笑う執行人 女検事・秋月さやか (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 36
感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041092897

作品紹介・あらすじ

六本木のクラブのVIPルームで撲殺された死体は、鋭利な刃物で鼻がすっぱりと削がれていた。殺されたのは、青年実業家の在日韓国人三世だった。異様な殺人は、連続殺人となった。その頃、東京地検特捜部に28歳の若さで配属された秋月さやかは、”無理筋”の仕事に戸惑っていた。大物代議士の不正献金事件の証拠がつかめず、立件が難しくなってきていたのだ。それにも拘わらず捜査を急ぐ特捜部。正義を掲げて秋月は孤立していく。いつしか結びつく二つの事件。その背景には日本社会の腐敗した組織構造があった。捜査一課のベテラン刑事・神代と、財務省出身の美男子弁護士・朝比奈と新米検事・秋月は事件の真相に迫るー。科警研所属の医師・白鳥奈津子も登場。著者渾身の社会派ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 久間十義『笑う執行人 女検事・秋月さやか』角川文庫。

    若き女性検事の秋山さやかを主人公にしたミステリー。

    大物代議士の不正献金を立件するために捜査する秋山さやかと六本木のクラブのVIPルームで起きた青年実業家の撲殺事件とがどう絡んでいくのか……

    期待外れ。不正献金事件よりも撲殺事件の連鎖の方が多く描かれるのと弁護士の朝比奈哲也や医務技官の白鳥奈津子といった主役級が登場したりでストーリーが判然としない。

    本体価格880円
    ★★★

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著者プロフィール

1953年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。87年豊田商事事件を扱った『マネーゲーム』で第24回文藝賞佳作。『世紀末鯨鯢記』で第3回三島由紀夫賞受賞。『刑事たちの夏』では警察小説ブームに火をつけ、警察小説の金字塔となる。主な著書に『放火(アカイヌ)』『刑事たちの聖戦』『ダブルフェイス』『禁断のスカルペル』『デス・エンジェル』『限界病院』など多数。

「2020年 『笑う執行人 女検事・秋月さやか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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