ほとけの心は妻ごころ (角川文庫)

  • KADOKAWA (2020年7月16日発売)
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本 ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041096772

作品紹介・あらすじ

夫が威張る相手は私しかいない。そう思うと、ワガママで身勝手な夫を捨てるのも哀れに思えてくる。こういう、男を甘やかすホトケ心は実は危険なもので・・・・・・。(「ほとけの心は妻ごころ」)
夫は中年にもなって美貌が自慢。ちょっとお多福顔の私と見比べては「美男と野獣」とご満悦。しかし私は気がついた、美貌とは見飽きるものだ。(「美男と野獣」)
オロカな夫を見つめる妻たちの日常を、鋭い筆致とユーモアで描いた10篇。
田辺聖子2ヶ月連続復刊・第2弾。
解説・寺地はるな

感想・レビュー・書評

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  • 夫が威張る相手は私しかいない。そう思うと、ワガママで身勝手な夫を捨てるのも哀れに思えてくる。こういう、男を甘やかすホトケ心は実は危険なもので…。表題作ほか、オロカな夫を見つめる妻たちの日常を描いた10篇を収録。

  • 田辺聖子感。ブレない。クセが強いが時々なにかを見透かされたような気持ちになる。

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著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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