七つの魔剣が支配する (3) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041094471

作品紹介・あらすじ

神獣の眷属ガルダはなぜ円形闘技場に現れたのか。トロールはなぜ入学パレードでカティを襲ったのか。――すべての謎の答えは一つに収束し、そして「秘剣」へと繋がる!!

感想・レビュー・書評

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  • おいおいおいマジですか。
    面白さが一段上がった巻でした。
    品行方正系でいまいち面白みに欠ける主人公だなと正直思っていたんですが、いやー、こういう話になっていくとは。
    続きが俄然楽しみになってきました。

    ◆容赦のなさ
    流血沙汰が普通に発生して、大して問題にもならない世界観だというのが、まざまざと感じられた印象です。モブ厳。
    前巻感想から引き続き言いますが、まだ1年生ですよね……。
    一応ギリギリ「大人に守ってもらえる」という幻想の中子供時代を生きた世代なので、ひえぇ、という感じです。

    ◆「俺が行かなくてはあの勇者は倒れてしまう」
    オリバーを象徴する台詞に感じました。
    終盤で指摘されていますが、オリバー自身は突出する誰か(ナナオとかカティとか)を補佐するポジションに見えてきていたので、本人からこういう台詞が出てくると、おぉ、と思いました。
    とはいえ、まさに終盤の展開を見るに、ある程度恣意的にそういう振る舞いをしているようにも見えますね。
    つまり、自身が役者になる場面(=復讐の成就)を自分で決めているので、それ以外の場面で突き抜ける気はないというか。
    手を抜いているんじゃないけど、自分が生きる本望を別のところに立てているというか。
    というか、復讐者だと明らかになる展開が熱すぎて、ちょっと興奮しています。
    そういう方向の話かよー、この3巻までの話を踏まえてそういうのが明らかになるのが意外過ぎて、いや、たまらんですね。

    ◆魔剣
    魔剣のシーンの表現が滅茶苦茶良かったです。
    多分原作の時点で滅茶苦茶良くて、さらにコミカライズでメディアに合ったエッジが乗ったのかな、と思っていますが、いやー、マジで滅茶苦茶良かった。
    ナナオは、感性というか、「こうしたいんだ」「こうするんだ」という思いで世界の理を超えてた印象ですが、多分他の魔剣の人はもっと違う到達の仕方をしているんじゃないかな。いやわからんけど。
    ナナオは、武士の生き方を科学で漂白したら、魔剣に到達できなくなりそう?
    まぁまだ本作の世界観もつまびらかになっていないし魔剣もイメージで語っていますが(主に装甲悪鬼村正を土台としたイメージで)、色々楽しくなってきたので、今後の巻の展開も楽しみです。

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