- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041095577
感想・レビュー・書評
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うーん学園のドラマかな。
しばらくお休みをされる前の本だから楽しみにしていたから余計残念だな。面白くないわけではないけど、湊かなえさんの本を楽しみにしているから少し辛口になってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
交通事故で陸上から離れざるを得なくなり、放送部に入った佳佑。
陸上部の活動を撮影していると、思わぬ映像が映りこんでいて…。
その事件がメインなのかと思って読んでいたら、それは通過点にしか過ぎず、それぞれの感じ方や見え方、そして伝え方の難しさを、高校生ならではの瑞々しさと共に描いている。
なんか所々はしょられてる感じがするのはあえてそうしてるのかと思ったら、どーやら前作があったらしいとここの感想で知った。なーるほど。
[図書館·初読·6月11日読了] -
こんな爽やかな作品もあるんだという驚き。でも著者らしくミステリっぽい要素も含んでいる。敢えてライトな感じにしたんだろうけどやっぱり真骨頂はドロッとした作品だな。
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まったく予備知識なく読んで、あとからこの前作に「ブロードキャスト」があると知った。だから主人公町田が交通事故で走れなくなった状況が語られていないのか、と今になって納得。
けれども申し訳ないが面白くないのだ。登場人物が多く、それぞれの背景を書き込みすぎて、主人公が埋もれてしまっている感じがした。部員それぞれの親とか、中学校時代の恩師とのつながりとか、他校生の情報とか、本1冊まるごと人々の情報で終わってしまい、彼らの心が見えてこない。気持ちを察しながら行動する若者の様子はリアルで、読んでいる方としては息が詰まりそうだ。小説だからこそ、このリアルを超えてほしい、というのは私のわがままだろうか。
生徒それぞれがあまりにも優秀で、キャラクターにスキがない点で、面白くない、なんて言ってしまったのだろうな。 -
いつもだったら、嫌な気分になっても、何か納得できるのだが、最後まで納得がいかないまま。
何で主人公が謝らなければならない?それがひっかかって、最後までもやもやしたまま読了してしまった。
無理やり収めた感が否めない。
分かり合えない人とは一生分かり合えない、で終わった方がよっぽどすっきりしたのに。
まさかこの嫌な気持ちで終わるというのが作者の狙いだったとしたらスゴイ。
学生時代なんてそんな爽やかなものじゃないし、無理やり自分のやってきたこと、他人からされたことに意味を見出す必要もないかな、とも思った。
-----と思ってしまうのは大人(いや、もう初老も過ぎた)のいやらしさか。 -
主人公の心情についていけないところが多い。期待していただけにガッカリ。
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湊かなえ?同姓同名かと思うくらい面白くない。テーマが普通の高校生生活だからかな、とにかく読んでる時間が勿体ないと思いながら、いつか面白くなるはずと頑張って読んでみた。時間が勿体なかった。