- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041096932
作品紹介・あらすじ
とある施設で平穏な日々を送っていたサブロウは自分に過去の記憶がないことに気付く。不審に思い施設を調べると「ここは監獄だ」という何者かからのメッセージが見つかる。サブロウは仲間を募り脱出を計画するが!?
感想・レビュー・書評
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現実に起こりうる未来?の壮大なSF作品でした。
施設にいる主人公サブロウは、100歳のおじいちゃん。
仲間のドック、エリザ、ミッチと「ハンドレッズ」というチームを結成。
もちろん皆おじいちゃんおばあちゃん。
電動車椅子を操り、施設の謎と、外の世界に待ち受けているものの正体を探る大冒険であり、未来の技術力や様々な歴史に基づいて進化する壮大なスケールのSFアドベンチャー。
小林泰三の作品は毎回スケールがでかい。
宇宙規模であり、未来や過去へ時空を超え、脳内を弄れば記憶や夢だったり、密室にグロ。
飽きないし、読後の爽快感があります。
ハンドレッズのメンバーのように、洞察力や冒険心、技術力やコミュニケーション能力が旺盛な仲間と一緒の施設なら、悪くないなと思いました。
人類の未来と、多種多様な生命との共存。
あり得る未来だなと納得してしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人類の進化の形、AIによる支配・・・。ありえそうで恐い。
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ロボット三原則があるからAIは人間を攻撃出来ない。人間の定義とは?
果たして人類はどこまで行けるのか?といった内容でした。最後の方がトップスピードでしたので続編が欲しいですが……もう想像するしか無いんですね……( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )
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高齢者施設にいる主人公がなにかおかしいことに気付いてからのミステリでありSFです。
メッセージを見つけたり、仲間を見つけたり、思ってた以上に読みやすくて面白かったです。
ただいきなり主人公が100歳くらいっていうのには驚きましたが。
車いす使ってるし、記憶が曖昧だし。
仲間とのやりとりも面白かったです。
以下はネタバレは避けてますが、内容についてです。
最初に思ったのは未来の話として書かれているとはいえ、そこまで変異させることがあるのか?ってことです。なんのために?
協力者については最後のページに書いてある方で思ってました。
最後の三行が気になったのですが、どういうことなんでしょう?
もしかしてあれは?え、そうなの?って思いましたがどうなんだろう?
あと、サブロウが戻った理由は同じなのかなぁ? -
2023.5.2
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とある高齢者施設で、自らの境遇に違和感を持った主人公が仲間を集めて脱出を試みようとする話。前もってあらすじを調べず読んだんだけどがっつりSFでした!
技術の進歩とは……人間とは……という気持ちになったし、人間って何だか愛おしい生き物だなあとも思った。 -
今年の一番です
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謎の高齢者施設からの脱出を試みるべく、平均年齢(たぶん)100歳のハンドレッズ結成。
そうくるか〜!と声が出る。とてもエンタメな読書体験でした。
著者プロフィール
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