ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 308
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041096796

作品紹介・あらすじ

近づくクリスマス。こよみとのイヴデートを夢見る森司をよそに、オカルト研究会には今日も相談が。夜の学校に現れる七不思議「ササラ先生」。この先生が真夜中に自宅を訪れ、呼びかけてきたと依頼人は話す。

感想・レビュー・書評

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  • 販売は夏だけど、作品内はクリスマスシーズン。森司はクリスマスデートとプレゼントに悩みまくり。ほほえましいカップルは相変わらずですが、怪奇はいじめや自己中心的な人物が原因で起こってしまうことが、相変わらずシビアですね。
    でも、面白かった!

  • 1壁の美人画・・・古館文音が住みだした古民家は夜な夜な掛け軸から女性が這いだしてくる。身体醜形障害の話。
    2涙壺に雨の降る・・・武市青葉が泉水を通じて買い取りを求めた涙壺、泉水が触れたとたん、青葉の寝ているそばでのぞき込む人と屋根裏から覗く人の映像が浮かんだ。亡くなった母と住んでいた格安の借家は瑕疵物件だった。
    3最後の七不思議・・・部長の先輩、早乙女雛子が持ってきた相談は学校の七不思議の七つ目、ササラ先生の話だった。過去の噂話を確かめようと早乙女幹太と大江田遥が夜の学校を訪れ、同行した楢木先輩が行方不明になったが、その先輩が夜、それぞれの家を訪ねてくるという相談だった。

    社会人のリレーに代役出場が決まった森司は応援に来てくれるこよみにいいところを見せたかった。そして優勝したらイブデートに誘うと宣言する。

  • 櫛木先生の作中の事件は陰惨でドロドロと
    生唾ひとつ決して体内に呑み込んではいけ
    ない悍ましいものだが、主人公とその彼女
    のピュアな恋愛事情が気持ちよくて困る

    ドロドロなしの作品が読みたい!(´・ω・`)

  • シリーズ第17弾。
    3話からなる短編集。

    霊の恐怖云々より生きてる人間のゴミっぷりに不快感あり。

  • いやー今回はひときわ胸糞悪い話が多かったなぁ。息子たちが、こんなことに呑み込まれないような人生を歩めることを切に願う

  • ホーンテッド・キャンパス18巻目
    最後の七不思議 読みました。

    櫛木理宇さん、書くのがめちゃ早いとはいえ、18巻まで、出ては買って読み、を繰り返してると、物語はすぐに忘れがちな私は「どこまで進んだっけ?」と毎回毎回思います。

    内容的には、短編が3つ組まれているのが一冊なわけなんだけど、全体の流れがね。

    でも安心してください。

    1巻から両思いだった森司とこよみちゃんは、まだ両思いだけど、想いが通じ合ってないし、付き合ってもいません。

    そして、18巻目が終わってもまだ進展ありません。


    今回の巻は、だいぶ時事的だなぁという印象を受けました。

    何か事象が起きた時の、黒沼部長の
    「過去にこんな事件もあったように」という話が、だいぶ今に近い内容が多かったように思います。

    それと表題にもなっている、第三話目の「最後の七不思議」ではSNSを使うこともまた今の時代っぽさがあります。

    使い方として、誰か一人を標的にしてサンドバッグにしてたり、悪口言ったりというものじゃないけど、証拠を残すための1つに利用していたり。


    ホーンテッド・キャンパスを読んで毎回思うのは、
    『理屈だけでは説明できない事柄の物語であるにも関わらず、怖いのはその事象ではなく、それを引き起こす人間の方である』
    ということ。

    このような事柄を引き起こしている生身の人間の考えは、この話の中だけではなくて、現実にもたくさんいるんですよね。

    今回の話の中で私が実感したのは、
    第二話の最後。

    145ページの部長の言葉
    「無神経ゆえの残酷さというのは、十代特有だからね。……いずれ彼女も親になって、千草さんの気持ちがわかる日が来るかもよ」
    誰も相槌を打たなかった。


    そうなんですよね。
    十代特有ではないというのも、最近はよく感じること。
    親になっても、“千草さん”の気持ちが分からないでいる人もたくさんいるということ。

    今回は、「親の心子知らず」を煮詰めた言い方で話される内容だけど、それ以外の人と人との関わりにおいても、そんな人がたくさんいますね。

    残念ながら、私はそれをSNS関連で感じることが多いです。

  • やっと!
    こよみちゃんと森司が近づいてきましたね。
    これから楽しみです。
    ホラーもしっかり怖くて満足です。

  • すっかりお気に入りのシリーズになりました。
    今回は全体的にホラー色強めでゾッとするシーンが多かったです。
    それでも読後感がスッキリしているのは、やはり所々で日差しのように射し込んでくる青春エピソードのお陰ですね。今回もニヤニヤしながら楽しませてもらいました。
    リレーの結果が気になって仕方ない…はやく次巻を読みたいです。

  • 「壁の美人画」
    目を開けると間近に見える。
    夢の中での出来事が目を覚ましても続いており、異常な距離で見られていたら恐怖しかないよな。
    好きだから素直になれない等と幼い頃は言うことがあるが、それを相手が苦痛に感じていたのであれば好意でも間違っている行動と誰かが教えるべきだろう。

    「涙壺に雨の降る」
    人によって感じる事が違う。
    貧困な暮らしは辛いだろうが、自らの不幸ばかりを訴える彼女は母の気持ちを少しでも考えた事があるのだろうか。
    自分の知らない間に起きた出来事だったとはいえ、必死に彼女を育てている母親の背中を見ていたはずなのに何も思うことは無かったのだろうか。

    「最後の七不思議」
    聞いたことのない七不思議。
    人の口から伝わった物は、どんどん姿を変えていくせいで本来の物語に辿り着く事が難しいよな。
    誰一人とて亡くなるまで声が聞こえようと姿を見ようとした者はいなかったが、もしカーテンを開いたり出向いていたらどうなっていたのだろうか。

  • 今回も面白い
    どれも人間の弱い心に影響してるようで
    草食男子森司君のがんばり、特に最後のこよみちゃんへのことば!
    男ですねぇ!
    頑張ってって応援したくなるw

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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