銀翼の死角 警視庁文書捜査官 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 290
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041093092

作品紹介・あらすじ

札幌から羽田へ向かうフライトでハイジャックが発生!SITが交渉を始めるが、犯人はなぜか思考パズルを仕掛けてくる。理沙たち文書解読班は理不尽なゲームに正解し、人質を解放することができるのか!?

感想・レビュー・書評

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  • 麻見和史『銀翼の死角 警視庁文書捜査官』角川文庫。

    シリーズ第7弾。今回、鳴海理沙の活躍の場は羽田空港だ。珍しくインドア派の安楽椅子探偵が外の世界に出て活劇を繰り広げるというのだから面白い。また、次から次と犯人を巡る謎が渦巻き、一体どんな結末が待ち受けているのかという興味にページを捲る手が止まらない。

    冒頭から緊迫の描写が続く。札幌から羽田に向かう380人余りの乗客を乗せた旅客機が4人の犯人によりハイジャックされる。犯人の永尾から挑まれた水平思考パズルに解答出来ないと乗客の1人が傷付けられるという極悪非道な理不尽なゲームに困惑するSITは文書解読班のメンバーを緊急召集する……

    テレビでドラマ化されたことで、鳴海理沙という人物像がイメージし易くなり、さらに読み易くなった。品があり、知性を感じさせる女優の鈴木京香が鳴海理沙役というのははまり役だと思うし、原作とは異なりドラマでは矢代が女性で、波瑠が演じるというのも面白い。

    本体価格680円
    ★★★★★

    • kurumicookiesさん
      ドラマ化もされていたのですね。私もコメントを拝見し、読んでみたけなりました!
      ドラマ化もされていたのですね。私もコメントを拝見し、読んでみたけなりました!
      2020/05/26
  • 防御機能が功を奏しているためか、現実的にはここ数年発生していないハイジャックを、テーマにした異色作。
    乗客乗員380名余の人質を取り、犯人たちは4つの要求とともに、難解な推理ゲームを仕掛ける(現実問題ではあり得ないだろう=笑)。
    そのために、このシリーズの文書捜査官が出動することになる。
    しかし、今回主人公的な役割は、エスコートナースと呼ばれる看護師杉村望美。機転を利かし、事件解決の一端を担う。
    文書捜査官シリーズゆえに、あえて推理ゲームとかを持ち出さなければならなかったのだろう。
    が、シリーズとは別個にハイジャック事件のみをテーマにした作品であっても、スリリングな展開が十分楽しめる。

  • 文字や文章を偏愛する鳴海理沙警部補率いる文書解読班が難事件を解決するシリーズ、外伝を含め7冊目。

    今回は、ハイジャック犯達と人質の命を賭けた死の推理ゲームに挑む。はたして、その結末とは?

    いつもは、警視庁内でも『倉庫番』と揶揄される影の存在でしたが、今回は新たな展開(表舞台)ですね。

    ハイジャック犯達の要求は4つ。
    ・燃料を満タンにすること。
    ・金塊を50kg用意すること。
    ・後続の飛行機を羽田空港に到着させること。
    そして、府中刑務所に収監されている犯罪者を連れてくること。

    4つの要求が満たされるまで、犯人達から出される推理ゲーム。解けなければ、一人また一人と人質が傷つけられていく。
    『ウミガメのスープ』などの水平思考ゲームに、鳴海達が挑むが、犯人達の本当の目的とは?やがて現れる本当の犯人とは?

    驚きの展開に、ハラハラドキドキします。
    緊迫する状況の中、ナースの働きは大きいですね。

    本作により、鳴海達の活躍の場が広がったかと思います。

  • 空港でのハイジャック事件に文書捜査班が動員される異色回。殺人事件を扱う従来作と異なってリアルタイム進行によるスリリングな盛り上げが、シリーズに新たな幅を生んでいます。一方で登場人物自身がツッコミを入れているように、主題となるべき「ウミガメのスープ」は殆ど中心になっておらず、サスペンスとしての面白さとは別に「文書捜査官」である必要性はあまりないのが残念なところです。

  • ハイジャック事件に挑む文書捜査官、今作は文書捜査官でなくとももしかしたらよかったのでは?と読みながら感じました。が、読みやすく一気に読み切りました。

  • 警視庁文書捜査官シリーズ、7作目。

    今回はハイジャックテロ事件。岩下管理官が登場していないせいか、前作とは打って変わって鳴海たち文書解読班の捜査がすんなりとストーリーに入ってきて読みやすかった。ただ、ウミガメのスープという推理ゲームを出してくるなら、もう少し鳴海が絡んで欲しかったかな。鳴海が出てきた途端にゲームがほぼ終了状態で、文書解読班としての仕事はほとんどなされていなかったような、、、。鳴海の心理分析は上手くできていたように思うけども。あと、SITがとにかく無能すぎ。いくら何でも、素人の女性に盗撮を頼んでリスクを負わせるなんてあり得ない。ストーリー全体のプロットは上手くできてると思うんだけど、細かいところがちょっと雑なんだよね、、、。

  • 読了

  • え、助けられるの? とヒヤヒヤ。
    色々考えるもんだ。

  • 良かった、えーって感じもあって楽しめました

  • 罪を犯す時、必然となるなにかがあるはず

    だけど、この事件に関してその動機が今ひとつ納得できず、さらに突拍子もない行動を取る人間の人物像がはっきりしないでは、文字通りお話にならないのでは

    ゲームの内容も正解も、なんか意味不明

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著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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