語らいサンドイッチ

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1343
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041093115

作品紹介・あらすじ

大阪の小さなサンドイッチ店『ピクニック・バスケット』を営む仲の良い姉妹・笹子と蕗子。
彼女たちの店には、今日も悩みを抱えた人々が、心を癒す絶品サンドイッチを求めてやってくる。
人気シリーズ第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • めぐり逢いサンドイッチの続編。
    食べ物には、人を幸せにする力がある改めて感じました。笹ちゃんと蕗ちゃん姉妹もホッコリするし、まわりの人たちが温かい。
    サンドイッチが食べたくなった。

  • それぞれの思い入れのサンドイッチがあって、悩みや問題に寄り添ってくれている感じが素敵です。

  • おもしろかったけど、なんとも無難にまとめてきたかな、という、、、
    最近、こういう食べ物系の話がとても多くなっているので、そのなかで突出した存在感を出すのが難しくなってきてますね。

  • シリーズ2作目。
    サンドイッチ専門店「ピクニック・バスケット」の優しい雰囲気は今回も同じで、とても癒された。
    そこに笹子と蕗子のそれぞれの恋愛が加わり、お楽しみが一つ増えた。
    こういうピュアな恋愛の方が、可愛くてなんだか恥ずかしくなってしまう。
    読みながらニヤニヤしていたかも。

  • とても優しい本でした。そっと人に寄り添い、そばにいる。笹ちゃんの人となりがとても温かくて安心できるし、蕗ちゃんのまっすぐさも好感が持てました。
    こちらの本が2作品目だと知らずに読んだので、1作品目もぜひ読みたいです。

  • みんなで協力しあい幸せのサンドイッチを作り上げていくとても心温まるお話だった。

  • シリーズ2作目。
    美味しいものは人を幸せにすると実感できる小説。
    柔らかくて優しいお話。読んでるだけで癒される。
    そしてもちろんサンドイッチ食べたくなる。
    スウェーデンのお祝いのサンドイッチケーキ『スモーガストルタ』実際に見てみたいし、食べてみたい。

  • 緑いっぱいの公園に面した、白いドアに赤い屋根が目印の『ピクニック・バスケット』は、姉の笹子と妹の蕗子の清水姉妹が営む小さな手作りサンドイッチの店。

    悩みを抱えた人たちが、とびきりのサンドイッチで心をふんわりとほぐされ、笑顔を取り戻してゆく。


    谷瑞穂さん、初読。
    装丁のイラストの色合いに惹かれて手に取り、読了してブクログに登録しようとして、はじめて気づいた。むむ、シリーズ二作目だったとは、迂闊であった。
    でも、まったく問題なし。
    清水姉妹は血の繋がりがないのかな、そんな話あったっけ…という気配はあったけれど。

    主に元気で明るい蕗子の視点から語られる物語は、パン職人の川端さんへの恋も含めて、どこまでも柔らかく優しい味わい。
    のんびりした休日の明るい昼間に読むのにはぴったり。なんといってもサンドイッチだしね。

    一作目も読もう。

  • 図書館でたまたま見つけて手に取った本。シリーズものの二作目だったのかぁ。でも全然抵抗なく楽しめた。

    サンドイッチはおいしそうだし、仲良し姉妹も近所の人々も感じがいい。ちょっとした謎も面白かった。

    一ヶ所気になる文章があったのだけど、一作目を読めばわかるのかな?三作目まであるらしく、読む楽しみができた。

  • 清水笹子(ささこ)と清水蕗子(ふきこ)が姉妹で営むサンドイッチ店『ピクニック・バスケット』が舞台の、人生と食にまつわる謎解きの物語、第二弾。

    一作目はサンドイッチだけではあまりお腹にたまらないかな?と思って読み始めたが、登場人物たちの謎がだんだんと解かれていき、今回は彼らにとても親しみを持って読めた。

    人生の選択を迫られる人たちの悩み、過去の思い出に対するほのかな苦味、捨てられない思いが描かれている。
    悩んでも、選ばなくてはならない時があった。
    みんな、そんな様々な過去を具にして、今というパンでサンドして生きているのかもしれない。
    そして、笹子も選ぶ。

    謎解きを横糸に、蕗子の姉に対する思いと心配、パン職人の川端さんと、常連の小野寺さん、それぞれの思いも描かれて、複雑な味に仕上がっている。
    「明日の果実」がとても切なかったけれど一番好きなお話。
    これからも、笹子と蕗子の姉妹を応援します。

    1 青い花火
    2 オーロラ姫のごちそう
    3 黄昏ワルツ
    4 明日の果実
    5 祝福のサンドイッチケーキ

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著者プロフィール

三重県出身。『パラダイスルネッサンス楽園再生』で一九九七年度ロマン大賞佳作に入選しデビュー。「伯爵と妖精」シリーズ、ベストセラーとなった「思い出のとき修理します」シリーズ、「異人館画廊」シリーズ、『がらくた屋と月の夜話』『まよなかの青空』『あかずの扉の鍵貸します』『ふれあいサンドイッチ』など著書多数。

「2023年 『神さまのいうとおり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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