- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041094143
作品紹介・あらすじ
次々と舞い込むSPRへの調査依頼。それらはすべて東京周辺にある湯浅高校で起こった怪現象にまつわるものだった。数々の事故や病気、山のような校内での聞き込み調査を進めるうち、笠井千秋という超能力を持った少女の存在が浮上する。事件の中心にいるのは千秋なのか。奇異な怪異の背景に潜む真実を追ううちに邪悪な意思はついにナルや麻衣をも標的にし始める! ナルと麻衣の関係も見逃せない! ミステリー色濃厚なシリーズ第3作。
感想・レビュー・書評
-
シリーズもの。
狐憑きの話。
気に入らないければ呪詛するのもどうかなと思いましたが、人間は勝手だもんなとも思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第三弾。
とある女子校で、次々と怪異が発生。
件の学校の生徒たちと、さらには校長先生直々に調査依頼を受けたSPRメンバーは、“お馴染み霊能者軍団”と共に、早速校内で聞き込み調査を開始します。
様々な怪奇現象の噂を整理していく内に、“超能力少女”の存在が浮かび上がってきますが・・・。
今回は、霊がらみの怪談だけでなく、超能力や呪詛が絡んできたりと、バリエーション多すぎて何が何だか・・という展開でした。
所謂ゲラリーニと呼ばれる人々について等の、超能力についての解説や、「蠱毒」「厭魅」といった呪詛についての説明があったりと、ホラーというよりオカルトのテイストが強めな感じでしたね。
で、結果、メインは呪詛だったわけですが、ナルを標的にした呪詛の現象で、“天井から逆さまに下りてきて、さらに口から鎌を出す女”の描写が怖すぎですって!
そして、その呪詛をしていた張本人(いわば怪奇現象の“犯人”)がサイコ過ぎて、別ベクトルで怖かったです。
そんな訳で(?)いつも以上に役立たずな“霊能者軍団”をよそに、何気に麻衣が“お役立ち”だった今回ですが、エピローグでは麻衣の思わぬ“能力”が明らかになったようで、今後はその能力を活かす方向になるのでしょうか。
(因みに、ナルは陰陽師ではなかったようですね・・リンさんの背景が気になります。)
ところで、他の方のレビューにもありますが、麻衣も高校生のはずなのに、SPRの調査で別の学校に常駐していて、自分の高校の授業に出てないようだけど大丈夫なのかな~?と、ふと思った次第です。
(この件について、もし他の巻にでもエクスキューズがあったとしたら見落としスミマセン) -
何度、読んでも面白い。
やはり名作は違う! -
'22年7月15日、Amazon audibleで聴き終えました。シリーズ三作目。
今回も、面白く&楽しく、聴きました。ただ、二作目と比べると、ちょっと小ぶりかな…。その分(?)、ミステリー色は濃かったかと感じました。
主人公のマイちゃん、学生じゃないの?と、ちょっと不思議に思いました。四六時中、チームに帯同してて、学校は?あまり突っ込んじゃいけない所なのかな?アハハ╮(. ❛ ᴗ ❛.)╭
霊媒師チーム、ずっとレギュラーなのだろうか?だったら、嬉しい!中でも、ひねくれ者の巫女さんが、可愛らしく感じました。いつか彼女が大活躍する話を、読んでみたいなぁ(。♡‿♡。) -
やっぱりこのシリーズすごく面白い。
主人公の人間性がすごくいい!
普通の女子高生だった主人公、穴蔵で鎌持った女が出てくるシーンなんて想像以上に怖いだろうに…
今後、能力開花していくのかなー
全7巻。今後のシリーズもすごく気になるし、全ての伏線を一気に回収していくと言う7巻が特に気になる… -
女子高で次々に起こる怪現象と超能力少女。いつメンが集結して立ち向かうが...
2に比べてホラー味は薄かったですが、ところどころヒヤッとするくらい怖かったです。
いつも冷血なナルがやさしかったり守ってくれるのが素敵。
麻衣の覚醒も気になります。 -
少女たちの不安定な心理や絆が伝わってきた
本作では真衣が大活躍で良かった -
ちょっと時代錯誤な部分はありますが、それを差し引いてもとても素敵なシリーズだと思います。登場人物がみんな魅力的で読んでいて楽しい。そしてちょっと怖い(笑)