銀翼の死角 警視庁文書捜査官 (7) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2020年5月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041093092

作品紹介・あらすじ

札幌から羽田へ向かうフライトでハイジャックが発生!SITが交渉を始めるが、犯人はなぜか思考パズルを仕掛けてくる。理沙たち文書解読班は理不尽なゲームに正解し、人質を解放することができるのか!?

みんなの感想まとめ

緊迫したハイジャック事件を背景に、文書解読班が挑む思考パズルが展開される本作は、スリリングなストーリーが魅力です。羽田空港を舞台に、主人公の鳴海理沙が外の世界で活躍する姿が新鮮で、ページをめくる手が止...

感想・レビュー・書評

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  • 麻見和史『銀翼の死角 警視庁文書捜査官』角川文庫。

    シリーズ第7弾。今回、鳴海理沙の活躍の場は羽田空港だ。珍しくインドア派の安楽椅子探偵が外の世界に出て活劇を繰り広げるというのだから面白い。また、次から次と犯人を巡る謎が渦巻き、一体どんな結末が待ち受けているのかという興味にページを捲る手が止まらない。

    冒頭から緊迫の描写が続く。札幌から羽田に向かう380人余りの乗客を乗せた旅客機が4人の犯人によりハイジャックされる。犯人の永尾から挑まれた水平思考パズルに解答出来ないと乗客の1人が傷付けられるという極悪非道な理不尽なゲームに困惑するSITは文書解読班のメンバーを緊急召集する……

    テレビでドラマ化されたことで、鳴海理沙という人物像がイメージし易くなり、さらに読み易くなった。品があり、知性を感じさせる女優の鈴木京香が鳴海理沙役というのははまり役だと思うし、原作とは異なりドラマでは矢代が女性で、波瑠が演じるというのも面白い。

    本体価格680円
    ★★★★★

    • kurumicookiesさん
      ドラマ化もされていたのですね。私もコメントを拝見し、読んでみたけなりました!
      ドラマ化もされていたのですね。私もコメントを拝見し、読んでみたけなりました!
      2020/05/26
  • 防御機能が功を奏しているためか、現実的にはここ数年発生していないハイジャックを、テーマにした異色作。
    乗客乗員380名余の人質を取り、犯人たちは4つの要求とともに、難解な推理ゲームを仕掛ける(現実問題ではあり得ないだろう=笑)。
    そのために、このシリーズの文書捜査官が出動することになる。
    しかし、今回主人公的な役割は、エスコートナースと呼ばれる看護師杉村望美。機転を利かし、事件解決の一端を担う。
    文書捜査官シリーズゆえに、あえて推理ゲームとかを持ち出さなければならなかったのだろう。
    が、シリーズとは別個にハイジャック事件のみをテーマにした作品であっても、スリリングな展開が十分楽しめる。

  • 文字や文章を偏愛する鳴海理沙警部補率いる文書解読班が難事件を解決するシリーズ、外伝を含め7冊目。

    今回は、ハイジャック犯達と人質の命を賭けた死の推理ゲームに挑む。はたして、その結末とは?

    いつもは、警視庁内でも『倉庫番』と揶揄される影の存在でしたが、今回は新たな展開(表舞台)ですね。

    ハイジャック犯達の要求は4つ。
    ・燃料を満タンにすること。
    ・金塊を50kg用意すること。
    ・後続の飛行機を羽田空港に到着させること。
    そして、府中刑務所に収監されている犯罪者を連れてくること。

    4つの要求が満たされるまで、犯人達から出される推理ゲーム。解けなければ、一人また一人と人質が傷つけられていく。
    『ウミガメのスープ』などの水平思考ゲームに、鳴海達が挑むが、犯人達の本当の目的とは?やがて現れる本当の犯人とは?

    驚きの展開に、ハラハラドキドキします。
    緊迫する状況の中、ナースの働きは大きいですね。

    本作により、鳴海達の活躍の場が広がったかと思います。

  • 空港でのハイジャック事件に文書捜査班が動員される異色回。殺人事件を扱う従来作と異なってリアルタイム進行によるスリリングな盛り上げが、シリーズに新たな幅を生んでいます。一方で登場人物自身がツッコミを入れているように、主題となるべき「ウミガメのスープ」は殆ど中心になっておらず、サスペンスとしての面白さとは別に「文書捜査官」である必要性はあまりないのが残念なところです。

  • ハイジャック事件に挑む文書捜査官、今作は文書捜査官でなくとももしかしたらよかったのでは?と読みながら感じました。が、読みやすく一気に読み切りました。

  • 警視庁文書捜査官シリーズ、7作目。

    今回はハイジャックテロ事件。岩下管理官が登場していないせいか、前作とは打って変わって鳴海たち文書解読班の捜査がすんなりとストーリーに入ってきて読みやすかった。ただ、ウミガメのスープという推理ゲームを出してくるなら、もう少し鳴海が絡んで欲しかったかな。鳴海が出てきた途端にゲームがほぼ終了状態で、文書解読班としての仕事はほとんどなされていなかったような、、、。鳴海の心理分析は上手くできていたように思うけども。あと、SITがとにかく無能すぎ。いくら何でも、素人の女性に盗撮を頼んでリスクを負わせるなんてあり得ない。ストーリー全体のプロットは上手くできてると思うんだけど、細かいところがちょっと雑なんだよね、、、。

  • 読了

  • 警視庁文書捜査官シリーズ 第6弾
    ゼロを入れて7作目のお話。
    今回はハイジャック事件。
    最初から最後まで手に汗握る展開で一気読みしてしまった。
    文書捜査はあまり関係ないような気もした、
    ただ、活動範囲が広がった来たみたいだから楽しみ。

  • え、助けられるの? とヒヤヒヤ。
    色々考えるもんだ。

  • 良かった、えーって感じもあって楽しめました

  • 緊迫感はあったけど、期待したほど理沙が活躍しなかったのが残念。望美のほうが頑張ったんじゃないだろうか。

  • 罪を犯す時、必然となるなにかがあるはず

    だけど、この事件に関してその動機が今ひとつ納得できず、さらに突拍子もない行動を取る人間の人物像がはっきりしないでは、文字通りお話にならないのでは

    ゲームの内容も正解も、なんか意味不明

  • 今回は文書捜査官のイメージとはかけ離れたハイジャック事件への協力要請。現代の日本ではなかなか発生しないハイジャッジ事件ですが、犯人と警察のやり取りはかなり緊張感があって読み応えがありました。
    警視庁内での今後の扱われ方が変わるのではないかと思わせるほど、チームメンバーそれぞれが特徴を活かしながら事件解決に大きく貢献しましたね。
    脇役ながら夏目巡査の武士道精神も、いい味を出しています。
    加えて、ゴリゴリの現場主義だったであろうSITの泉係長の苦悩と文書捜査官への素直な感謝もいいシーンでした。

  • 2022.11.15-567

  • ハイジャック事件が発生。
    それぞれに休日を過ごしていた文書解読班の面々が呼び出され、ハイジャック犯の対応をすることに。
    犯人の目的は?ゲームを行う理由は?
    リアルタイムでの事件がよりいっそう緊迫感を産んでいます。
    今回は警察組織の一体感で事件に臨んでいます。
    さて、どんな結末が待っているのか。

  • ハイジャック事件と平行して犯人と警察の『ウミガメのスープ』対決がしっかりと伏線になっていた。
    事件の背景自体は複雑なものではなかったがハイジャック犯とそれを利用とした男の背景が絡みあっており単なる共犯関係ではないところがこの麻見作品らしい終わりであった。

  • SITってもっと頭がいいかと思ったんだけど。
    と、言うか特別な教育訓練を受けているので崇神甲立に後れを取るような言動をするかなぁ。SITが無能に見えた。

    主人公を賢く優秀に見せるためにエリートたちが割とお馬鹿なのがこのシリーズの特徴だと思ってる。

  • シリーズ7作目だが、今回はこれまでと結構毛色が違う。ハイジャック事件で犯人が出す推理ゲームを解くために呼び出される筋書きだで、ハイジャック小説として結構面白い・・・ だけど、イマイチ文書捜査係が生きてないんだよなあ。推理ゲームの意味もイマイチ

  • 麻見和史先生の作品は動機が秀逸である
    言い過ぎた、特殊であり異常である
    この作品は比較的ロジカルな作品であるが
    動機は・・・ま、そうなんですね

    さて、事件はハイジャックである
    理由は中近東に行きたいから
    その「主=スポンサー」が実行部隊を引連れ
    計画を遂行するのであるが、小説なので
    三者三様の思惑があり計画ルートを逸れ始める

    作中にも書いてあるが文書捜査官の活動範囲が
    広がってきた
    今回は「文字の神様」オヤスミであるが
    今まで発揮してきた裏読み能力が開花したか
    皆が見逃すポイントを文書捜査官だけが抑えた

  • 新千歳発羽田行きの飛行機で右翼団体によるハイジャックが発生。重病人を含めた380名余の乗員乗客が人質となり、犯人の永尾は4つの要求を突きつけてくる。SITが交渉を始めるが、永尾は要求が叶うまで「ウミガメのスープ」なる推理ゲームに付き合うよう求める。だがその内容は難解かつ理不尽で、失敗のペナルティーとして乗客が刺されてしまう。理沙たち文書解読班は出動要請を受け、ゲームの正解と犯人の心理を探るが!?

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著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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