- 本 ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041093764
作品紹介・あらすじ
第4回カクヨムWeb小説コンテストキャラクター文芸部門 特別賞受賞!
「しゃべっても、しゃべっても、誰にも届かないの」
娘を案じるあまり過干渉気味な母親、杓子定規な態度の担任。
日常に息苦しさを感じるユキノは、高校に行けずごはんを食べることもままならない。
だけど、自分と向き合いながら楽しく日々を過ごす自称“魔女”たちと過ごすうちに
心の中で絡まっていた気持ちが、少しずつほどけはじめる。 巻末にレシピ付き。
感想・レビュー・書評
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不登校の女の子の成長物語。
想像した魔女とは違ったけど、ちょっと変わった美味しそうなお料理がたくさんでてきて、これはこれで良かった。
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祖母と母、母と娘の関係
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母と娘、お互いを思っているのにすれ違う感じ
共感しました
若い頃、声を出さずに耐えていた時にさり気ない言葉に
「見てくれている人がいたんだ」って思えて
込み上げてきたのを思い出しました
食べ物について、丁寧に書かれていたのも魅力的でした
部活の大会や、運動会の時に母が作ってくれた
ここぞって時のお弁当のメニュー…
もう、食べることができなくなった祖母が作ってくれた朝ごはん…
色々思い出して、ほっこりとした気持ちになりました
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母と娘の癒着。
そこから娘の自我が目覚め、
母と自分について受け入れていく姿が
素晴らしくて 胸がぎゅっとなりました。 -
やっぱりわたしは魔女になりたい
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娘を案じるあまり過干渉気味な母親、杓子定規な態度の担任。
日常に息苦しさを感じるユキノは、高校に行けずごはんを食べることもままならない。
だけど、自分と向き合い楽しく日々を過ごす自称“魔女”の大人たちと過ごすうちに、心の中で絡まっていた気持ちが、少しずつほどけはじめる。
ちょっとふしぎな魔女たちとの、こころを取り戻す日々が始まる。
(アマゾンより引用)
この母親嫌いだわー。
子供を自分の所有物と思ってる典型。
ニワトコさん、めっちゃいい人 -
学校に行けなくなったユキノ
家でも息苦しさを感じてた頃、近所の元たばこやのおばあちゃんが「まじょ、はじめました」
キワコ魔女や居候のニワトコ魔女とは安らげる仲に
ご飯もおいしく食べれ少しずつ自分と自分以外との距離も考えられるようになり…
食って大事で尊いなぁと -
主人公が学生時代の私と重なって、気づいたら応援しながら読み進んでいた。
自分の居場所を見つけられないとどうしても苦しくなってしまうけれど、きっとどこかには安心して過ごせる場所がある。
それを改めて気付かされ、勇気をもらえた。
例え家族であっても、成長とともに昔と変わらなかったら難しい事もあるかもしれないけれど
"試行錯誤しながら、家族という小さなグループを保って一緒に歩く"
この一節のように話をして時にはぶつかって、家族を大切にしていきたいと思った