異世界から聖女が来るようなので、邪魔者は消えようと思います (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA (2020年7月1日発売)


- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041097038
作品紹介・あらすじ
即位した兄王に厄介払いされ、遠い異国に嫁いだフェリシアに突如、前世の記憶が蘇る――
この世界は乙女ゲームで、結婚相手の王太子・ウィリアムは異世界から来る聖女と愛しあい、邪魔者の自分は処刑される運命!? 破滅フラグ回避のため、薬の調合を武器に平民として生きることを決めるフェリシア。だがウィリアムは息をするように甘い言葉を囁いてきて……これはなんの罠ですか!?
WEB発・勘違い王女に溺愛モード発動中★
感想・レビュー・書評
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側室の娘で兄妹に嫌がらせされまくって育った割りと大きな国の王女、フェリシア。メイドも使用人もおらず、寂れた離宮で育つ。毒殺されそうになったことから薬草に興味を持ち育成や薬効の知識あり、なんならそれで稼いで生きている。兄王最後の嫌がらせか、大陸最果ての魔物出る国に嫁ぐことになるが、そこで前世の記憶蘇り、嫁ぐ国は聖女を召喚する国で、自分はその聖女のライバルとなる悪女だったことに気づく。
あらすじ書いていてもなんだかネット小説寄せ集め集みたいだなぁと思うけど、テンポ良く進むのと、適度に王様と親しく(ラブラブ)なるのが楽しかった。設定がもう少しスッキリしていたらかなり面白かったかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024.5.6
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家族に厭われ(ていると思っていて)、その最たる兄に厄介払いされ(たと思っている)遠い異国に嫁ぐフェリシア。突如前世の記憶が蘇り、この世界は乙女ゲームで、結婚相手のウィリアムは異世界からくる聖女と結ばれて自分は処刑される運命だと....!そのはずなのに、こっそりと(できてると思っている)平民として生きる準備もしているけれど、ウィリアムが何やら甘い。ウィリアムも兄もフェリシアを大事に思っているのに、それが全く伝わっていない勘違いフェリシアが、ヘビーな境遇にも明るくカラッと過ごしているので、にやにやケラケラしながら楽しめた。
ただ、色々散らされた伏線? はあまり回収されないのでもやっとする感じも残る。続きで触れられるのかな? -
フェリシアが自力でなんとかしようとする子明るい子で楽しく読めました。
兄弟はともかく皆から溺愛されてて、全体的に明るく軽いノリ。 -
家族からひどい扱いを受けていたフェリシア。前世の記憶を取り戻して、「普通の幸せ」をすんなりと諦めてしまうのが悲しい。それでも、自分が生き抜く方法を見つける力強さや図太さは見ていて楽しいけれど。全く結婚する気のないフェリシアにウィリアムはもどかしかっただろうな。と思ったけれど、それも含めて楽しんでたかも?と感じられて、ちょっと怖くなった。フェリシアのことを手放すことは絶対になさそうだけど、フェリシアも従うばかりではないいい夫婦になりそう。
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腹黒王子と、毒草含めた薬草大好きっ子のラブコメ。絵が美麗。
著者プロフィール
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