高校事変 VII (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 664
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041096024

作品紹介・あらすじ

新型コロナウイルスが猛威をふるう春、センバツ高校野球の中止が決まった。結衣が昨年の夏の甲子園である事件に関わったと疑う警察が事情を尋ねにきた。1年前の事件がいつしか結衣を次の戦いへと導く。

感想・レビュー・書評

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  • あ〜あ…
    高校野球の聖地が…
    次は、ここか!
    まぁ、聖地っていう程、ここを取り仕切ってる組織がキレイか?って気はしないでもないけど…
    世の中、金や!みたいな感じ。
    確かに、高校も優秀な選手を集めて、その都道府県代表って言われてもって気もするし…
    選手だけが、純粋に強くなりたい!上手くなりたいって思ってるんかな。

    コロナ禍で、高校野球中止をええ事に甲子園で、そんな事!
    あかんに決まってるやん!
    わざわざ、兵庫まで結衣ちゃん呼び出して、ついでに、ここまで、ボコボコにされるとは!
    あかん!タイガースもしばらく試合できひん!

    しかし、警察もな〜
    兵庫県警、めっちゃ言われてるけど、そんな酷いんや!この小説に抗議したか知らんけど、もし、真実が混じってんなら、直して〜

    今回も飛んだり跳ねたり!血ドバドバで凄いです!
    さぁ、あの親子とも次ぐらいに、最終対決か?
    読も〜!(^-^)v

  • 高校事変シリーズ第Ⅶ弾

    シリーズ第7弾の舞台は甲子園球場。
    今回の的はクズ警察官とその背後にいる半グレたち。
    今回は結衣の心の変化がより感じられます。
    周りの高校生や大人たちにも変化が。そして支援も・・・。
    新たな闘いがまた始まります。

  • 高校事変シリーズ7冊目、コロナ禍を含んだ内容だった。半グレ集団の亡きトップを父親を持つ優莉結衣。甲子園常連校の泉が丘高校に在籍し、夏・甲子園に応援に行った際に事件に遭遇。なんと満員の観客をねらうテロ行為に気づき、未然に防ぐために戦う。犯人の1人に半グレ集団の一員だった男・テツを殺害する。さらに数か月後、優莉結衣は春・甲子園球場で更なるテロ事件に巻き込まれる。結衣の悪い奴への殺害衝動が一気に開花する。今回の悪党は警察と知らずと知れた奴ら。同級生は結衣の正義感に気づきだした。次作のバイオレンス劇場も楽しみ!⑤

    アオハル系、そういう意味なんだね。初めて聞いた。

  • 今回もスゴいね(^_^;)
    こんなクズ警察官がホントに居たらヤバい。
    とはいえ、ヤクザと警察官は持ちつ持たれつ
    っていうのはあるんだろうな。
    次はいよいよ結衣と田代親子との最終対決になるんかな

    かなりハードバトルになる予感^^;

  • 松岡圭祐『高校事変 VII』角川文庫。

    ダークヒロイン優莉結衣の孤独な闘いを描くシリーズ第7弾。

    シリーズを重ねるごとにその思考が凶暴化していく優莉結衣。

    今回はいつもと毛色が変わっている。1年前の事件と現在とが交互に描かれ、いつものようなスピーディーな展開の面白さが感じられない。作者が変わってのではないかという位の変貌に愕然。一応、ストーリー全体の一貫性は保ってはいるが。

    シリーズのこれまでは手放しに面白いと思える出来栄えだったのだが、ついに力尽きたか。いや、シリーズはまだまだ続く。多少の中弛みは仕方がない。

    京都の緊急事案児童保護センターに身柄を移された優莉結衣。新型コロナウイルス感染禍により春の選抜高校野球大会の中止が決まる。そんな中、昨年の夏の甲子園大会の最中に起きた事件に結衣が関わっていたことを疑っている公安刑事が結衣を訪ねて来た。

    本体価格800円(古本519円)
    ★★★

  • 外国勢力に対する日本の脆弱さに着いての論評には賛成だかそれ以外はいつも通り。

  • 積読していたら、もう次回作が出てしまったので慌てて読む。高校事変シリーズの7作目。今回は甲子園球場を舞台に結衣が悪徳警察相手に大立ち回りを演じる。

    作者の綿密な調査と、いつもながらのスピード感あふれる展開にあっという間に読めてしまう。今回は友人との人間関係の描写が少し物足りなかった。しかしながら作者の刊行スピードには驚くばかり。

  • 今度は甲子園でのテロ発生の巻。 この作者は本当に筆が速い。もう今ご時世のコロナ騒ぎが文中に出てくるぐらい。
    武蔵小杉の1巻めの話の前にいた高校が甲子園に出場。その際に起きた無差別殺人の撃退事件に関わった結衣。ただそれはほんの除幕であった。先回のハイジャック事件で、京都の監視所に送られてそこで、尋問に合うが、どうも話の筋がおかしいことに気づき、今度は甲子園署の刑事がほぼ全てがベトナム半グレに加担していたことに気づく。一人のけものにされていた彼だけが結衣の味方に。ベトナム半グレが甲子園に武器と傭兵を連れてやってくるのに甲子園署の刑事たちが加担しているのをどの様に阻止するかを描く。結構最後の方は戦闘シーンがすごくてすっきり。 さてとうとうベトナム半グレの親分田代が次に結衣に挑戦する。さて8月が楽しみ。もうくるの!? 作者の筆の速さは参りました。

  • 甲子園を舞台に現代の春と昨年の夏の話が交差し、敵の目的が明らかになっていく様子は読んでいて面白かったが、三作目辺りから引っ張ったある人物との決着のつき方は若干あっさり済んだ印象だった。結衣の兄弟姉妹の行方に続きが気になったのと、一作目以前の彼女の苦悩や心情はあまりにも切なかった。

  • 早くも、コロナウイルスが題材になった。
    これも、文庫書下ろしの強みか!
    舞台は、コロナ禍で、選抜高校野球が中止になり、プロ野球も開催されない甲子園球場。
    空白地帯となった球場で、企てられた恐るべき計画。事件は、前年の夏の甲子園から始まる。
    結衣は、敵を倒すべく、甲子園の中を外を走りに走りまくる。息をもつかせぬ攻防戦は、巻を追うごとに増すばかり。
    同級生を守るべく戦ううち、結衣に対する誤解が解け彼らに態度の変化が生じ、結衣もまた心が動かされて、感傷に浸る。
    「これがアオハル(青春)だとしたら、たしかにレモネードのような甘酸っぱいにおいがする」とまで。
    生きて帰ることを同級生に誓い、さらに戦いの場へ。
    結衣の変貌は、彼女に吉をもたらすか、それとも凶か。
    次回作Ⅷは、いよいよ田代ファミリーとの全面戦争か!?

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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