はなの味ごよみ 勇気ひとつ (角川文庫)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 118
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041092880

作品紹介・あらすじ

神田の一膳飯屋「喜楽屋」で働くはなのところに、ひとりの男が怒鳴り込んできた。男は、鎌倉の「縁切り寺」に逃げようとする女を追ってきたという。弥一郎の機転で難を逃れたが、次々と厄介事が舞い込む。

感想・レビュー・書評

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  • 花の味ごよみシリーズ第7作目。

    良太が弥一郎に嫉妬したり、はなが良太の両親に会ったりと、わりと進展のある巻でした。

    はなを巡っての弥一郎と良太の静かな男の戦いが。。
    弥一郎グイグイくるなぁ。

    良太の父親の昔の恋人・るいさんが素敵な女性でした。

  • はなの元に一人の男が怒鳴り込んできた、男は逃げた女房を捜して「縁切り寺」のある鎌倉出身のはなを訪ねてきたのだという。女房のおちさをはなが助できるのかできるのか

  •  神田の一膳飯屋「喜楽屋」を舞台にした物語、いよいよ佳境に。高田在子「勇気ひとつ」、はなの味ごよみシリーズ№7、2020.11発行。武家結城良太を慕う百姓女はな、公儀隠密の良太もはなの気持ちに添いたいと。良太の親友岡田弥一郎は、良太とでは結ばれない、幸せになれない、俺が幸せにしてやると、はなへの気持ちを。更に、良太の両親に会うと、父の結城弾正は、嫁に来ることは許さないと。だが、二人の思いに迷いはなく、父弾正の32年前の思い人るいの出現と、るいの機転でどうやら灯りが差してきたようです。

  • 2022.04.26

  • 父親に、結婚を反対されている良太は、なぜそんなにも頑ななのか探る。みっともないほどに。強引な良太。

    二人の未来を作るためだったが、危なげな良太だった。

    ある時、父親の若い頃の恋人の情報が。
    るいという名のその女性は、次男であった父親が偶然が重なり後継になったのを見て、自分から大芝居を打って離れたのであった。

    前途はまだ多難!

  • はなの心は揺れ動きつつ良太との結婚に向けて動き出してます。喜楽屋で起きる事件のやり取りとかは好きなんですが、シリーズ初めから恋に関しては自分と合わなくて納得いかないなぁと思うことが多いです。

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著者プロフィール

高田在子
一九七二年、神奈川県横浜市生まれ。相模女子大学短期大学部国文科卒業。二〇一五年『忍桜の武士』(白泉社)でデビュー。著書に「はなの味ごよみ」シリーズ(角川文庫。全一〇巻)、『茶屋占い師がらん堂』(ハルキ文庫)などがある。二〇年八月より「まんぷく旅籠 朝日屋」シリーズがスタートした。

「2023年 『まんぷく旅籠 朝日屋 あつあつ鴨南蛮そばと桜餅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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