ショートショートドロップス (角川文庫)

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感想 : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041096673

作品紹介・あらすじ

ある朝やってきたベビーシッターはぬいぐるみ!?(「初恋」)
アルバイトで着ぐるみのウサギの頭を被ると不思議なものが見えて――(「チヨ子」)
短くて、すらすら読めて、面白さ太鼓判!
とびきりのお話を新井素子が厳選。
いろんな味が詰まったドロップの缶詰のように、ときめきや切なさ、驚きに怖さも、読み心地さまざまな15の物語。
ものの数分で非日常の世界へと連れて行ってくれる、豪華執筆陣による極上のショートショートアンソロジー。

著者と収録作品(五十音順)
新井素子「のっく」/上田早夕里「石繭」/恩田陸「冷凍みかん」/図子慧「ダウンサイジング」/高野史緒「舟歌」/辻村深月「さくら日和」/新津きよみ「タクシーの中で」/萩尾望都「子供の時間」/堀真潮「トレインゲーム」/松崎有理「超耐水性日焼け止め開発の顛末」/三浦しをん「冬の一等星」/皆川博子「断章」/宮部みゆき「チヨ子」/村田沙耶香「余命」/矢崎存美「初恋」

感想・レビュー・書評

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  • 楽しかった(^^)

    何作は読んだこともあるし、本も持っているのだけど、読み終わると鮮明に記憶が蘇り、また読みたくなる。

    さがすのが大変だけど(๑˃̵ᴗ˂̵)
    これこそ読書の醍醐味で楽しさ。

    素子さんの本も(コバルト文庫)読み返したいな。

    素敵な一冊でした。

    楽しかった!

  • 15人の作家によるショートショートのアンソロジー。内容も雰囲気も文章も、それぞれ違って楽しめる。
    別の本に収録されていて読んだことがあるものもあったけれど、知らない作家さんの作品を読むことが出来てよかった。

    堀真潮さん著「トレインゲーム」
    電車内トラブルを回避する方法がユニークだなあ。スカッとする話は短いほど気分がいい。

    村田沙耶香さん著「余命」
    こんなふうに死を選べる世界を想像してみる。どれだけ生きたら満足するかしら。

    松崎有理さん著「超耐水性日焼け止め開発の顛末」
    どんな顛末なのかと思ったら、そう来るとは。これぞショートショートという感じで面白かった。

  • 女性作家による15のショートショート作品集。
    バラエティ豊かで、ドロップみたいにいろんな味のお話が集められてます。不思議な話。怖い話。ニヤリとする話。ゆっくり楽しく読了。

    三浦しをんさんの「冬の一等星」は、出典文庫を読んでいたのにすっかり忘れてて。不思議で素敵な話でした。しをんさん、改めていいなぁと。
    新津きよみさん、堀真潮さん、辻村深月さん、松崎有理さんが特に気になりました。さらに他の作品も読んでみたい。

    まえがき&あとがきが新井素子さん(あぁこの口調?文体?懐かしいです)
    まえがきで、長くて選にもれた作品が幾つかあると書いてらっしゃったのも大層気になります。

  • ショートショートのサイズで、色とりどりのお話に出会えて、なかなか幸せ。
    あっという間に読み終えてしまった。

    三浦しをんの「冬の一等星」だけ読んだかな?
    二回目読んでも、ドキドキしてしまう誘拐劇。
    文蔵さんと映子のやり取りが、最後まで読み切って思い出すと、切なくなる。

    新たな発見が、堀真潮「トレインゲーム」。
    電車の座席を巡って、熱いバトルが繰り広げられる。私、今の定期券だったら割と強いカード引けそうな気がするんだけどな(笑)
    オチに笑わされたので、あらためて元の本買う。

    恩田陸「冷凍みかん」も、宮部みゆき「チヨ子」も短くても上手くて、面白い。
    大体、冷凍みかんから地球儀を想像することも、着ぐるみを着た目から懐かしくて大切なものが見えることも、その着眼点がすごすぎる。

    読まされたのは、辻村深月の「さくら日和」と、続く新津きよみ「タクシーの中で」。
    「さくら日和」は、特別にたい焼きをもらう女の子の恋心に寄り添って読むんだけど、クライマックスからのお母さんのさぁ、娘の気持ちに対する気遣いがめちゃくちゃ素敵な描写で、沁みたよー!(急に熱く語る)

    「タクシーの中で」は、それとは対照的に構成がすごく面白い。
    ある意味、よくあるホラーの設定なのに、いつまでもいつまでもゾワ!が繰り返されて最後まで混沌とさせるのが、ほんとすごい。

    短いからこそ、そういう、書き手のうまさが際立つのかもしれない。
    アンソロジーにあるチグハグ感が、この一冊ではそれぞれの得意な武器出してますよー!って感じで、とても良かった。

  • ハズレなく、どれもとても面白かった。
    短編の物足りなさもなく、ショートショートの面白さが詰まっていた。
    特に好きだったのは、
    初恋…出だしからびっくり、面白い!
    トレインゲーム…現実にこんなゲームあればいいのに
    冬の一等星…心あたたまるエピソード。いい人だったんだろうな、どこ行ったんだろう、また会えるといいな。
    さくら日和…女の子の甘酸っぱい恋愛がよかった
    タクシーの中で…二転三転する感じが好き

  • 15人の女性作家のみのショートショート小説集。
    まえがきとあとがきを編者・新井さをが添え、まえがきでは基本的なショートショートの定義、あとがきでは各々の解説を記している。お気に入りがあれはその作者の他作品も味わえる。私は特に図子 彗さん、恩田 陸さんの作品が良いと思いました。
    やはり新井さんは星 新一さんのショートショートDNAをしっかり受け継いでいることを改めて感じました。

  • 15編それぞれが、それぞれの作家さんらしいショートストーリー。知らない作家さんの作品に触れる良い機会。あ、この作家さんの、読んでみたいな、と新しい発見があります。あと読後感の悪いものがないのは、さすが新井素子さんですね。

  • 書き下ろしではないが、既読だったのは上田さんの一作のみ。あとは未読、初読み作家さんも何人かいて、楽しめた。
    認知症をテーマにした『ダウンサイジング』(図子慧)は、もしかしたら認知症の人は本当にこう感じているのか・・・?と思えて、かつ起こりそうなお話。次元のダウンサイジング、というのが印象的だった。
    "席の譲り合い"が恨みっこなしの勝負になる『トレインゲーム』(堀真湖)は痛快。でも、現実に挑める性格の人は限られそう。
    『のっく』(新井素子)はやさしい雰囲気がしめくくりにぴったり。こんこん、楠の中の世界、気になるなあ。自然物の不思議な話は、魔法めいている。

  • ショートショート。
    さいきん5分後シリーズなどの短編集が人気なので。
    面白かった〜。

    宮部みゆきと恩田陸が面白かったです。
    わたしの好み。笑

    ちょっとだけ性描写があったので小学校はだめかな。

  • どの作品も面白くて、サクサク読めました。
    色んなテイストの小説の詰め合わせで、色んな作家さんを知る良い機会になりました。

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著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2021年 『ゆっくり十まで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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