ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ (4) (角川コミックス・エース)
- KADOKAWA (2021年12月28日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041097496
作品紹介・あらすじ
険しい雪山を越え、教授も訪れたという集落・ウタツに到着したハカバ一行。人間に似た見た目の人に出会ったり、暗闇の中で命がけの狩りをしたり、「分からない」をかみしめながら、少しずつ考えを巡らせてゆく。
感想・レビュー・書評
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異言語解明のフィールドワークという根幹も素敵でありつつ、それぞれの五感の環世界への気づきもおもしろ。
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物語が動いた4巻。これはよい。よい。
私たちの世界、彼らの世界。徹底的な世界観の違い、認識の違いがみえてくるのは圧巻。
センセイが一歩もニ歩も進み、悩み、そして次に進む様は、淡々とした物語のようでいて、熱いのだ。 -
すでに冒険がどういう設定だったか忘れそうだったけど、この巻の終わりあたりでハカバくんが博士の門下になった経緯が語られた。
魔界の異種族間コミュニケーションは試行錯誤の連続で、通じた手応えがあったと思ったらそれは誤解だったかもしれず…読んでいてももどかしく、わからなさに耐えるのがたいへんだけれど、しかし現代の私達は音(言葉)や「物語(共同幻想?)」に頼りすぎてはいないか、ということに気付かされる。ススキと似てまた違った生い立ちらしいエンコバナにも遭遇。異種族共生協働のこの魔界はどういう原理でまわっているのか、消滅の危機にある言語や種族に言語学者はどう関われるのか、続きが気になる。 -
異世界文化交流漫画の第4巻。
面白いんだけど、やはり異文化とのコミュニケーションの難しさだけを延々と続けられてと単調さが気になってくる。そこでてこ入れなのかどうかは判らないが人とのハーフと思われる新キャラが登場。物語としても少しまた動き始めた感じ。 -
モンスターにはナラティブの概念が無い。それが分かったのは進歩だけど、じゃあどうやってそれを教えるのか。もしくは教えることなんてできないのか。興味深い展開。
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言語学をやっている人が読んだら私の読み方よりもっとおもしろいんだろうなぁ
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本筋の言語と、文化についての、考察がゴリゴリ進んで楽しい。
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言語学的な話がおもしろい漫画なはずなのに、気力がなくてついていけていない。文字が多くなると読み飛ばしがちになっている。キャラクターの関係性への興味だけが読み続けるモチベーション。