仮面

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 732
感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041095928

作品紹介・あらすじ

読字障害というハンディキャップを抱えながらもアメリカ留学の後、作家・評論家としてTVで活躍する三条公彦。三条の秘書として雇われた菊井早紀は信頼を得てゆく一方で、その謎多き私生活と過去が気になっていた。そんな折、パン屋の妻・宮崎璃名子の白骨遺体が発見される。行方不明となった新田文菜の捜査にあたる刑事の宮下は、文菜と璃名子の不審な繋がりに気づく。三条は二つの事件に関わっているのか? 「仮面」で真の姿を隠しているのは誰なのか? 衝撃のクライムサスペンス!

感想・レビュー・書評

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  • こんな仮面はゴメンの一冊。
    伊岡さんは嫌なヤツを描くのが巧いな。

    序盤から次から次へと人がかぶる仮面を見る度に眉間に皺。
    ここまで人って仮面を被れるものなのね。

    一時的とか、相手を想う優しさの仮面は好ましいけれどこんな鬼畜を隠すための仮面はゴメンだ。

    そんな事を感じながらもサスペンスらしい鼓動が加速するスリリングな展開、真の仮面といい最後まで目が離せない。

    そしてなんと言っても宮下刑事が良い。
    終盤は彼に心は釘付け。
    キラリと光る涙。 
    これぞ刑事の、一人の男性としての素(す)の顔。
    これを見られたことがこの物語の最大の収穫。

  • 登場人物それぞれの視点から描かれた章が連なった構成。

    読字障害をもつ人気コメンテーターとその秘書ら。
    番組関係者や記者。
    後に殺害されたり行方不明になったりする主婦ら。
    行方不明事件を捜査する刑事。

    人物が多くそれぞれ接点が描かれていないため、正直あらすじを読んでいなかったら途中で読むのを終了していたと思う。

    けれど正直、男の身勝手な理由で複数の女性が犠牲となる話は胸糞悪くて、最後までなんとか読み切れたけれども苦手でした。

    人はみんな何かしらの仮面を持っている。良くも悪くも。
    表紙は仮面の写真ではなくて、…の写真。ちゃんと話の内容に合っていた。

  • 話題作の伊岡瞬のイヤミス…はじめて読んでみた。

    ストーリー展開は独特な登場人物達が次々と本人目線で語る作りで、薄っぺらい犯人は途中から見えて来るが、各々の行方が気になり一気に読んだ。度を越えたキャラ達は例外なく相応の罰を受ける形で終わる。

    宮下が犯人に放った言葉…『夢を見るのは自由、皆が皆、日の当たる道を歩いているわけではない。地味で目立たない道を、必死に歩んでいる人たちで世の中は成り立っている』が刺さった。そして、最後に言い放った『どんなにピカピカの仮面をつけようと、グズはグズだ』でスッキリ爽快。

    時間を忘れて読みたい時に良いかも…また機会があれば読むかもしれない。


  • 仮面
    長編でとても読み応えがありました。

    登場人物の誰もが仮面を被っている。

    表に見える顔はその人の一面ではなく、
    誰もが他者の知らない顔を持つ。

    裏の顔が起こした事件を暴く物語。

  • (文庫本) 本性のラストでコンビニを組んだ 女性警官……
    彼女がサトウミサキ だと思ってたのに……(笑)

    菊井早紀……
    今後、活躍しそぅなキャラクターですね。

  • 読み始めは登場人物ごとに話が進むので読みにくかったのですが、途中から繋がりが見えてきてそれからは次、次と気になり一気に読んでいました。

  • 7割読んで挫折。前半は面白かったのだが、あとの方は、ダラダラと続き飽きてしまった。

  • プロットや構成力は認めるが、長い割には読後が薄っぺらかった印象。多分三条や久保川の思考と行動が空疎過ぎるから。刑事二人の関係性は小説としては面白いが、真実味が無さ過ぎるかな。

  • 「代償」が面白かったので、同じ作者の本書も読んでみましたが、残念ながら期待した程ではありませんでした。登場人物(特に被害者)の個性が乏しく、読んでいて誰の話だったか見失うこともしばしば。
    酷い事件が起こってるのに、あまり嫌な気持ちになりません。イヤミスカテゴリーとしては物足りないです。

  • 展開が読めてしまうけど
    それでも面白かった。

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著者プロフィール

伊岡瞬

一九六〇年、東京都生まれ。二〇〇五年に『いつか、虹の向こうへ』(「約束」を改題)で第二五回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞し、作家デビューした。代表作の『代償』四十万部を超える、『悪寒』は二十万部を超えるベストセラーとなった。近著に『不審者』がある。

「2020年 『冷たい檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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