら走れ。御主は走る以外に能のない男であろうが」
敵地にある墨俣の築城に成功し、織田信長の美濃攻略に大きく貢献した木下藤吉郎。だが彼の心は、晴れやかなものではなかった。信長の妹・於市が、浅井長政に嫁ぐことになり、想いを寄せていたことを妻の於禰に知られてしまったのだ。夫婦仲は険悪になり、藤吉郎は本来の明るさを失っていく。そんななか、越前の朝倉討伐の遠征に出ていた信長に於市からの驚くべき報せが届けられる。長政が信長を裏切り、朝倉義景側についたというのだ。藤吉郎は、信長から於市のいる浅井家討伐を命じられるが──。気鋭の作家が描く、書き下ろし歴史長篇。
感想・レビュー・書評
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墨俣築城後から浅井家滅亡までの織田家が最大の危機だった時期の秀吉を主人公にした作品。秀吉のサクセスストーリーを描く作品は数あれど臆病で弱い秀吉を描いた作品は無かったので新しい秀吉像としては面白い。
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