- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041094105
作品紹介・あらすじ
東京のやくざ組織・東鞘会に所属する兼高昭吾は、弟分の室岡と沖縄に飛び、ターゲットの喜納修三を殺害した。その夜、一人になった兼高は激しく嘔吐する。実は兼高は警視庁組対部に所属する潜入捜査官だったのだ。後継者問題をめぐり、東鞘会では血で血を洗う抗争が続いており、喜納殺害はその一環だった。兼高の最終任務は東鞘会会長である十朱の殺害。十朱は警視庁を揺るがす、ある“秘密”を握っていた。ボディガード役に抜擢された兼高は、身分が明かされた瞬間に死が迫る中、十朱への接近を図るが……。
感想・レビュー・書評
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R5.3.8 読了。
すごーく面白かった。裏社会の武闘派の漢たちの生き様、潜入捜査官の秘密が暴かれないかというドキドキ感、読む者に少しずつ明かされていく人物背景、ファミリーの結束力など、目が離せない、先を読みたくなる展開が最高でした。
特に物語の中盤以降は畳みかけるような展開が凄い。
深町さんの分かりやすく、こちらの興味を引き出して下さる筆力もとても素晴らしく、読み出したら物語に引き込まれてしまいました。
続編も読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久々に面白い"警察小説"を読んだ。文庫で500頁超えの大部だが、わずか二日で読了。映画化に際しタイトルを『ヘルドッグス』に変更しているが、最後まで読んで「地獄の犬たち」の方がぴったり合う、と思う。兼高=岡田准一・室岡=坂口健太郎に置き換えて読んで行ったら、映画を観ているような感覚も味わえた。
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深町秋生『ヘルドッグス 地獄の犬たち』角川文庫。
深町秋生の最高傑作と呼ぶべき超ハードなピカレスク警察小説。解説は北上次郎で、深町秋生のデビュー前の短編小説の文体をジェイムズ・エルロイの『ホワイト・ジャズ』に似ていると論じている。
予想を覆す全く先の読めない展開に手に汗握りながら読み進む。ここまでやるのかという描写の連続に血圧が上がる。ヤクザよりも恐ろしい警察組織。手段を選ばぬ正義は悪としか言えない。
血生臭い展開から物語は始まる。東京の東鞘会に所属する兼高昭吾は組からの依頼で、弟分の室岡と沖縄に渡り、ターゲットの喜納修三を殺害する。ここまで読めば、ヤクザの抗争を描くピカレスクかと思うのだが、そうは問屋は卸さない。
なんと兼高昭吾こと出月梧郎は、警視庁組織犯罪対策部特別捜査隊の潜入捜査官であり、兼高に課せられた最終的な任務は東鞘会の会長・十朱の抹殺だった。兼高は次第に東鞘会で頭角を現し、ついには十朱のボディガードを任されるのだが……
実は十朱も是安という名の警視庁の潜入捜査官であり、悪と暴力に取り込まれたというよりも、警察組織に嫌気がさし、自らの意思でヤクザ界に骨を埋める決意をしたという驚愕の事実。しかし、驚愕はこれだけではない……
本体価格840円
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最初は読み進めるのがきつかったけど後半はとまらなくなるほどおもしろかった。寝不足です。
なんで潜入してるのかとか早々にわかるのになぜか次が気になってどんどん読み進めてしまいました。
今回はKindle Unlimitedでよみました。
オマケでちょっぴり救われたので次作もよんでみようかなとおもっています。 -
文句なくおもしろかった。
人間は、あんなに追い詰められた状況でも正気を保てるのかと思うと脆い生き物なのか強い生き物なのか判断がつかないな、と思う。
けっこうな残酷な描写も多い作品だったけれど、それを夢中で読んでしまう自分にもちょっと驚いたんだけど、よく考えたら今さらだな。昔から好きだったもんな。 -
いきなり情け容赦無い「暴力」恐怖さえ覚える、しっかりとした手応えを感じながら読み始める、いつも暴力団と警察の闘争となると、それぞれの組織や上下関係を理解するのに時間がかかる。進んでいく中で「誰だったか?」案外悩まされる、著書においても複雑な人間関係、組織の力関係は重く感じながら進んでいくが、しかし次々と迫り来る圧倒的な「暴力」の破壊力にただ驚く、目を覆いたくなるような描写が画像でなくて小説だから伝わる事もある、読みながら手に汗握るシーンが多数出てくる、しかし個人的には越えてはならないラインは守られ読後は安心感さえ感じる所もあり、後半一気読みしてしまう緊張感は、ある意味素晴らしいシリーズ化も納得出来た。
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読み応えのあるノワール小説。
後半に差し掛かり残りページが少なくなると、もっと読みたくなり終わるのが惜しくなった。
なので後半をもっと書き込んで、もっと長いストーリーにして欲しかった。
いい意味で。
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映画の影響で読み出したが、内容がかなり違う。
しかし、…原作で語りたい内容が映画に詰まっててどちらも良かった。
兼高大好きな室岡も良いし、
兼高を口説いている十朱もいい。
やるかやられるかのギリギリの男達の関係が良い。
ラストシーンを岡田くんで再現してくれてると更に良かったのになぁ〜と思う今日この頃。
著者プロフィール
深町秋生の作品





