ドラゴンランス レイストリン戦記1 魂の剣〈上〉

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041094846

作品紹介・あらすじ

世界数千万部の傑作ファンタジー巨編「ドラゴンランス(戦記)」の待望の前日譚を初邦訳!

陽気で人望ある屈強な双子の兄キャラモンとは対照的に、頭脳明晰だが虚弱で〈陰険男〉と呼ばれた弟レイストリン。
気のふれた母の性質と悲しみを強く受け継いだその子が、史上最強の魔術師へと歩み出す、その生い立ちを描く!

「本書はレイストリンの前半生の実話である。(中略)今回の出版にあたっては、〈上位魔法の塔〉の〈大審問〉――かくも破壊的な運命を決する影響をもたらすことになった〈大審問〉――が最も重要なテーマの一つだった。レイストリンの〈大審問〉の本はほかにもあるが、真実の記録が書かれたのはこれが最初である。」(クリンの歴史家アスティヌス)


【主人公】レイストリン・マジェーレ:双子の弟で、種族は人間。兄が男前で頑健なのに比べ、幼い頃から体が弱く、内省的で、弱い者いじめにあう。それゆえ兄に守られ、兄を頼らざるをえないが、同時に自分の弱さを呪い、兄への複雑な感情を抱く。仲間から信頼されず、好かれもせず、陰険で冷たい人間と思われがちだが、その虚弱さゆえに、心の底では弱き者への思いやりを育てている。そんな彼が自分の存在意義を感じられ、救いを感じられるもの――それこそが「魔法」の研究だった。


※本書は、電子書籍で刊行中の下記『【合本版】ドラゴンランス 全25巻』には含まれていない、新規邦訳作品になります。
●『【合本版】ドラゴンランス 全25巻』とは?
原著者注釈付きドラゴンランス(戦記)・原著者注釈付き伝説~魂の戦争・秘史までの全巻セット(外伝ネアラ2巻を含む。後発の「レイストリン戦記」は除く)。

感想・レビュー・書評

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  • 新刊だよ!おっかさん!(ふっる〜)

    いや間違えた新刊だよ!たださん!
    といっても発行は去年だし、物語自体は1998年に書かれたものなんだけど、とにもかくにも今更ながらに初邦訳です!!

    やりました!
    我々の勝利です!
    今こそ勝ち鬨の声をあげましょう!
    せーの

    パー!サリ!アーン!!(そんな掛け声打ち合わせにないよ!)

    それにしてもなんでこんなに面白い物語が20年以上未訳だったのか!まぁ恐らく版権のごたごたがあったんだろうけどw

    とにかく死ぬ前に読めて良かった!
    でかしたKADOKAWA!
    許す!オリンピックのあれやこれやはもう許す!

    ブラボー!KADOKAWAブラボー!(流行りに乗っかっていくスタイル、そして肝心の中身には一切触れないスタイル)

    • ひまわりめろんさん
      あ、ちなみにKADOKAWAは電子書籍でドラゴンランスシリーズ全25巻セット(『レイストリン戦記』は含まれず)というとんでもない商品を201...
      あ、ちなみにKADOKAWAは電子書籍でドラゴンランスシリーズ全25巻セット(『レイストリン戦記』は含まれず)というとんでもない商品を2019年に出してましたw
      40,986円ですって!すご!
      2022/12/05
    • たださん
      本当ですね。25巻にもなるんですね。ただ私、電子書籍はちょっと・・なので。
      でも、何故か『英雄伝』は未収録なんですよね、なんでだろう(T_T...
      本当ですね。25巻にもなるんですね。ただ私、電子書籍はちょっと・・なので。
      でも、何故か『英雄伝』は未収録なんですよね、なんでだろう(T_T)
      2022/12/05
    • たださん
      すいません、今気付きましたが、「センジョの双子」も、それっぽく感じられたので、全く気にならなかったですよ(^^;)
      コメントの誤字を直せない...
      すいません、今気付きましたが、「センジョの双子」も、それっぽく感じられたので、全く気にならなかったですよ(^^;)
      コメントの誤字を直せないのは、私も同感の思いです。
      2022/12/05
  • 『ドラゴンランス戦記』では、既に赤ローブの魔術師として登場していた、双子の弟「レイストリン」の、それ以前の若かりし頃の物語。

    もう文体から漂ってくる彼の雰囲気が、これまで読んだランスものと一緒で、やはり、レイストはレイストかといった、哀愁めいた思いもあったけれど、実は違っていた点もあったのが、まずは一つ目の読み所だと思う。

    例えば、魔法について、彼の場合、それ自体に魅せられていた印象が強かったが、実はそれが彼の全てである程の思い入れがあったことが分かり、それは、魔法学校での同級生からのイジメを物ともしなかったのが、他に何一つ能がないから、やらされているだけの彼らとは違い、レイストにとっては、それが生きる為の全てだったからであるし、家族からも浮いてしまいがちな彼にとっては、おそらく、母「ロザマン」の為でもあったのだと思うし、更には、副題となっている『魂の剣』という言葉にも、彼の生きていこうとする燃える思いが垣間見えるようで印象深い。

    また、双子の兄「キャラモン」に対する劣等感について、相変わらずな点もあったが、ここでははっきりと、彼への愛情があることが証明されているのが、おそらくファンには嬉しいものがある反面、致命的に分かり合えない一面も実感し、それは、ある日、楽しく会話をしていた二人が、キャラモンのある発言をきっかけに、突然レイストが機嫌を損ねてしまう場面があり、その理由がキャラモンには分からなかったようだが、私が予想するに、それは二人が、神によって別れて生まれてきた悲劇を共有したかったのではないかということで、何を馬鹿なことをと思う人もいるかもしれないが、彼は本気で、双子の片割れには、まともな体のない頭脳だけを、もう片方には、頭脳のない体だけを与えたと思い込んでいるのである。もちろん、そんなことはないということは、後々の物語で証明されるのだが。

    しかし、今回は青春時代のレイストということもあって、彼の良さを実感できる一面も多く、それは、将来を夢見て、外の世界を知ろうとする純粋な好奇心や、力を欲してはいても善のために使うと思っていたことに加え、父のことで助けてもらった、フリントにお礼を言う等、いろんな場面で見られた謙虚さと、戦記で見られた、どこか斜に構えた印象は薄く、却って素直なところは素直なのが、私にはとても新鮮に感じられた。

    そして、二つ目の読み所は、なんといっても、戦記ファンなら思わず歓喜の声をあげたくなる、ランスの冒険者たちの出会いのエピソードであり、これがまた、映画の一場面になりそうなくらい印象的で、特に、レイストの芸の場面で出くわした嫌な教師に対しての、双子と彼の出会いのシーンは、キャラモンと彼によるキャッチボールも痛快でありながら、その後にそれを阻む、騎士道精神の彼の介入も、また粋な演出で、なんかいいなあと思ってしまう。

    他にも挙げるときりが無いのだが、フリントの家に何故か住み着くことになったタッスルホッフのエピソードに、タニスとフリントの出会い、タニスを連れたキティアラが、3人プラス1人に紹介する場面に、スタームとキャラモンの取っ組み合いの喧嘩、そして、その二人の剣の師匠になったのが・・・と、ファンにはもう夢のような展開で、ここ読んでいるときは幸せでした。もっと聞かせてーって。

    それから本書は、レイストリンに特別な拘りを持つ、「マーガレット・ワイス」のみの執筆であるが、それでも、「トレイシー・ヒックマン」と共著しているのと何ら変わらぬ雰囲気には、さすがと思いつつも、彼女ならではの残酷さとして、一つ私が言いたいのが、ミランダのあのシーンであり、私感を入れさせていただくと、あれは酷いと思い、はっきり言って、《大審問》を前にして要求される、自制心を確認させるためだけに入れたのではないかと思ってしまうくらい、彼にとって、ただの屈辱以外、何物でもない後味の悪さしか私には残らなかった。

    しかし、そうは書いたけれども、結局、彼は本気ではなかったと思っているし、更には、自分の感情の粗暴さに唖然としたって、それこそ、その若さにしては良い人過ぎるよと思ってしまい、こんなところが彼の良いところなんだろうなと、もっとこうした一面に気付いてもらえないのが、彼にとっての、ひとつの悲劇だと思うと、何ともやるせなくなる。

    • ひまわりめろんさん
      たださん
      こんにちは!

      ついに『レイストリン戦記』きましたね!

      まさにファンならという但し書きがついてしまう物語ではありますよね
      そして...
      たださん
      こんにちは!

      ついに『レイストリン戦記』きましたね!

      まさにファンならという但し書きがついてしまう物語ではありますよね
      そして結果として賛否あるでしょうが、マーガレットがレイストリンをもっと好きになってほしくて書いた物語だとも思うんですよね
      自分はその手口にまんまと乗せられた派ですが、それはそれで良かったな〜と思うのですよ
      2023/07/31
    • たださん
      ひまわりめろんさん
      こんばんは!

      コメントありがとうございます(^^)

      『レイストリンをもっと好きになってほしくて』に、
      とても共感出来...
      ひまわりめろんさん
      こんばんは!

      コメントありがとうございます(^^)

      『レイストリンをもっと好きになってほしくて』に、
      とても共感出来まして、きっと読めば、その印象は変わると思いますし、ランスのメンバー達の生き生きとした描写は、幸せでいっぱいでした。
      2巻も楽しみです(^_^)

      それから私的には、本書を最初に読んだ後に、『戦記』を初めて読んだら、果たしてどんな気持ちになるのか、とても気になってまして。誰かやってくれないかなぁ。
      2023/07/31
  • ドラゴンランスの最新刊。最も魅力的であるレイストリンの前半生を描いた作品。これで、ドラゴンランス戦記以前のレイストリンの話は一応書かれたことになる(本書/ウェイレスの大魔術師/双子の大審問ーレイストリンと兄)。
    今まで仄めかされた、レイストリンの恋話や、火炙りに合いそうになったエピソードを、修正する形で記されているし、他のメンバーの話も記されている(ドラゴンランス序曲の方向であるのはとても良い。セカンドジェネレーションでノームとルニタリの話を否定すべきではなかった)

  • レイストリン――古今東西、彼ほど好きになれる魔法使いは存在しない。そう確信する同士は多いはずだ。待ちに待った、レイストリンの前半生の物語がついに出た。時系列としてドラゴンランスの前日譚、また外伝ともいえるポジションになるはずだが、実際は本編を読んでいる感覚そのもので、まったく違和感がなかった。
    レイストリンとキャラモン、幼少期から順に綴られていく双子の物語。二人に降りかかる試練で重い話が続くと思いきや、そこはちゃんと「彼」が笑わせてくれるから安心して楽しめる。シリアスとユーモアのバランス加減はさすがのひとこと。
    その他にも、竜槍の仲間たちとの出会いには数々の懐かしいエピソードが盛り込まれ、シリーズを読み込んできた人はニヤリとし、全くの初見の人にはこれが伏線となる、非常に美味しいつくりだ。
    出たばかりの本であまり多くは語れないが、上巻を読み終えて、<ふるさと>に帰ってきた!という心境。やっぱり好きだ、この世界。やっぱり、レイストリンは最高だ。

  • 作品の導入って感じ。
    ひとりひとりの人物像や背景は分かったが、話として面白いかというと下巻を読まないと分からない。

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著者プロフィール

Margaret Edith Weis。1948年、米国生まれ。アメリカの空想科学小説の作家であり、小説や短編小説を多数執筆。 トレイシー・ヒックマンとの共著である『ドラゴンランス』の作者として世界的に有名で、ドラゴンランス・ゲーム世界のオリジナルクリエイターの一人としても知られる。

「2022年 『ドラゴンランス レイストリン戦記4 戦場の双子〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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