サナトリウム (角川文庫)

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本棚登録 : 125
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041096543

作品紹介・あらすじ

アルプスの山岳リゾート、豪華ホテル〈ル・ソメ〉。古いサナトリウムを改装し話題になったが、地元では反対運動も起きていた。弟アイザックの婚約パーティのため、恋人とホテルを訪れたエリン。雪の降りしきるなか、アイザックの婚約者が失踪、ゴムマスクをはめられた死体が発見される。休職中の警官であるエリンは捜査に乗り出すが、彼女の前にサナトリウムの、そして自身の過去が立ち塞がる。スリリングなノンストップミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 想像してたよりは不穏ではなかった。
    犯人は当てられんかった、残念。

  • なるほど、現代を舞台にした「陸の孤島の密室殺人」の敵は、スマホなんだねー。

    スマホで現場の写真撮って、スマホで事情聴取して、スマホで資料取り寄せする。

    だから、孤島に取り残された探偵役が有能だと物語にならないのか、この主人公エリンには随分とイライラさせられる。

    ストーリーは古典的とも言えるほど型通りで、かつ、スピーディーなため、読んでいてストレスがない。
    それに「サナトリウム」という場所だけで、もう物語に期待感が生まれる。

    でも、孤島ものに間違いはないが、作家綾辻行人の館シリーズが一番かも……。

  • 今後に期待!!

  • ノンストップはいいけど寝不足に 次早く出してくれ

  • 出られなくなるし連続殺人が起こるけど、クローズド・サークルっぽさはあまりない。主人公チームは殺害対象ではなく、はっきりと探偵側に立たされている種類の話。
    出られなさ加減(雪崩と悪天候)と殺人のエグさはなかなかだが、主人公を筆頭に主要人物がほぼ全員不快な性格というものすごい設定のせいで、読んでいてまるで気分がアガらない。特に主人公のうじうじっぷり、忠告を聞き入れない頑固さ、同じ失敗をくり返す愚かさにはマジ切れ寸前。性悪はむしろ好物なのだが、この方向に不快な主人公とは相性悪いと感じた。ネタバラシから犯人の自白()までが唐突なのもマイナス。

    2022/6/20〜6/23読了

  • 女性作家、現代の~の悪い面が全面的に出たような作品。犯人の動機が煽情的である以上に中心人物エリンのキャラクターが嫌いを超えて不愉快。
    わ~~キャ~的・・コミック的。
    どっかで読んだ気がすると思ったら、筆者が好む小説家がサラ・ウォーターズ・・なるほどね。

  • 舞台設定はいいけど、主人公の推理がイマイチで、毎回その場でその場で考え変えるし、推理を積み重ねたりしないので、意外な展開、意外な犯人の印象は薄め。宣伝の煽り文句が言い過ぎなのでは。

  • 訳者の方がうまい!
    読みやすかった。
    描写も情景が浮かびやすくて◎
    エピローグからの後日譚が気になる…

  • 表紙最高。

  • 主人公エリンの描写が好きではなかった。やたらに端的に犯人と決めつけたり、自己憐憫に陥ったり。犯人の怨嗟も大量殺人を犯す程の事なのかとすっきりしなかった。

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著者プロフィール

イギリスの作家、雑誌やネットで短編やエッセイを発表、長編小説の書籍化は本作が初。アルプスの山々が好きで、大学卒業後、本作の舞台となったスイスで数年間生活した経験を持つ。現在は夫とふたりの娘と2匹の猫ともに、デヴォン州南部の海岸沿いの町に住む。

「2021年 『サナトリウム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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