- 本 ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041093085
作品紹介・あらすじ
都内の住宅街で土に埋められていた身元不明の刺殺遺体。
そのポケットから出てきたのは、現場の状況を想起させるような謎の四行詩だった――。
文書解読班リーダーの理沙(りさ)が詩の解読に取り組み、矢代(やしろ)と夏目(なつめ)は被害者の身元を追うが、新たな詩とその内容に見立てたかのような遺体が出てしまう。
理沙たちはやがて、奥多摩のとある集落にたどり着き……。
複雑に絡まる過去の糸。そして詩のからくりが解かれるとき、戦慄の事実が明らかになる!
大人気警察小説シリーズ、驚愕と慟哭の第8弾!
感想・レビュー・書評
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麻見和史『茨の墓標 警視庁文書捜査官』角川文庫。
シリーズ第8弾。
テレビドラマ化されたこともあり、異常な文字マニアの鳴海理沙警部補のイメージが頭の中に浮かび、読み易い。テレビドラマでは矢代は女性だったが……
今回の謎解きは少しスッキリしないところがあるが、ストーリーは面白い。
小金井市の廃屋で土に埋められた身元不明の男性の刺殺体が発見される。被害者のポケットに残されていた謎の四行詩。文書解読班の鳴海理沙と矢代、夏目は文書の解読と被害者の身元を調査を行うが、類似の四行詩を残す第2の殺人事件が起きる。そして、第1の殺人事件の物証から浮かび上がる10年前の未解決殺人事件との関係。さらには第3、第4の殺人事件が……
本体価格680円
★★★★詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ、エピソード・ゼロを含め8冊め。
文書解読班の面々も、キャラがしっかり書き分けられ、ますます面白くなりましたね。
都内の住宅地で、土に埋められた身元不明の刺殺遺体が発見された。
そこにあったのは、不気味な四行詩。
文書解読班でも、なかなか解読できないうちに、第二、第三の似たような事件が発生してしまう。
そして、不可解な謎は、奥多摩のある閉鎖的な集落へと辿り着く。
果たして、文書解読班の面々は、真実に辿り着けるのか? -
4行詩になぞられた殺人事件に文書捜査官が挑む…タイトルと中身が後半まで合いませんが、後半になって驚く展開があります。
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今回も事件解決に貢献した文書解読班だけど、財津の思わせぶりな台詞のせいで、不安しかない読後感。先が気になる。
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いくら小説でも、3人もがあれは無いだろうと思う。
また奇妙な詩の真相も思わせぶりな割に中途半端だった、 -
警視庁文書捜査官シリーズ、8作目。
遺体のそばから出てきた謎の四行詩。更に第二、第三と同じような見立て殺人が続くうえ、閉鎖的な田舎集落特有の怪しい雰囲気と、面白そうなミステリ要素が散りばめられていて、面白かった。最近、他のシリーズでも事件構造は上手く練られているのだけれど、肝心の捜査過程の描写が妙に雑に感じることが多かった著者の作品だっただけに、今作は久しぶりにそれも含めて最後まで面白く読めた。鳴海の文章分析能力も発揮できていたし、足を使って捜査する矢代と夏目のコンビもだんだんハマってきた感じ。チーム捜査が上手く進んでいると、読んでいて楽しいワ。 -
シリーズ8作目。相変わらず麻見さんの話は、事件がえげつないのが多い。好きじゃないんだけど、ついつい読んでしまってる。謎解きとしては非常に凝ってるよなあ。ただ、今回の4行詩は、面白くなかった。テレビドラマ化されたメンバーと構成が違うのは、あとからこのシリーズ読み始めたけど、完全に慣れたと思うんだけど、理沙が波瑠ちゃんに思えてしまって、自分で違う、違うと突っ込んでる
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不気味な四行詩に沿った連続見立て殺人が発生!
都内の住宅街で土に埋められていた身元不明の刺殺遺体。
そのポケットから出てきたのは、現場の状況を想起させるような謎の四行詩だった――。
文書解読班リーダーの理沙(りさ)が詩の解読に取り組み、矢代(やしろ)と夏目(なつめ)は被害者の身元を追うが、新たな詩とその内容に見立てたかのような遺体が出てしまう。
理沙たちはやがて、奥多摩のとある集落にたどり着き……。
複雑に絡まる過去の糸。そして詩のからくりが解かれるとき、戦慄の事実が明らかになる!
著者プロフィール
麻見和史の作品





