作ってあげたい小江戸ごはん まんぷくトマトスープと親子の朝ごはん (2) (角川文庫)
- KADOKAWA (2020年5月22日発売)


- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041094273
作品紹介・あらすじ
川越の外れにある定食屋「たぬき食堂」。青年店主・大地の〈心も体もスッキリする〉ごはんと、元気な看板娘・たまきを楽しみに今日もお客さんがやって来る。ある春の日、結婚式の食事会で店を貸し切りたいという依頼が。花嫁は大地の同級生で、初恋の人でもあった。彼女の父親が結婚に反対していると知り、どんな料理を出すか悩む大地。ずっと近くにいたからこそ、上手く言葉で伝えられない。そんな親子の気持ちを繋ぐ意外な一皿とは?
感想・レビュー・書評
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桜茶の話良かったね、信楽屋に行くのもお母さんが導いてくれたのかな〜。手紙のやり取りだけでお母さん同士の絆と息子にある愛情たっぷりが分かる。手紙からお母さんの言葉が聞こえるとか、そして大泣きするとか、良かった救われた。またやっていける生きていける。良い話とご飯がリンクするのって素敵ですね。相変わらず登場人物が安定してて、大地も向上心があって応援したいと思う。たーだ朝から21時まで営業するのは心も体も絶対に持たないから、そこは違うかと思った
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Kindleで読んだ。
川越の外れにある定食屋「たぬき食堂」。青年店主・大地の〈心も体もスッキリする〉ごはんと、元気な看板娘・たまきを楽しみに今日もお客さんがやって来る。ある春の日、結婚式の食事会で店を貸し切りたいという依頼がきて…。
シリーズ2作目。
今作も川越の魅力たっぷり。
きな粉の衣の唐揚げ、やってみよう。
本に載ってるのとは違うけどトマトスープが食べたくなってさっそく作ったよ。
ご飯にかけて食べると最高。
野菜をたっぷりいれたスープの魅力にハマる。 -
川越の名所的な紹介がある分、1巻のような勢いと純粋さが減ったような印象
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トマトスープをかけたごはん(おじや?)は、大地を迎えにきた、元雇用主に。有名人の泰河には思い出の唐揚げを。凛の学園祭では、中に川越名物を巻いた肉巻きを。初恋の人の結婚祝いには、さつまいものフライドポテトで親子の縁をとりもち、母の墓の前で、さつまいもおはぎや、焼き芋を食べる。
川越がさつまいもが有名なんて、この本で初めて知った!
今回も口が幸せになりました!ご馳走様! -
食堂の経営に奮闘している大地は、朝食を始める。
たぬき食堂シリーズ2作目。
素人でもできそうな馴染みのある料理がおいしそう。
トマトスープに隠し味か…今度やってみよう。
今作はいろんな親の愛情エピソードが多い。ツッコむ箇所も色々あるけど、まぁいい話。
桜湯の話が好き。 -
川越にある「たぬき食堂」地域の人々との優しい交流と、美味しそうな料理がたくさん出て来て優しい気持ちになれます。主人公ととある人物の母親同士の過去の「桜湯」の話が癒されました。
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「節東風 -まんぷくトマトスープ」
閑古鳥の鳴く朝。
少しでも早く家をでてまで食べたいと思わせるには、少しの工夫だけで十分なのかも。
「桜湯 -ごまねぎポン酢」
想い出を辿って。
大切な人を失っても日々は変わらず過ぎ去り、悲しむ暇もないのは辛いことだろうな。
「春祭 -びっくり焼きおにぎり」
最後の想い出を。
これだけの人脈を使ったとしても、肝心の商品が美味しくなければ誰も買わないだろ。
「祝言 -えんむすびのサツマイモ」
子供の様な態度。
幸せになろうとしている所を、一人で勝手にイライラし雰囲気すら壊すのは最低だろ。
「搔餅 -ぼた餅とおはぎ」
立ち聞きした話。
この先の未来を考えれば大切な選択肢だろうが、まずは本人と話し合うべきなのでは。
著者プロフィール
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