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本 ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041095959
作品紹介・あらすじ
負けたくない敵がいる。誰よりも理解してくれる敵がいる。
だから、二人は強くなれる。
将棋界初の女性プロ棋士を目指す二人の天才を描く、今年最泣の青春純愛小説!
【内容紹介】
将棋のプロ棋士を目指す者たちにとっての最後の難関、奨励会三段リーグ。観戦記者の佐竹亜弓は、そこですべてを賭けて戦う二人の女性と出会う。永世飛王を祖父に持つ天才少女・諏訪飛鳥と、病弱ながら年齢制限間際で挑戦する千桜夕妃。歴史に残る激戦の末、リーグを勝ち抜き史上初の女性棋士となったのはどちらか? そして二人に導かれる、哀しき運命とは?
感想・レビュー・書評
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将棋には
「桂馬は高飛び歩みの餌食」
「銀は成らずに好手あり」
「序盤は飛車より角」
など格言が百個ほど存在する(らしい)
そこに格言を一つ加えよう
「盤上に君はもういないは読むべし」
うん!格言でもなんでもなく個人的な感想だなw
なんとな〜く借りた、『この銀盤を君と跳ぶ』が予想外に面白かった綾崎さん
他の作品が気になって本作を借りてみました
将棋にかける想い、勝ちに対する執念、プロになるための厳しさ、切磋琢磨するライバル関係、師弟関係、そして愛!
とにかく熱い!
王手飛車取りぐらい熱い!
(素人が喜びそうな一手w)
将棋のルールなんて知らないもんっていうあなたも
将棋なんて藤井聡太さんしか知らないっていうあなたも
将棋なんてお年寄りの趣味じゃんって思っているあなたも
読むべし! -
棋士になる
将棋への忠誠
盤上遊戯
空白の2年
約束
ニース
Y
将棋の知識がなくても
存分に入り込めます
おまけに泣かされます
体に不安を抱える少女が
将棋と出会い
ライバルと出会い
棋士として太く濃くしなやかに生きる姿が
本当に眩しい
終盤はティッシュのご用意を! -
愛から始まる将棋小説。プロローグから主人公ではない人物の愛から入るがいきなりくらう。
愛のために仕事を失うが絶望じゃない。理解してくれる人がいる。
そう、主要人物が皆魅力的なんだ。当然将棋が中心だけど、みんな完璧じゃない、人間臭く弱い。
その世界じゃすごい人ばかりなのに、何故か身近に感じることができた。
飛鳥
この人を中心に展開すると思っていたけど、主人公ではなかった。凄まじく強気。でも嫌いになれない。
竹森
天才。でも嫌味がない。何でもできるのに飛鳥に弱いところが微笑ましい。
智嗣
お姉さん好き過ぎなのが可愛い。
亜弓
愛の大きさが違うというが、そんな事ない。自分の感じる気持ちは人と比べれれるものじゃないよな。
夕妃
病気さえなければ将棋も精神も最強。のはずなのに、
どうして人の心はこんなにも弱いんでしょうか。自分で決めたことなのにどうして翻してしまいたくなるんでしょうか。
たとえ間違っていても後悔することになっても最後の決断だけは己でしなければならない。
脆く弱い気持ちが幸せを取り戻せた。強い意思だけが正解じゃない。
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将棋に魅せられ将棋界に生きる女性たちの。
友情と根底にある愛の物語。
観戦記者の佐竹亜弓の話から始まり将棋界のサラブレッド諏訪飛鳥。
その彼女の前に立ちはだかるライバル千桜夕妃。
彼女たちを軸に物語は進んでいく。
息詰まる攻防の中得た栄冠の後、突如の意外な展開。
そして衝撃のラスト。
この物語の主人公は概ねこの3人だったのでは。
将棋に疎い僕でも物語を楽しむ事が出来ました。
この続編も続けて読んでみようと思います。 -
帯に”全員泣きました”と書かれていたんですが、泣きませんでした。こういうアオリを見た後に、号泣期待して読んで、全く自分の泣きツボでなかったときの落胆というか、ガッカリ感がすごい。ていうか、ラストが「そこでおわるんかーー」という感想(超個人的)。史上初の女性棋士が2人誕生、健康な桂香さんタイプと病弱な銀子タイプ、その2人と同時期に出てきた最年少天才棋士竹森稜太(藤井聡太二冠がベースになっているっぽいキャラで、しかしドMなAI棋士)と飛鳥の絡みが面白かった。タイトルが『盤上に君はもういない』というところから、棋士の誰かが亡くなるんだろうと思っていたが、そこらへんのミスリードというか、、いやもう、その人は盤上にいなくてもそんなに関係ないんちゃうん的なね。ともかく、Jrの祖母があまりにもステレオタイプという感じのフレンチ女で、ちょっとしか出てこないながら、めちゃめちゃイラっとさせられるところが逆に興味深いというか、、。まあ、おもしろかったです。
新潟県出身の作家さんで地元作家コーナーにデデンと平置き推しされていまして、タイトルホルダーになる女性棋士が、新潟の大病院一族の本家の長女で、弟が古町に住んでいる設定とか、ご当地感もちらほらと出てくる。 -
将棋+ミステリーという移植の組み合わせに惹かれて購入。
アマ級位者レベルではあるが自分も将棋を嗜んでおり、戦法・定跡・棋界のルールなどはある程度理解しているつもりだったため、どんな物語なるのか心を躍らせながら最初のページを捲り始めた。
物語はプロ棋士を目指す二人の女性を中心に進んでいく
永世飛王を祖父に持つ勝ち気な天才少女、飛鳥。
同じ天才ながらも生まれつき病弱な女性、夕妃。
互いに譲れないもののため、盤上でぶつかり合う飛鳥と夕妃。女性初のプロ棋士になるべく奨励会三段リーグに挑む二人の戦いは、彼女たちの周囲の人々を魅了し、そして惑わしていくことになる。
手に汗握る対局の熱量に圧倒されながらも、夕妃の謎めいた生涯を徐々に紐解いていくミステリー要素も面白く、中盤辺りから読む手がどんどん加速していった。
物語は想像もしていなかった結末を迎えたが、将棋の師弟関係は血よりも濃い繋がりと言うほど。夕妃と『彼』には、どうか幸せになってほしいと心から思う。
私としては竹森夫妻がとても好きだったため、もっと二人の絡みが見たかった。ケンカップルは尊いものだ。 -
ドラマチックな展開が女性らしい感じがしたが、著者は男性のようだ。
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綾崎さんは、やはり恋のない愛の物語を書くのに長けてるなぁ。
本作もその例に漏れず、恋のない深い愛の物語だった。
若干、いやいやそれは流石に無理あるだろ的なツッコミがあるけれど、それはまぁすておけばいいし、やはり綾崎さんはロマンチストなのでしょうね。
ここに終着するのかというラストで賛否ありそうだけどわたしは好きです。
タイトルを奪って終わりじゃないのが綾崎さんらしくて良いと思います。
しかし、ほんとうに棋士になるのって大変なんだなぁ。
著者プロフィール
綾崎隼の作品






お勧めするのやめてー!w
読みたくなっちゃいます!
読みたいのあるのにどれも図書館に置いてないです(TOT)
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得意の第4弾から d('∀'*)
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けど、順番まもって…
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