未来からの脱出

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 214
感想 : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041096932

作品紹介・あらすじ

とある施設で平穏な日々を送っていたサブロウは自分に過去の記憶がないことに気付く。不審に思い施設を調べると「ここは監獄だ」という何者かからのメッセージが見つかる。サブロウは仲間を募り脱出を計画するが!?

感想・レビュー・書評

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  • 現実に起こりうる未来?の壮大なSF作品でした。

    施設にいる主人公サブロウは、100歳のおじいちゃん。
    仲間のドック、エリザ、ミッチと「ハンドレッズ」というチームを結成。
    もちろん皆おじいちゃんおばあちゃん。
    電動車椅子を操り、施設の謎と、外の世界に待ち受けているものの正体を探る大冒険であり、未来の技術力や様々な歴史に基づいて進化する壮大なスケールのSFアドベンチャー。

    小林泰三の作品は毎回スケールがでかい。
    宇宙規模であり、未来や過去へ時空を超え、脳内を弄れば記憶や夢だったり、密室にグロ。
    飽きないし、読後の爽快感があります。

    ハンドレッズのメンバーのように、洞察力や冒険心、技術力やコミュニケーション能力が旺盛な仲間と一緒の施設なら、悪くないなと思いました。
    人類の未来と、多種多様な生命との共存。
    あり得る未来だなと納得してしまいました。

  • 人類の進化の形、AIによる支配・・・。ありえそうで恐い。

  • 帯に「脱獄SFミステリ」とあった。この作者が書くのであれば、一捻り二捻りあるのだろうと思って読みましたが、期待通りというか、頼んで読むことが出来ました。

    舞台設定を飲み込むのに戸惑ったことはあります。いきなりでっかい蝿!?とか、なんで主人公が老人なのだろう、とか。特に老人が主人公格として動くことになるが、そんなに動けるのか!?といろんな疑問は最初一杯です。
    そのところを一旦飲み込んで読んでいくと、そういう設定も必要で描いていたのだろうとわかってきます。

    最後の「協力者」の件は、予想通りというか、個人的には””それしかない”と思ってしまったので、あたかも衝撃の事実のような描き方になったので、少し驚きました。
    このままバッドエンドだったらいやだなぁと思いましたが、最後は希望の見える終わり方でホッとしています。



  • ロボット三原則があるからAIは人間を攻撃出来ない。人間の定義とは?
    果たして人類はどこまで行けるのか?といった内容でした。最後の方がトップスピードでしたので続編が欲しいですが……もう想像するしか無いんですね……( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )

  • .

  • 謎の高齢者施設からの脱出を試みるべく、平均年齢(たぶん)100歳のハンドレッズ結成。
    そうくるか〜!と声が出る。とてもエンタメな読書体験でした。

  • 小林さんの遺作の一つ。アイデアがいい。

  • 「ここは監獄だ」 
    高齢者が収容されている施設。 なぜ自分はここにいるのか? 
    高齢ゆえの記憶の欠如なのか 理由が思い出せない。 
    そんな中、日記の中に「暗号によるメッセージ」を発見する。 
    誰がなんの目的で残したのか? 
    主人公は仲間と共に謎を解くピースを集め「監獄」からの脱出行を敢行する。 
    はたして、その先にあるのは希望か絶望か・・・。 
    ありえるかもしないディストピア小説 考えさせられます。 
    アシモフ読み返したくなったな。鋼鉄都市あたりから・・・。

  • 全体的にはとても面白くどんどん読み進められる。
    軽快で時々笑えるような前半、そして後半は、もしかしたら近い未来AIによりこのようなことが実際に起こるのかも、怖く、気持ちが重くなる。
    しかしながら人と人との思いやりや気持ちが分かりやすく描かれていてとても良かった。始めの印象より大きいスケールの話。

  • 面白かった。ぐるぐる回るタイムリープかと思いきや、AIとの間接的な戦いが紐解かれていき、最後の余韻が切ない。

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著者プロフィール

1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2014年『アリス殺し』で啓文堂文芸書大賞受賞。その他、『大きな森の小さな密室』『密室・殺人』『肉食屋敷』『ウルトラマンF』『失われた過去と未来の犯罪』『人外サーカス』など著書多数。

「2022年 『未来からの脱出』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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