悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします (2) (角川ビーンズ文庫)

  • KADOKAWA (2020年6月1日発売)
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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041095539

作品紹介・あらすじ

悪役令嬢エカテリーナに転生した社畜アラサーの利奈。
ヒロインのフローラとも仲良くなり、滅亡フラグも何とか乗り越え一安心……と思いきや、今度は皇室一家が公爵邸にいらっしゃると知り大慌て! 
急いで公爵邸に戻り、もてなしの準備を始めるエカテリーナ。
けれどそこには、悪役兄妹の運命をねじ曲げた亡き祖母の影が……? 
忌まわしい過去なんてすべて消去! 最愛のお兄様のため、全力でおもてなしさせていただきます!!

感想・レビュー・書評

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  • エカテリーナや母親を虐げた祖母に仕えていた侍女や祖母の膨大なドレスなどの祖母の亡霊を片付けていく。王族が侯爵家に薔薇を見にやってくるが、貿易等に関心が深い皇后と仲良くなる。破滅ルートの皇太子ミハイルはどうもエステリーナに惹かれてしまっているようだが。兄アレクセイの誕生日プレゼントにガラスペンを送ろうとして、技師とともにガラス工房まで買い取ることになってしまう。ブラコン、シスコンが炸裂しまくりではある。

  • 全くぶれずに、お互いのことを第一に考えているのエカテリーナとアレクセイの兄妹。それでも、周りのことを疎かにしているわけではないから、微笑ましく見ていられる。他の人の前とは全く違う顔が見られるし。乙女ゲームの世界とは思えないほど、恋愛要素がないけれど。
    悪役令嬢のはずのエカテリーナと、ヒロインのフローラがどんどん仲良くなっていくのも楽しい。前世の記憶を活用してアレクセイの手伝いを頑張ろうとするエカテリーナを、もっとみたくなった。

  • 一巻が面白かったので、二巻も購入しました。 二巻はお兄さんの誕生日で硝子ペンが出てきます
     推しのために頑張る主人公健気。

  •  ガラスペン、買いました。ズルいよねー、本以外には、物欲ってあまりないと自分では思っていたけど。文具沼フェアでつい、衝動的に。使うかどうかもわからないものに散財してしまった。

  • 1、2巻一気読みした。

    ゲームの最推しキャラの妹に転生し、大好きな兄を救うため奮闘する悪役令嬢ポジションのヒロイン。
    ヒロインのブラコンと、その兄のシスコンぶりが行き過ぎていて、恋愛はどこへいった?という感じだけれども、それを抜きにしても展開が面白い。
    読みやすく、テンポもよくさくさくと進むのもよい。

  • 悪役令嬢エカテリーナへ転生したアラサー社畜OL、恋愛成分は全てブラコンへジョブチェンジ!

    アレクセイのブレーンのイラスト、おじ様達が麗しいです。

    ガラスペンのエピソード前半までがギリギリ入りました。  

  •  ブラコン妹(主人公)とシスコン兄が織りなす異世界ファンタジー歴史絵巻物の二巻である。
     一巻の段階で糖分過多の作品がさらに糖分マシマシでパワーアップしての二巻であり、読者としては戦慄を禁じ得ないが、そもそもドロ甘なストーリーに八美☆わんさんの美麗でいて尊いイラストが重なって破壊力がヤバいことに。
     オタク特有の早口で恐縮だが、表紙のイラストからして美麗すぎる。この段階で星五つで評価したいわけですよ。

     それはさておき、物語は三公爵家の権勢を表すような、ユールノヴァの皇都公爵邸への行幸から始まり、ドレス作り、屋敷内の不穏分子との対立、皇帝皇后両陛下との初対面が描かれた当日の模様などが前半を占めている。
     その中にも、皇国特有の文化(騎士団の主と女主人へと新人団員が剣を捧げる儀式)を描く内容などはさすがの一言。風物を描くディテールは非常に楽しい代物だった。
     なおかつ、そこでもブラコンとシスコンが爆発するのが、非常にらしいところでもある。
     そんな二人の心裏に迫る締めの描写なども素晴らしかった。

     おそらく物語の核心だろうユールマグナにまつわる短編を挟み、さらっと少年期アレクセイのイラストが挟まってから、物語は後半へ。
     主軸は兄へのプレゼント大作戦であり、そのきっかけとしてのデートであったり、薔薇園へと級友を招く小規模の(※公爵家基準)パーティであったり、工房一個お買い上げ事案であったりと、物語はコロコロ転がっている。
     新キャラも複数投入される内容は彩り豊かでいて、ストーリーラインがはっきりしているためまとまりもある。改めて書籍として読んでも、締めに至るまで良く完成されたエピソードだと思う。
     そしてそれらを彩るイラストもまた質が高い。
     最後のアレクセイの感謝イラストもさることながら、パーティにおけるフローラとの一幕を描いた一枚なども大変華憐で素敵である。

     総じて質が高く、内容よく、書籍化としての魅力もふんだんに施されている。
     途上でも述べているが、文句なしに星五つで評価したい一巻だ。

     しかし、ここまで愛された書籍化も珍しい。
     特にイラストの選定を任された編集担当の方はグッジョブ過ぎる。
     読者が求めているものがすべて載っていることには、本当に喝采を挙げた。
     複数のドレスデザインやプレゼント品など、難しいデザインの要望に応えてのけた八美☆わんさんもまた素晴らしかったです。

  • 社畜アラサーから、最推しの公爵アレクセイの妹である悪役令嬢に転生し、破滅フラグも国の滅亡フラグも大好きなお兄様の過労死フラグもへし折ろうと奮闘するエカテリーナ。ヒロインのフローラとも仲良くなってとりあえず一安心、と思いきや、皇室一家が公爵邸にやってくると大慌て。関わらないと決めたはずの攻略対象である皇子ミハイルになんか不穏なフラグが立ちそうではあるが、アレクセイのシスコンぶりとエカテリーナのブラコンぶりが安定しすぎててとても微笑ましい。エカテリーナじゃないけど私もお兄様だいぶ好きなのでとてもおいしい。ガラス工房を買い取ってお兄様にガラスペンをプレゼントしたときのお兄様、イラスト含みでごちそうさまでした。

  • ガラスペン制作のお話。
    プロジェクト系は好きだし、お兄様だけでない甘やかしも楽しめる。
    色々キャラが増え始めててイラストが楽しい。

  • 実の兄妹だったよね。この2人はどうなるんだろうかと読んだ誰しも思うと思う。
    王子よ、当て馬としても弱いよ。もうちっと頑張って動いて盛り上げて欲しい。

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