仮面

著者 :
  • KADOKAWA
3.25
  • (7)
  • (40)
  • (75)
  • (13)
  • (3)
本棚登録 : 528
感想 : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041095928

作品紹介・あらすじ

読字障害というハンディキャップを抱えながらもアメリカ留学の後、作家・評論家としてTVで活躍する三条公彦。三条の秘書として雇われた菊井早紀は信頼を得てゆく一方で、その謎多き私生活と過去が気になっていた。そんな折、パン屋の妻・宮崎璃名子の白骨遺体が発見される。行方不明となった新田文菜の捜査にあたる刑事の宮下は、文菜と璃名子の不審な繋がりに気づく。三条は二つの事件に関わっているのか? 「仮面」で真の姿を隠しているのは誰なのか? 衝撃のクライムサスペンス!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • こんな仮面はゴメンの一冊。
    伊岡さんは嫌なヤツを描くのが巧いな。

    序盤から次から次へと人がかぶる仮面を見る度に眉間に皺。
    ここまで人って仮面を被れるものなのね。

    一時的とか、相手を想う優しさの仮面は好ましいけれどこんな鬼畜を隠すための仮面はゴメンだ。

    そんな事を感じながらもサスペンスらしい鼓動が加速するスリリングな展開、真の仮面といい最後まで目が離せない。

    そしてなんと言っても宮下刑事が良い。
    終盤は彼に心は釘付け。
    キラリと光る涙。 
    これぞ刑事の、一人の男性としての素(す)の顔。
    これを見られたことがこの物語の最大の収穫。

  • 登場人物それぞれの視点から描かれた章が連なった構成。

    読字障害をもつ人気コメンテーターとその秘書ら。
    番組関係者や記者。
    後に殺害されたり行方不明になったりする主婦ら。
    行方不明事件を捜査する刑事。

    人物が多くそれぞれ接点が描かれていないため、正直あらすじを読んでいなかったら途中で読むのを終了していたと思う。

    けれど正直、男の身勝手な理由で複数の女性が犠牲となる話は胸糞悪くて、最後までなんとか読み切れたけれども苦手でした。

    人はみんな何かしらの仮面を持っている。良くも悪くも。
    表紙は仮面の写真ではなくて、…の写真。ちゃんと話の内容に合っていた。

  • 話題作の伊岡瞬のイヤミス…はじめて読んでみた。

    ストーリー展開は独特な登場人物達が次々と本人目線で語る作りで、薄っぺらい犯人は途中から見えて来るが、各々の行方が気になり一気に読んだ。度を越えたキャラ達は例外なく相応の罰を受ける形で終わる。

    宮下が犯人に放った言葉…『夢を見るのは自由、皆が皆、日の当たる道を歩いているわけではない。地味で目立たない道を、必死に歩んでいる人たちで世の中は成り立っている』が刺さった。そして、最後に言い放った『どんなにピカピカの仮面をつけようと、グズはグズだ』でスッキリ爽快。

    時間を忘れて読みたい時に良いかも…また機会があれば読むかもしれない。


  • 仮面
    長編でとても読み応えがありました。

    登場人物の誰もが仮面を被っている。

    表に見える顔はその人の一面ではなく、
    誰もが他者の知らない顔を持つ。

    裏の顔が起こした事件を暴く物語。

  • (文庫本) 本性のラストでコンビニを組んだ 女性警官……
    彼女がサトウミサキ だと思ってたのに……(笑)

    菊井早紀……
    今後、活躍しそぅなキャラクターですね。

  • 読み始めは登場人物ごとに話が進むので読みにくかったのですが、途中から繋がりが見えてきてそれからは次、次と気になり一気に読んでいました。

  • プロットや構成力は認めるが、長い割には読後が薄っぺらかった印象。多分三条や久保川の思考と行動が空疎過ぎるから。刑事二人の関係性は小説としては面白いが、真実味が無さ過ぎるかな。

  • 仮面を被ったが人まあ、出てくる出てくる。宮下刑事のまっすぐさがそれだけストレートに感じられるわけで、だんだんと化けの皮が剥がされていくさまも本当にふてぶてしい。クズという言葉にも失礼なくらい、救いようのないふたりが本当に最悪。小野田刑事にも驚かされた。伏線あちこちにあったのに全く気がつかず。圧巻。

  • 胸糞悪くなるようなイヤミス読みたいなと思い、ネットサーチしてこちらがおすすめと書いてあったので手に取りました。お初な作家さん。
    すごく読みやすくて最初からすんなりと読めたんだけども…うーん、なんか最後やっつけ感というか、めんどくさくなったから全員殺しておけば良くない? な、登場人物も作者も…な感じが否めなくて苦笑。楽しく読めてただけあってがっかりでした。本当全部何もかも嘘でした〜みたいな、ただの愚かな人でしかなかったね、うん

  • ヒトはみな、仮面をかぶっている的な常套句なタイトルかもしれませんが、仮面と言うよりも殺人事件とその謎をっていう王道なミステリ的要素が大きい。いくつかの場面を切り取り、どうつながっていくかと言うところで、一つのTVの中で名を馳せ始めた人物に集約されていくカタチは、振りハバは大きめで壮大な感じ。で、紡がれていく最終的な部分への盛り上げも一気呵成。清廉さとの対比でのグロテスクな描写は必要要素だったのでしょう。

全57件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

伊岡瞬

一九六〇年、東京都生まれ。二〇〇五年に『いつか、虹の向こうへ』(「約束」を改題)で第二五回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞し、作家デビューした。代表作の『代償』四十万部を超える、『悪寒』は二十万部を超えるベストセラーとなった。近著に『不審者』がある。

「2020年 『冷たい檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

伊岡瞬の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
辻村 深月
東野 圭吾
林 真理子
N
道尾 秀介
伊坂 幸太郎
道尾 秀介
辻村 深月
横山 秀夫
凪良 ゆう
伊岡 瞬
今村 昌弘
東野 圭吾
朝井 リョウ
西加奈子
織守 きょうや
桐野 夏生
恩田 陸
湊 かなえ
米澤 穂信
瀬尾まいこ
今村 昌弘
辻村 深月
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×